お姉様ナンバーワン!【50・ブーケ】
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キングキャンデラーから降りて来たファイヤキャンドルがやって来た。膝から崩れ落ち、地面と見つめ合っているあたしを無理矢理立たせる。
「…柚葉嬢」
「お、お姉様……ごめん…あた、あたしが、あたしが弱かったから…だから……ッ!」
「柚葉嬢!」
ビク、と肩を震わせる。ようやく、ファイヤキャンドルと目が合った。
「気持ちはわかるが、そんなのは後回しだ。今はブーケ嬢の救出が最優先。…わかるだろ?」
「…うん…」
「ブーケ嬢が連れ去られた場所は分かってる。後はそこにカチコミかけるだけだ」
「お姉様は…どこに行ったの?」
「よくわかんねえけど、でけえ会社のビルだ。多分そこの偉い奴が指輪の戦士なんだろ」
「そいつを殺せば…お姉様は戻って来る…」
「殺すより救出が優先だからな!?」
*
建物に入り込み、曲がり角で──ファイヤキャンドルとゴジュウウルフ…いや、確か吠だったか。吠とぶつかった。
「ゴジュウウルフ!なんでここに!?」
「ああ?それはこっちの台詞だ!」
メンチを切り合う二人。更にそこへ熊手がやって来る。
「やはりこの事件かなり裏がありそうだ」
「熊手!?てめえらどういう組み合わせだ?」
「何、ちょっとした迷子の子猫探しだ。お前は?」
「気に食わねえ奴がいるんでな。ぶん殴りに行くとこだ」
「俺達はここに大切な仲間を取り返しに来た」
「お姉様を助けて、お姉様を攫った奴を殺す」
「言ってることは違うが、どうやら敵は同じらしい」
そこに、銃撃が飛んできた。全員難なく避けたが、視線の先には白いスカーフを付けたゴジュウジャー達がいる。
「おい…ウソだろ!?」
「ゴジュウジャー!?おい一体どうなってんだ!?」
「神の俺にはわかる。お前ら、偽物だろ」
「偽物…」
確かに、胸にバツのようなマークがある。…バツ?そういえば、クオン…ガリュードもそういうマークをモチーフにしていた気がする。
「そうか。あのなんとかボットってやつか…。随分と用意が良いじゃねえか、上等だ!」
「”クラップユアハンズ”!」
「「エンゲージ!」」
「生成 !」
武器を携え、偽物のゴジュウジャー達に立ち向かう。偽物だと分かっていればやりやすい。偽ユニコーンに鎌を振りかざし、ウルフに向かおうとする進路を阻害してやった。
「気持ち悪いな!確かにあいつらとそっくりだ!」
「中々手強い!おい!ロウソクおサルと着物スズメ!」
「ああ?誰がサルだ!?」
「よく鳴くからスズメって意味ならぶっ飛ばす!」
「ここは俺達に任せな!…嫌な予感がする」
そう言ってポーラーはあたし達を偽者のゴジュウジャー達から庇った。舌打ちをしたファイヤキャンドルが「礼は言わねえからな」と言い、走り出す。
「…お姉様に君が何したのかは聞かないでおく。この場、任せた」
あたしも礼は言わなかった。
*
「見つけたぜ」
ドアを至極冷静に開く。部屋の中には、外に出現したアイアイザーを眺める男と…頭に変な物を付けられたお姉様が座らされていた。
「ブーケ嬢を返せ!」
「今なら殺さないであげるよ、人間」
「おっと…。この人形は情報の宝庫だ。返すわけにはいかないな」
「人形だと?」
お姉様を、人形扱い。確かにお姉様は西洋人形のように美しいが、それはあくまでも比喩に過ぎない。お姉様は自分の意志で動き、話し、笑うからこそ真の美しさを見せるのだ。人形だなんて、解釈が浅いにも程がある。
「そうだよ。この通り、私の操り人形だ」
目を開けたお姉様が立ち上がり、あたし達の前に立ちふさがる。カレンダナイフを振り回し、攻撃を仕掛けてきた。「おい!ブーケ嬢!」とファイヤキャンドルが声をかけるが、一振りが彼の頬を掠める。血が、流れた。
「ファイヤキャンドル!」
そのまま蹴りを入れられ、壁に叩きつけられる。駆け寄ろうとしたところをカレンダナイフが振りかざされ、裾が破れた。
「てめえ…ブーケ嬢に何しやがった!?」
「お姉様がこんなこと…する筈ない!」
「説明したところでわからないと思うが…。彼らがつけているのは私が開発した願いをAI生成して具現化する装置。だが、もう一つ別の機能がある」
男がキーボードを打つと、装置を付けられた人間達が苦しみ始めた。
「願いを壊し空っぽになった隙間に命令を送ることで、完全に私が支配できる」
「てめえ…!」
「こんな風にね。ハハハハハッ…!」
カレンダナイフを持ったお姉様は再び立ち上がったあたし達に襲い掛かって来た。こんな下品な奴が、お姉様を支配してる?
