First impression -family-
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First impression -family-
「初めまして、瀬尾澪です。」
「初めまして!煉獄千寿郎です!」
「杏寿郎の母の瑠火です。こちらは杏寿郎の父です。」
「…槇寿郎だ。」
ちょっと緊張しながら、初めて杏寿郎くんの家族にご挨拶したのは
杏寿郎くんの期間限定の恋人になった2ヶ月後のことだった。
メッセージのやり取りをする中で、剣道部の試合があることを知って
じゃあ応援に行くね、ということになり…
当日会場で杏寿郎くんと話していたら、
そこに杏寿郎くんのご家族がやって来たのだ。
その日にご家族がいらっしゃることなんて杏寿郎くんに聞いていなくて
本当はびっくりし過ぎてドキドキしていたし、
いきなりご家族にご挨拶するだなんてとても緊張した。
(あとで、『ご家族も来る予定だったのなら教えておいて欲しかったのに』って、ちょっとだけ杏寿郎くんに文句を言ってしまった)
だけど、はじめにお話をした千寿郎くんは
杏寿郎くんにそっくりな見た目なのに
何だかふんわりとした雰囲気で、
杏寿郎くんと比べるところころと変わる表情が可愛らしくて
ついつい面倒を見てあげたくなっちゃうような、
親しみやすい子だった。
お母様はキリッとしていて厳格そうな和風美人だったし、
お父様はあまり口数が多くなくて少し話しかけにくいオーラを放っていたけど
私がどうにかちゃんとご挨拶できたのは、
ご両親の側でニコニコと笑って話してくれた千寿郎くんの力が大きい。
(大丈夫だったかなぁ…)
好きな人の家族には好意を持ってもらいたいという思いはもちろんあるので
先ほどまでの自分の言動は大丈夫だったかな…と
思い返しながら、
(千寿郎くん…、ありがとう!)
と心の中で盛大に感謝した。
「初めまして、瀬尾澪です。」
「初めまして!煉獄千寿郎です!」
「杏寿郎の母の瑠火です。こちらは杏寿郎の父です。」
「…槇寿郎だ。」
ちょっと緊張しながら、初めて杏寿郎くんの家族にご挨拶したのは
杏寿郎くんの期間限定の恋人になった2ヶ月後のことだった。
メッセージのやり取りをする中で、剣道部の試合があることを知って
じゃあ応援に行くね、ということになり…
当日会場で杏寿郎くんと話していたら、
そこに杏寿郎くんのご家族がやって来たのだ。
その日にご家族がいらっしゃることなんて杏寿郎くんに聞いていなくて
本当はびっくりし過ぎてドキドキしていたし、
いきなりご家族にご挨拶するだなんてとても緊張した。
(あとで、『ご家族も来る予定だったのなら教えておいて欲しかったのに』って、ちょっとだけ杏寿郎くんに文句を言ってしまった)
だけど、はじめにお話をした千寿郎くんは
杏寿郎くんにそっくりな見た目なのに
何だかふんわりとした雰囲気で、
杏寿郎くんと比べるところころと変わる表情が可愛らしくて
ついつい面倒を見てあげたくなっちゃうような、
親しみやすい子だった。
お母様はキリッとしていて厳格そうな和風美人だったし、
お父様はあまり口数が多くなくて少し話しかけにくいオーラを放っていたけど
私がどうにかちゃんとご挨拶できたのは、
ご両親の側でニコニコと笑って話してくれた千寿郎くんの力が大きい。
(大丈夫だったかなぁ…)
好きな人の家族には好意を持ってもらいたいという思いはもちろんあるので
先ほどまでの自分の言動は大丈夫だったかな…と
思い返しながら、
(千寿郎くん…、ありがとう!)
と心の中で盛大に感謝した。
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