お姉様ナンバーワン!【50・ブーケ】
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ブライダンでの朝食メニューは幅広い。パン食の時もあれば、白米の時もある。今日は白米、納豆、鮭、卵焼き、味噌汁…と非常に典型的な日本の朝の風景だ。現代人はこれ程の量を最早食さないと聞いたことがあるが、朝はしっかり食べた方がいい。
「では…」
「「いただきます!」」
お姉様の隣にファイヤキャンドル。お姉様の前にシャイニングナイフ&スイートケーク、ファイヤキャンドルの前にあたし。みんなでご飯を食べるのは好きだ。とても落ち着く。クオンもいないというのが更に良い。
「ダーリン?私が納豆をねりねりしてあげるからね」
「ハニーのねりねりした納豆は最高だ」
「相変わらず仲良しですね」
「俺の炎くらいアッチッチだぜ」
「ああーーッ!」
お姉様とファイヤキャンドルが二人の熱々ぶりに微笑ましげな目線を送った瞬間、食器がひっくり返る音がした。慌てて横を振り返ると、シャイニングナイフが「私の大切なアンティークコレクションナイフ!」と絶叫している。
「これは鑑賞用だと何回言ったらわかるんだ!」
「細かいんだから…。じゃあ言わせてもらうけどダーリンはいつも洗剤使い過ぎ!環境破壊反対!」
「その割にはゴミの分別は適当じゃないか!?」
「私はいつもダーリンのいびき我慢してるのに!」
「おいおい…落ち着けって」
ファイヤキャンドルがたしなめるが、お構いなしに二人は問答を続けていく。一心同体の為一人二役のようになっているのが絵面的にも忙しい。うるさいから殴ろうかな、と思った矢先に燭台が宙を舞った。どうやら、スイートケークが感情に任せて物を投げたらしい。シャイニングナイフがスイートケークを叱ったが、スイートケークは周りなど気にするものかという勢いで物に当たり始めた。
クッションやら靴やら時計やらが飛ぶ為首を傾げてそれを避ける。お姉様は飛んできたヤカンに拳を叩きつけ、軌道をファイヤキャンドルに向けて逸らした。
「もう決めた。私達、別れましょ!」
「ああ賛成だ!」
スイートケークが再び物を投げ始めた為、慌てて食卓の下に潜り込んで避ける。お姉様も下に膝をついており、物にぶつかったファイヤキャンドルが床にぶっ倒れていた。
「これはまさか…破局の危機!?陸王様、どうしたらいいんでしょうか…!?」
「…どうやって別れるの、あれ…」
*
陸王の祭壇に向かって手を組むお姉様。シャイニングナイフとスイートケークは出て行ってしまった。
「二人とも、愛を思い出してくれるといいのですが…」
おいたわしやお姉様…と思って見つめていると、扉が開いて女王様が顔を見せた。慌てて三人で女王様の御前に集まり、シャイニングナイフとスイートケークの所在について女王様が問いかける。
「お心を煩わせて申し訳ありません」
「喧嘩して人間界に行っちまったぜ」
「そうか。厄災の気配が強くなってきている。何事もなければいいが…」
三人で顔を見合わせた。厄災、というのは初めて聞く単語だ。名前の通り、禍々しいものなのだろうか。
「女王様。厄災の気配、とおっしゃいますと…?」
「宇宙を滅ぼさんとする厄災。名をクラディス。テガソードは奴らに対抗する光として生まれた。かつての大戦でテガソードが一度封じた筈だったが…。蘇った奴らは互いに呼応し合う。だから危険なのだ」
そして、今人間界でその厄災の気配がするのだと。
「本人も知らぬ。シャイニングナイフは厄災の出身なのだから」
「何…!?」
厄災が蘇ったら、シャイニングナイフも呼応してしまう…という解釈で良いのだろうか。その場合、同じ体を共有するスイートケークはどうなってしまうのだろう。まさか、体を二つに引き裂く訳にもいくまい。