許せない。絶対に…絶対に、殺してやる。痛めつけて、泣いて許しを請うまで、完全に絶望する一歩手前まで追い込んでやる。お姉様をそんな風に扱ったことを、後悔させてやる!
「…柚葉嬢」
「お、お姉様……ごめん…あた、あたしが、あたしが弱かったから…だから……ッ!」
「柚葉嬢!」
ビク、と肩を震わせる。ようやく、ファイヤキャンドルと目が合った。
「気持ちはわかるが、そんなのは後回しだ。今はブーケ嬢の救出が最優先。…わかるだろ?」
「…うん…」
「ブーケ嬢が連れ去られた場所は分かってる。後はそこにカチコミかけるだけだ」
「お姉様は…どこに行ったの?」
「よくわかんねえけど、でけえ会社のビルだ。多分そこの偉い奴が指輪の戦士なんだろ」
「そいつを殺せば…お姉様は戻って来る…」
「殺すより救出が優先だからな!?」
*
建物に入り込み、曲がり角で──ファイヤキャンドルとゴジュウウルフ…いや、確か吠だったか。吠とぶつかった。
「ゴジュウウルフ!なんでここに!?」
「ああ?それはこっちの台詞だ!」
メンチを切り合う二人。更にそこへ熊手がやって来る。
「やはりこの事件かなり裏がありそうだ」
「熊手!?てめえらどういう組み合わせだ?」
「何、ちょっとした迷子の子猫探しだ。お前は?」
「気に食わねえ奴がいるんでな。ぶん殴りに行くとこだ」
「俺達はここに大切な仲間を取り返しに来た」
「お姉様を助けて、お姉様を攫った奴を殺す」
「言ってることは違うが、どうやら敵は同じらしい」
そこに、銃撃が飛んできた。全員難なく避けたが、視線の先には白いスカーフを付けたゴジュウジャー達がいる。
「おい…ウソだろ!?」
「ゴジュウジャー!?おい一体どうなってんだ!?」
「神の俺にはわかる。お前ら、偽物だろ」
「偽物…」
確かに、胸にバツのようなマークがある。…バツ?そういえば、クオン…ガリュードもそういうマークをモチーフにしていた気がする。
「そうか。あのなんとかボットってやつか…。随分と用意が良いじゃねえか、上等だ!」
「”クラップユアハンズ”!」
「「エンゲージ!」」
「
武器を携え、偽物のゴジュウジャー達に立ち向かう。偽物だと分かっていればやりやすい。偽ユニコーンに鎌を振りかざし、ウルフに向かおうとする進路を阻害してやった。
「気持ち悪いな!確かにあいつらとそっくりだ!」
「中々手強い!おい!ロウソクおサルと着物スズメ!」
「ああ?誰がサルだ!?」
「よく鳴くからスズメって意味ならぶっ飛ばす!」
「ここは俺達に任せな!…嫌な予感がする」
そう言ってポーラーはあたし達を偽者のゴジュウジャー達から庇った。舌打ちをしたファイヤキャンドルが「礼は言わねえからな」と言い、走り出す。
「…お姉様に君が何したのかは聞かないでおく。この場、任せた」
あたしも礼は言わなかった。
*
「見つけたぜ」
ドアを至極冷静に開く。部屋の中には、外に出現したアイアイザーを眺める男と…頭に変な物を付けられたお姉様が座らされていた。
「ブーケ嬢を返せ!」
「今なら殺さないであげるよ、人間」
「おっと…。この人形は情報の宝庫だ。返すわけにはいかないな」
「人形だと?」
お姉様を、人形扱い。確かにお姉様は西洋人形のように美しいが、それはあくまでも比喩に過ぎない。お姉様は自分の意志で動き、話し、笑うからこそ真の美しさを見せるのだ。人形だなんて、解釈が浅いにも程がある。
「そうだよ。この通り、私の操り人形だ」
目を開けたお姉様が立ち上がり、あたし達の前に立ちふさがる。カレンダナイフを振り回し、攻撃を仕掛けてきた。「おい!ブーケ嬢!」とファイヤキャンドルが声をかけるが、一振りが彼の頬を掠める。血が、流れた。
「ファイヤキャンドル!」
そのまま蹴りを入れられ、壁に叩きつけられる。駆け寄ろうとしたところをカレンダナイフが振りかざされ、裾が破れた。
「てめえ…ブーケ嬢に何しやがった!?」
「お姉様がこんなこと…する筈ない!」
「説明したところでわからないと思うが…。彼らがつけているのは私が開発した願いをAI生成して具現化する装置。だが、もう一つ別の機能がある」
男がキーボードを打つと、装置を付けられた人間達が苦しみ始めた。
「願いを壊し空っぽになった隙間に命令を送ることで、完全に私が支配できる」
「てめえ…!」
「こんな風にね。ハハハハハッ…!」
カレンダナイフを持ったお姉様は再び立ち上がったあたし達に襲い掛かって来た。こんな下品な奴が、お姉様を支配してる?
許せない。絶対に…絶対に、殺してやる。痛めつけて、泣いて許しを請うまで、完全に絶望する一歩手前まで追い込んでやる。お姉様をそんな風に扱ったことを、後悔させてやる!