【前編】お悩み相談はcafé ampleへ
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「!?ぁ、…っ澪姉ちゃん!じ、じゃあ頼んだよ!…ごちそうさま!」
「ちょ、玄弥くんっ」
「え!?あ、あらっ!?あなた…」
バタバタバタッ
チリンッ
「何でこんな時間に、生徒が…?」
女性が苦手な玄弥が、逃げるように店を飛び出して行ったのを見た女の子が
不思議そうに首を傾げる。
「ふぅ…。…いらっしゃい、蜜璃ちゃん。キメツ学園は今日が試験最終日だったのよ。」
「あッ…それで…!」
澪が説明すると、途端に合点がいったように蜜璃が呟く。
「だから伊黒さん、既読スルーしてるのねッ!」
どうやら、聞いて欲しい相談事項は
キメツ学園の卒業生である彼女、甘露寺蜜璃の恋人でもあり
キメツ学園の化学教師、伊黒との話であったらしい。
蜜璃は、澪がこの場所にcafé ampleを開いた際の
最初のお客さんであり、最初の常連客でもあった。
当時、高校1年生だった彼女は
澪の作るケーキなどのスイーツや、ご飯をいたく気に入ってくれて
その頃からかなり頻繁に通ってくれていたのだ。
ちなみに、このcafé ampleのランチメニューに大盛りが出来たのは
彼女の功績(?)である。