ヨシ!【爆上・振騎玄蕃】
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※バクアゲ35 大幅な捏造あり
数日後、キッチンカーの前でのぼりを設置しているとスマホに未来からメッセージが飛んできた。「玄蕃帰って来たから安心して!」という言葉を見た瞬間私は安堵のあまり膝から崩れ落ち、「良かった…」と呟いた。
死に場所という物騒な単語さえも引き出してきた彼が、居場所を見失わずに進むことができた。それだけで涙が出るほど嬉しかったのだ。本当に、良かった。
きっと、現状に至るまでに色々なことがあったのだろう。諍いだって、あったかもしれない。それでも、彼はブンブンジャーという道をもう一度走り始めてくれた。
今度来店した時にはアイスを全員分奢ろうと心に決め、ふふふと一人笑いをしているとキッチンカーの後ろでカタン、と物音がした。
「…?」
野良猫でもいるのかと思って裏側に回ると──体中を激しい電流が駆け巡った。
「ッ、!?あっ、あああああッ!!?」
足元を見ると、魔法陣のようなものが浮かび上がっている。人間ができることじゃない。こんなことが出来るのは、今地球に存在している存在の中ではハシリヤンだけだろう。
「地球人が死なない程度に調整するってのは難しいもんだねェ。まっ、俺だから出来るんだけどな」
肩に蛇のようなものを乗せた宇宙人だった。金色のマフラーは頭部の上と左右の三つに付けられ、モヒカンを模している。目の部分に当たる部位は肩の蛇とお揃いの黄色だった。
「さァて、これで人質は揃ったな。お前ら、やれ」
「は、はい!テール・トゥ・ノーズ!」
どこからか現れたいつものハシリヤンが駆け寄ってきて、鎖で私をグルグル巻きにする。電流のショックがまだ少し体に残っている為、満足に動けなかった。
「あなたは、誰…ッ?」
「地球人に名乗るような名前、持ってないんだわ。悪いこたァ言わねェから大人しくしときなっての」
宇宙人はそう言い、下品な笑い声を上げた。
*
廃工場のような場所に連れて行かれた私は、中で見知った顔と出会った。同じように鎖で巻かれたビュンディーだった。
「ビュンディーさん…!?」
「!?柚葉!?どうして…!」
「わ、私も何が何だか分からなくて…」
「地球人まで捕まえるとは…ハシリヤンというのは、本当に卑劣な連中だな…!」
怒りを押し殺した声で彼はわなわなと震えた。しかし宇宙人は気にも留めず鼻歌を歌っている。そしてビュンディーから少し離れた、死角になる場所に私を座らせた。ビュンディーは不安そうにこちらを見つめてくるが、あちらも相当恐怖や悔しい気持ちを抱えていることだろう。
「んじゃ、始めるか」
ここからでは見えないが、ハシリヤン達は何かの作業を始めた。すると「ブンドリオ…!」というビュンディーの悲痛な声が聞こえて来る。
「私としたことが…不覚にもとらわれた。それともう一人…」
「ブンドリオ・ブンデラス!こいつの命が惜しくば一人でやって…」
銃撃音が響く。ハシリヤン達が悲鳴を上げた為、誰かがやって来たのだろう。そして、この状況でやって来る人達と言えば一つしかない。
「はやーい!」
「まだ話終わってねえぞ!」
「人質をとる卑怯者のルールにのる気はないんでね」
大也の声だ。どうやらさっきの声は、ブンブンジャーに対しビュンディーという人質をとったぞという通信を行っていたらしい。それにしたって、来るのが早すぎないだろうか。
「おいおい!巻き進行にも程があるぞ!」
爆発音が響く。やったか、と宇宙最大のフラグをハシリヤンが立てた。しかしブンブンジャーの悲鳴は聞こえない。
「ブンドリオ…何故来た!?」
「俺が握るハンドルだ!そいつに一言、言いに来た!」
ブンドリオ、という人物が喋っている時に紫の閃光が見えた。そして、一瞬だったがハシリヤンを速攻で締める音も聞こえる。
「フンッ!始末屋がどうなってもいいのか?サンシーター、やれ。……ん!?サンシーター!?」
「こっちはもう始末をつけたぜ」
「くっ…!お前ら寝るなー!クビだ!」
「えーッ!?ク、クビ!?」
クビを宣言されたサンシーター、とやらは「お疲れサンシター…」と情けない声を出してそそくさと廃工場を出て行った。どうやらあの宇宙人、部下にはそれ程慕われていなかったらしい。
「ッ…お前ら、これで勝ったと思うなよ!人質が一人だなんて誰が言った!?」
そう怒鳴る声が聞こえたかと思いきや、宇宙人がやって来て私を無理矢理引っ張った。そこでようやくブンブンジャーの人達やブンドリオ、先斗と目が合う。
