恋敵の受難
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約束の恋人_恋敵の受難
「ちょっと煉獄クン?どこ見てんの?そしてマフィンって何の話…」
そう問いかけられ杏寿郎は改めて
目の前で戸惑った顔をしている山田に意識を向けた。
澪のことを好きだと公言している彼は
俺にとって恋敵という存在なのだな、ということも自覚した。
だが、少しずつ気付き始めていた澪への想いを
はっきりと自覚させ形にしてくれたのは、
間違いなく目の前の男だ。
そう思うと自然と笑みが溢れた。
「ありがとう、山田!俺は君が好きだ!!」
「はいぃ!?いったい何のはn…いや、違う!違います、オレが好きなのは澪ちゃんで、そう(BとかLとか)いうんじゃないんで!!本当に!!!!」
杏寿郎が大声で宣言した台詞を聞きキャーキャーとざわつきだした店内中に、
山田は慌てたように叫ぶ。
店内中が興味津々に2人を見つめていた。
そんな注目をものともせずに、杏寿郎は
スッキリしたという表情でニコニコと破顔して山田を見ている。
俺の存在や俺の気持ちなど
知らないふりや気付かないふりも出来ただろうに…と、
杏寿郎は、
真剣に向き合って言葉を掛けてくれた山田に対して好感を覚えた。
もう、彼のことを考えても、
あの花火大会の光景が浮かんでくることは無いだろう。
「君は本当に良いヤツだな!」
「ちょっと煉獄くん、一旦黙ってくれるかな!?声でかいから!!そして周りの状況にどうか気付いて!!!」
*******************
1週間後、澪のクラスの教室
「ちょっと山田、あんた何でこのクラスにいるのよ?」
「オレには澪ちゃんという癒しが必要なんだ…(泣)」
そう言って、隣の席で机に突っ伏した山田太郎を見遣り苦笑いを浮かべる澪。
そこへ澪を同じクラスの男子生徒が声を掛けてきた。
「お?よぉ、山田!お前、澪は隠れ蓑で実は男が好きって噂たってるけど本当なのかよ?」
「っそんなの嘘だよ!オレは女の子が大好きだっ!!」
「いや、だって先週お前が駅前で男に告白してたっていう話g」
「だから違うって!全然違う!」
「そっそんなに力一杯否定すると余計信憑性が増すぞ…?」
「じゃあどうすればいいって言うんだよ!?」
「…ぷっ、あははははは!(笑)」
「山田、まじドンマイだね。」
「ホント、私、心から同情するわ~(笑)」
「同情するなら否定してくれっ!!…大体っ告白紛いの台詞ぶちまけたのはオレじゃなくてあいつの方なのに何でオレが告白したことになってんだよ!そんで何であいつにはそういう噂がたってないんだよ!?おかしいだろう!!」
「いやぁ…だってそれは、ねぇ?(笑)」
「「「…ねぇ?澪(笑)」」」
友人たち全員の視線と、恨みがましい山田の視線を受け
澪の苦笑いはますます引きつるばかりだ。
「ちょっと煉獄クン?どこ見てんの?そしてマフィンって何の話…」
そう問いかけられ杏寿郎は改めて
目の前で戸惑った顔をしている山田に意識を向けた。
澪のことを好きだと公言している彼は
俺にとって恋敵という存在なのだな、ということも自覚した。
だが、少しずつ気付き始めていた澪への想いを
はっきりと自覚させ形にしてくれたのは、
間違いなく目の前の男だ。
そう思うと自然と笑みが溢れた。
「ありがとう、山田!俺は君が好きだ!!」
「はいぃ!?いったい何のはn…いや、違う!違います、オレが好きなのは澪ちゃんで、そう(BとかLとか)いうんじゃないんで!!本当に!!!!」
杏寿郎が大声で宣言した台詞を聞きキャーキャーとざわつきだした店内中に、
山田は慌てたように叫ぶ。
店内中が興味津々に2人を見つめていた。
そんな注目をものともせずに、杏寿郎は
スッキリしたという表情でニコニコと破顔して山田を見ている。
俺の存在や俺の気持ちなど
知らないふりや気付かないふりも出来ただろうに…と、
杏寿郎は、
真剣に向き合って言葉を掛けてくれた山田に対して好感を覚えた。
もう、彼のことを考えても、
あの花火大会の光景が浮かんでくることは無いだろう。
「君は本当に良いヤツだな!」
「ちょっと煉獄くん、一旦黙ってくれるかな!?声でかいから!!そして周りの状況にどうか気付いて!!!」
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1週間後、澪のクラスの教室
「ちょっと山田、あんた何でこのクラスにいるのよ?」
「オレには澪ちゃんという癒しが必要なんだ…(泣)」
そう言って、隣の席で机に突っ伏した山田太郎を見遣り苦笑いを浮かべる澪。
そこへ澪を同じクラスの男子生徒が声を掛けてきた。
「お?よぉ、山田!お前、澪は隠れ蓑で実は男が好きって噂たってるけど本当なのかよ?」
「っそんなの嘘だよ!オレは女の子が大好きだっ!!」
「いや、だって先週お前が駅前で男に告白してたっていう話g」
「だから違うって!全然違う!」
「そっそんなに力一杯否定すると余計信憑性が増すぞ…?」
「じゃあどうすればいいって言うんだよ!?」
「…ぷっ、あははははは!(笑)」
「山田、まじドンマイだね。」
「ホント、私、心から同情するわ~(笑)」
「同情するなら否定してくれっ!!…大体っ告白紛いの台詞ぶちまけたのはオレじゃなくてあいつの方なのに何でオレが告白したことになってんだよ!そんで何であいつにはそういう噂がたってないんだよ!?おかしいだろう!!」
「いやぁ…だってそれは、ねぇ?(笑)」
「「「…ねぇ?澪(笑)」」」
友人たち全員の視線と、恨みがましい山田の視線を受け
澪の苦笑いはますます引きつるばかりだ。