お姉様ナンバーワン!【50・ブーケ】
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世界は終わった。新世界へと、なる……筈だった。
何故か人間界は元の形を残したまま、微かな歪みだけが生まれた。
「うおーッ!?どうしてこうなった!?」
「事態は深刻だね」
「お前のせいじゃないの……」
「人間界の不完全さは、相変わらずのままです」
「生成は失敗ってこと?」
「うわあ~~!ハニー!女王様の前でそんなはっきりと…!」
慌てるあたし達を前に、女王様は「早くあの子を…テガナグールを連れ戻せ」と命令した。
「このままでは、二つの世界はどうなるかわからぬ」
「その為には、どこかに行ってしまった王子の指輪を手にしなくては」
生成が失敗したのは乗り手だったクオンにも原因があるのではないか、と思って睨み付けていると「私が行ってきます」とお姉様が一歩前へ出た。
「!お姉様…。なら、あたしも同行します」
「ええ、お願いします」
*
人間界で王子の指輪を探していると、以前倒されたノーワン達が暴れていた。それを目にして困惑しているゴジュウウルフと、小さくなっているテガソードが突っ立っている。大きな姿しか見たことが無いテガソードが小さくなっているのは異様だ。
「お騒がせして申し訳ありません。しかし私達は、速やかに指輪を探し出さなくてはいけないのです」
「こいつを取りに来たってワケか」
指輪を見せるゴジュウウルフ。少し前へ出てきたが、戦意はまだ感じられない。
「それもいつかは頂戴します。しかし今の目的は…」
「探し物は…これだろ?」
遠くで、建物のバルコニーに立っている男が手を挙げた。その指には、王子の指輪が嵌められている。
「!指輪…!」
「王子の指輪!」
お姉様は走って建物の方へと近づいた。男は高さも気にせず華麗に降りて来て着地する。長いコートが地面に擦れた。
「二つの世界を守る為その指輪を…」
「お姉様、危ない!!」
突然飛んできた銃弾を即座に生成した鎌で弾く。
「感謝します、柚葉!っ、何!?」
「ア~クマクマクマ~」
「お相手してさしあげろ。もちろん…」
「必要経費は後程請求クマ!クマクマクマ!」
謎の白いクマのような飛行物体は、懲りずにお姉様とあたしを攻撃してきた。お姉様もすかさずカレンデショットを生成し、飛行物体を撃ち落とそうと応戦する。
「このッ…獣風情が!!」
「柚葉、あなたは指輪を──ああもう!私の話聞いてます!?」
*
二人で飛行物体を追っていると、突然飛行物体は方向を変えて私達から一目散に離れた。それを追っていくと、何故か地面から王子が現れる。
「テガナグール様!」
「あいつが全ての元凶か!俺が手なずけて全部元通りにしてやる!」
ゴジュウウルフが果敢に向かっていくが、テガナグールは駄々をこねる子供のように暴れて建物を破壊していた。それは最早破壊行為というよりも、自傷行為のように見える。
「僕は…!僕は…!」
「王子!自分を傷付けてはいけません!」
お姉様の言葉も届いておらず、建造物を持ち上げて自傷行為に走るテガナグール。その進行方向に、白いゴジュウジャーが姿を見せた。彼は向かってくるテガナグールの拳を自身の拳で受けとめ、見事に止めてみせる。
「!止めた…!?」
「有難い俺様の声を聞け!」
彼がテガナグールに接触すると、”何か”が起きた。それが何なのかは分からなかったが、気が付けばテガナグールは男を乗り手として認めていた。
「人神一体!」
「”グーデバーン”!」
「手なずけやがった!」
「女王様の元へ帰りましょう、テガナグール様」
「その名は捨てた。僕は今日からグーデバーンだ!僕は熊手さんといる!」
そう宣言したテガナグール、いやグーデバーンの背後にキングキャンデラ―が出て来た。
「そうはいかねえ!王子、力尽くでも連れて帰るぜ!」
「女王様に報告しなくては…あとは頼みます!」
「お、お姉様!あたしも行きます!」