シャイニングナイフとスイートケークは、喧しいし面倒くさいけど良い夫婦だ。あたしは、あの二人が喧嘩したままなんて嫌だ。ましてや、離れ離れになってしまうなんて可哀想過ぎる。そんなの、フィクションだったとしても見たくない。愛し合う二人には、結ばれてほしい。二人の愛はとても美しいものなのだから。
「では…」
「「いただきます!」」
お姉様の隣にファイヤキャンドル。お姉様の前にシャイニングナイフ&スイートケーク、ファイヤキャンドルの前にあたし。みんなでご飯を食べるのは好きだ。とても落ち着く。クオンもいないというのが更に良い。
「ダーリン?私が納豆をねりねりしてあげるからね」
「ハニーのねりねりした納豆は最高だ」
「相変わらず仲良しですね」
「俺の炎くらいアッチッチだぜ」
「ああーーッ!」
お姉様とファイヤキャンドルが二人の熱々ぶりに微笑ましげな目線を送った瞬間、食器がひっくり返る音がした。慌てて横を振り返ると、シャイニングナイフが「私の大切なアンティークコレクションナイフ!」と絶叫している。
「これは鑑賞用だと何回言ったらわかるんだ!」
「細かいんだから…。じゃあ言わせてもらうけどダーリンはいつも洗剤使い過ぎ!環境破壊反対!」
「その割にはゴミの分別は適当じゃないか!?」
「私はいつもダーリンのいびき我慢してるのに!」
「おいおい…落ち着けって」
ファイヤキャンドルがたしなめるが、お構いなしに二人は問答を続けていく。一心同体の為一人二役のようになっているのが絵面的にも忙しい。うるさいから殴ろうかな、と思った矢先に燭台が宙を舞った。どうやら、スイートケークが感情に任せて物を投げたらしい。シャイニングナイフがスイートケークを叱ったが、スイートケークは周りなど気にするものかという勢いで物に当たり始めた。
クッションやら靴やら時計やらが飛ぶ為首を傾げてそれを避ける。お姉様は飛んできたヤカンに拳を叩きつけ、軌道をファイヤキャンドルに向けて逸らした。
「もう決めた。私達、別れましょ!」
「ああ賛成だ!」
スイートケークが再び物を投げ始めた為、慌てて食卓の下に潜り込んで避ける。お姉様も下に膝をついており、物にぶつかったファイヤキャンドルが床にぶっ倒れていた。
「これはまさか…破局の危機!?陸王様、どうしたらいいんでしょうか…!?」
「…どうやって別れるの、あれ…」
*
陸王の祭壇に向かって手を組むお姉様。シャイニングナイフとスイートケークは出て行ってしまった。
「二人とも、愛を思い出してくれるといいのですが…」
おいたわしやお姉様…と思って見つめていると、扉が開いて女王様が顔を見せた。慌てて三人で女王様の御前に集まり、シャイニングナイフとスイートケークの所在について女王様が問いかける。
「お心を煩わせて申し訳ありません」
「喧嘩して人間界に行っちまったぜ」
「そうか。厄災の気配が強くなってきている。何事もなければいいが…」
三人で顔を見合わせた。厄災、というのは初めて聞く単語だ。名前の通り、禍々しいものなのだろうか。
「女王様。厄災の気配、とおっしゃいますと…?」
「宇宙を滅ぼさんとする厄災。名をクラディス。テガソードは奴らに対抗する光として生まれた。かつての大戦でテガソードが一度封じた筈だったが…。蘇った奴らは互いに呼応し合う。だから危険なのだ」
そして、今人間界でその厄災の気配がするのだと。
「本人も知らぬ。シャイニングナイフは厄災の出身なのだから」
「何…!?」
厄災が蘇ったら、シャイニングナイフも呼応してしまう…という解釈で良いのだろうか。その場合、同じ体を共有するスイートケークはどうなってしまうのだろう。まさか、体を二つに引き裂く訳にもいくまい。
シャイニングナイフとスイートケークは、喧しいし面倒くさいけど良い夫婦だ。あたしは、あの二人が喧嘩したままなんて嫌だ。ましてや、離れ離れになってしまうなんて可哀想過ぎる。そんなの、フィクションだったとしても見たくない。愛し合う二人には、結ばれてほしい。二人の愛はとても美しいものなのだから。