「柚葉!?」
「どうして君まで…!」
「なァんか、きな臭せェんだよなァ」
数日後、キッチンカーの前でのぼりを設置しているとスマホに未来からメッセージが飛んできた。「玄蕃帰って来たから安心して!」という言葉を見た瞬間私は安堵のあまり膝から崩れ落ち、「良かった…」と呟いた。
死に場所という物騒な単語さえも引き出してきた彼が、居場所を見失わずに進むことができた。それだけで涙が出るほど嬉しかったのだ。本当に、良かった。
きっと、現状に至るまでに色々なことがあったのだろう。諍いだって、あったかもしれない。それでも、彼はブンブンジャーという道をもう一度走り始めてくれた。
今度来店した時にはアイスを全員分奢ろうと心に決め、ふふふと一人笑いをしているとキッチンカーの後ろでカタン、と物音がした。
「…?」
野良猫でもいるのかと思って裏側に回ると──体中を激しい電流が駆け巡った。
「ッ、!?あっ、あああああッ!!?」
足元を見ると、魔法陣のようなものが浮かび上がっている。人間ができることじゃない。こんなことが出来るのは、今地球に存在している存在の中ではハシリヤンだけだろう。
「地球人が死なない程度に調整するってのは難しいもんだねェ。まっ、俺だから出来るんだけどな」
肩に蛇のようなものを乗せた宇宙人だった。金色のマフラーは頭部の上と左右の三つに付けられ、モヒカンを模している。目の部分に当たる部位は肩の蛇とお揃いの黄色だった。
「さァて、これで人質は揃ったな。お前ら、やれ」
「は、はい!テール・トゥ・ノーズ!」
どこからか現れたいつものハシリヤンが駆け寄ってきて、鎖で私をグルグル巻きにする。電流のショックがまだ少し体に残っている為、満足に動けなかった。
「あなたは、誰…ッ?」
「地球人に名乗るような名前、持ってないんだわ。悪いこたァ言わねェから大人しくしときなっての」
宇宙人はそう言い、下品な笑い声を上げた。
*
廃工場のような場所に連れて行かれた私は、中で見知った顔と出会った。同じように鎖で巻かれたビュンディーだった。
「ビュンディーさん…!?」
「!?柚葉!?どうして…!」
「わ、私も何が何だか分からなくて…」
「地球人まで捕まえるとは…ハシリヤンというのは、本当に卑劣な連中だな…!」
怒りを押し殺した声で彼はわなわなと震えた。しかし宇宙人は気にも留めず鼻歌を歌っている。そしてビュンディーから少し離れた、死角になる場所に私を座らせた。ビュンディーは不安そうにこちらを見つめてくるが、あちらも相当恐怖や悔しい気持ちを抱えていることだろう。
「んじゃ、始めるか」
ここからでは見えないが、ハシリヤン達は何かの作業を始めた。すると「ブンドリオ…!」というビュンディーの悲痛な声が聞こえて来る。
「私としたことが…不覚にもとらわれた。それともう一人…」
「ブンドリオ・ブンデラス!こいつの命が惜しくば一人でやって…」
銃撃音が響く。ハシリヤン達が悲鳴を上げた為、誰かがやって来たのだろう。そして、この状況でやって来る人達と言えば一つしかない。
「はやーい!」
「まだ話終わってねえぞ!」
「人質をとる卑怯者のルールにのる気はないんでね」
大也の声だ。どうやらさっきの声は、ブンブンジャーに対しビュンディーという人質をとったぞという通信を行っていたらしい。それにしたって、来るのが早すぎないだろうか。
「おいおい!巻き進行にも程があるぞ!」
爆発音が響く。やったか、と宇宙最大のフラグをハシリヤンが立てた。しかしブンブンジャーの悲鳴は聞こえない。
「ブンドリオ…何故来た!?」
「俺が握るハンドルだ!そいつに一言、言いに来た!」
ブンドリオ、という人物が喋っている時に紫の閃光が見えた。そして、一瞬だったがハシリヤンを速攻で締める音も聞こえる。
「フンッ!始末屋がどうなってもいいのか?サンシーター、やれ。……ん!?サンシーター!?」
「こっちはもう始末をつけたぜ」
「くっ…!お前ら寝るなー!クビだ!」
「えーッ!?ク、クビ!?」
クビを宣言されたサンシーター、とやらは「お疲れサンシター…」と情けない声を出してそそくさと廃工場を出て行った。どうやらあの宇宙人、部下にはそれ程慕われていなかったらしい。
「ッ…お前ら、これで勝ったと思うなよ!人質が一人だなんて誰が言った!?」
そう怒鳴る声が聞こえたかと思いきや、宇宙人がやって来て私を無理矢理引っ張った。そこでようやくブンブンジャーの人達やブンドリオ、先斗と目が合う。
「柚葉!?」
「どうして君まで…!」
「なァんか、きな臭せェんだよなァ」