出て来たアーイー達とすれ違うようにしてあたしとお姉様は戦場を去り、女王様が待つ城へと入口を生成した。
何故か人間界は元の形を残したまま、微かな歪みだけが生まれた。
「うおーッ!?どうしてこうなった!?」
「事態は深刻だね」
「お前のせいじゃないの……」
「人間界の不完全さは、相変わらずのままです」
「生成は失敗ってこと?」
「うわあ~~!ハニー!女王様の前でそんなはっきりと…!」
慌てるあたし達を前に、女王様は「早くあの子を…テガナグールを連れ戻せ」と命令した。
「このままでは、二つの世界はどうなるかわからぬ」
「その為には、どこかに行ってしまった王子の指輪を手にしなくては」
生成が失敗したのは乗り手だったクオンにも原因があるのではないか、と思って睨み付けていると「私が行ってきます」とお姉様が一歩前へ出た。
「!お姉様…。なら、あたしも同行します」
「ええ、お願いします」
*
人間界で王子の指輪を探していると、以前倒されたノーワン達が暴れていた。それを目にして困惑しているゴジュウウルフと、小さくなっているテガソードが突っ立っている。大きな姿しか見たことが無いテガソードが小さくなっているのは異様だ。
「お騒がせして申し訳ありません。しかし私達は、速やかに指輪を探し出さなくてはいけないのです」
「こいつを取りに来たってワケか」
指輪を見せるゴジュウウルフ。少し前へ出てきたが、戦意はまだ感じられない。
「それもいつかは頂戴します。しかし今の目的は…」
「探し物は…これだろ?」
遠くで、建物のバルコニーに立っている男が手を挙げた。その指には、王子の指輪が嵌められている。
「!指輪…!」
「王子の指輪!」
お姉様は走って建物の方へと近づいた。男は高さも気にせず華麗に降りて来て着地する。長いコートが地面に擦れた。
「二つの世界を守る為その指輪を…」
「お姉様、危ない!!」
突然飛んできた銃弾を即座に生成した鎌で弾く。
「感謝します、柚葉!っ、何!?」
「ア~クマクマクマ~」
「お相手してさしあげろ。もちろん…」
「必要経費は後程請求クマ!クマクマクマ!」
謎の白いクマのような飛行物体は、懲りずにお姉様とあたしを攻撃してきた。お姉様もすかさずカレンデショットを生成し、飛行物体を撃ち落とそうと応戦する。
「このッ…獣風情が!!」
「柚葉、あなたは指輪を──ああもう!私の話聞いてます!?」
*
二人で飛行物体を追っていると、突然飛行物体は方向を変えて私達から一目散に離れた。それを追っていくと、何故か地面から王子が現れる。
「テガナグール様!」
「あいつが全ての元凶か!俺が手なずけて全部元通りにしてやる!」
ゴジュウウルフが果敢に向かっていくが、テガナグールは駄々をこねる子供のように暴れて建物を破壊していた。それは最早破壊行為というよりも、自傷行為のように見える。
「僕は…!僕は…!」
「王子!自分を傷付けてはいけません!」
お姉様の言葉も届いておらず、建造物を持ち上げて自傷行為に走るテガナグール。その進行方向に、白いゴジュウジャーが姿を見せた。彼は向かってくるテガナグールの拳を自身の拳で受けとめ、見事に止めてみせる。
「!止めた…!?」
「有難い俺様の声を聞け!」
彼がテガナグールに接触すると、”何か”が起きた。それが何なのかは分からなかったが、気が付けばテガナグールは男を乗り手として認めていた。
「人神一体!」
「”グーデバーン”!」
「手なずけやがった!」
「女王様の元へ帰りましょう、テガナグール様」
「その名は捨てた。僕は今日からグーデバーンだ!僕は熊手さんといる!」
そう宣言したテガナグール、いやグーデバーンの背後にキングキャンデラ―が出て来た。
「そうはいかねえ!王子、力尽くでも連れて帰るぜ!」
「女王様に報告しなくては…あとは頼みます!」
「お、お姉様!あたしも行きます!」
出て来たアーイー達とすれ違うようにしてあたしとお姉様は戦場を去り、女王様が待つ城へと入口を生成した。