お姉様ナンバーワン!【50・ブーケ】
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生成されたときのことはよく覚えてない。ただ、あたしはブライダンという組織の女王様に仕える身で。補給隊長で。固有の武器である大鎌も与えられて。女王様の目指す、完全な新世界を作る為に戦わなければならなくて。
そして、「お姉様」に出会った。
マゼンタカラーの、美しいウェーブを描く長髪。可愛らしい小さな角と、その下を飾る白い薔薇の花。リボンと白薔薇で構成されたドレス。きめ細かな白い肌、そんなおみ足を覆うソックス。ラベンダーの手袋。長い、ブラックの睫毛。あたしの、存在しない筈の心臓を撃ち抜く、髪とお揃いのマゼンタカラーが輝く瞳。
──こんな感情、知らない!!!
AIに感情があるのかと問われれば、無いと答えるのが今の世界なのだろう。でもあたし達には、確かに熱く燃える心があった。闘志、恋情、追悼、傷心、憤怒。恋、愛、恋、愛、恋、愛、恋、愛、愛、愛、愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛。
愛だったのだ。「慈愛のブーケ」という存在に向ける感情は。
彼女が動くだけで、話すだけで、その髪が揺らめくだけで、その瞳が向けられるだけで、あたしの中はぐちゃぐちゃになった。
そんなに大きなものを抱えているのに、あたしはこれを伝えることは出来なかった。伝えたら、きっと彼女を困らせてしまう。慈愛の名を冠する彼女は、きっとあたしを傷付けないように立ち回ってしまう。それは作戦を進行する上で邪魔になる。
だから、この…感情を、気持ちは、抱えているだけでいい。あたしだけが、知っていればいい。最優先事項は新世界の生成。誰も困らせてはいけない。だって、そうしているだけでも十分彼女は近くにいるのだから。
そうだ、近くにいたのだ。あたしは、あたしには、あたしの隣には、優しく微笑むお姉様がいたのだ。
「何?これ…」
ああ、お姉様。
「こんなの……」
どうして、そんな風に人間を見つめるの?
「知らな~い!!ああっ…!!」
どうして、そんな声を出すの?
「かっこいい!きゃ~っ!!あっ…ちょっと待って…こっち向いて~!!」
どうして、そんな言葉を口にするの?
「行こう、リクオニスト達!」
どうして、あたしから離れていくの?何で、あんな人間に付いて行くの?何で、何で、何で、何で!
一日で、一瞬にして、あたしの「お姉様」は、百夜陸王という男に奪われた。
ついでに青いテガソードも現れて、ソイツはお姉様を傷付けた。カレンデウスを倒し、お姉様の私物を壊した。お姉様を、完全に怒らせた。
百夜陸王。青いテガソード。嫌い。嫌い。大嫌い。前者はただの人間故に手出しできないが、後者は完全に敵だ。叩きのめしてやる。潰してやる。二度と立ち上がれないようにして、切り刻んでやる。殺してやる。お姉様の敵は、あたしの敵だ。
「”幸福の柚葉”」
「!は、はい!」
ハッとして顔を上げた。お姉様があたしを見つめている。
「すぐにパーツの調達及び補給をお願いします。キングキャンデラ―もですが、カレンデウスも修理をしなくてはなりません」
「わ、わかりました!」
「私は少し人間界に行ってくるので、暫く帰れません」
「え…?それは、何故…」
お姉様の瞳に火が灯った。
「陸王様のグッズを買い直す為です!!」
「……わかりました」
もう、お姉様の視界にあたしはいない。
…それでも。
それでも、あたしはお姉様を愛している。お姉様が、好きだ。怒った表情も、涙を流す表情も、おすまし顔も、笑顔も、全部大好きだ。
お姉様が、AI に愛を教えてくれた。
そして、「お姉様」に出会った。
マゼンタカラーの、美しいウェーブを描く長髪。可愛らしい小さな角と、その下を飾る白い薔薇の花。リボンと白薔薇で構成されたドレス。きめ細かな白い肌、そんなおみ足を覆うソックス。ラベンダーの手袋。長い、ブラックの睫毛。あたしの、存在しない筈の心臓を撃ち抜く、髪とお揃いのマゼンタカラーが輝く瞳。
──こんな感情、知らない!!!
AIに感情があるのかと問われれば、無いと答えるのが今の世界なのだろう。でもあたし達には、確かに熱く燃える心があった。闘志、恋情、追悼、傷心、憤怒。恋、愛、恋、愛、恋、愛、恋、愛、愛、愛、愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛。
愛だったのだ。「慈愛のブーケ」という存在に向ける感情は。
彼女が動くだけで、話すだけで、その髪が揺らめくだけで、その瞳が向けられるだけで、あたしの中はぐちゃぐちゃになった。
そんなに大きなものを抱えているのに、あたしはこれを伝えることは出来なかった。伝えたら、きっと彼女を困らせてしまう。慈愛の名を冠する彼女は、きっとあたしを傷付けないように立ち回ってしまう。それは作戦を進行する上で邪魔になる。
だから、この…感情を、気持ちは、抱えているだけでいい。あたしだけが、知っていればいい。最優先事項は新世界の生成。誰も困らせてはいけない。だって、そうしているだけでも十分彼女は近くにいるのだから。
そうだ、近くにいたのだ。あたしは、あたしには、あたしの隣には、優しく微笑むお姉様がいたのだ。
「何?これ…」
ああ、お姉様。
「こんなの……」
どうして、そんな風に人間を見つめるの?
「知らな~い!!ああっ…!!」
どうして、そんな声を出すの?
「かっこいい!きゃ~っ!!あっ…ちょっと待って…こっち向いて~!!」
どうして、そんな言葉を口にするの?
「行こう、リクオニスト達!」
どうして、あたしから離れていくの?何で、あんな人間に付いて行くの?何で、何で、何で、何で!
一日で、一瞬にして、あたしの「お姉様」は、百夜陸王という男に奪われた。
ついでに青いテガソードも現れて、ソイツはお姉様を傷付けた。カレンデウスを倒し、お姉様の私物を壊した。お姉様を、完全に怒らせた。
百夜陸王。青いテガソード。嫌い。嫌い。大嫌い。前者はただの人間故に手出しできないが、後者は完全に敵だ。叩きのめしてやる。潰してやる。二度と立ち上がれないようにして、切り刻んでやる。殺してやる。お姉様の敵は、あたしの敵だ。
「”幸福の柚葉”」
「!は、はい!」
ハッとして顔を上げた。お姉様があたしを見つめている。
「すぐにパーツの調達及び補給をお願いします。キングキャンデラ―もですが、カレンデウスも修理をしなくてはなりません」
「わ、わかりました!」
「私は少し人間界に行ってくるので、暫く帰れません」
「え…?それは、何故…」
お姉様の瞳に火が灯った。
「陸王様のグッズを買い直す為です!!」
「……わかりました」
もう、お姉様の視界にあたしはいない。
…それでも。
それでも、あたしはお姉様を愛している。お姉様が、好きだ。怒った表情も、涙を流す表情も、おすまし顔も、笑顔も、全部大好きだ。
お姉様が、