【短編】贈り物は何ですか?
お名前の設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
贈り物は何ですか?
カランカラン
「いらっしゃいませ!…て、澪じゃないか。どうしたんだ?店の方からやって来るなんて」
(う…ぐぅかわ!!)
きょとんとした顔でこちらを見る、天使みたいに純粋な幼馴染に
胸がぎゅっと詰まった。
「澪?どうした?」
「っ!炭治郎、お誕生日おめでとう!」
今日は7月14日、優しくてあったかい大好きな幼馴染の誕生日だ。
裏の炭治郎の家から入ったら、
きっと大勢いる彼の弟妹たちに囲まれてしまうから。
澪姉ちゃん、澪姉ちゃんと懐いて慕ってくれるのは
本当に本当に嬉しいんだけど!!
六太くんのきゅるんとした目で見つめられたら離れられなくなっちゃうから!
今日は、
今日だけはまっすぐ炭治郎のところに行って
おめでとうを伝えなくちゃ!と思って、
いつもは使わないお店の方の入り口から訪ねたのだ。
「ありがとう!わざわざそれを言いに来てくれたのか?」
「うん、あとこれプレゼントっ。リビングに置いとくからあとで開けてね!」
「プレゼントまで…ありがとう!」
(うぅ…笑顔が眩しい…)
「澪?どうした?今日は何か変だぞ?」
「何でもないよっ!あ、えと!あと、親戚のおじちゃんから西瓜送られてきたからおすそ分け!これも一緒にリビングに置いておくね!」
「わぁ、立派な西瓜だ!ありがとう、六太たちも喜ぶよ!」
誕生日を祝われた時と同じくらい、
いやそれ以上の笑顔でそう言う炭治郎に
やっぱりなぁ…と思う。
自分のことよりも、弟や妹たちが喜ぶことや楽しめることを
いつも優先する炭治郎だ。
だから、実はおすそ分けというのは嘘で、
この西瓜も炭治郎へのプレゼントの1つなのだ。
「あとで皆で西瓜割りしたいね。」
「それは楽しそうだ!」
自分が炭治郎個人あてに用意したプレゼントより嬉しそうなのは
ちょっと寂しいけど、
それでもニコニコと嬉しそうに笑うその笑顔はプライスレスだから
ヨシとしよう!と、言い聞かせた。
炭治郎、HAPPY BIRTHDAY!
カランカラン
「いらっしゃいませ!…て、澪じゃないか。どうしたんだ?店の方からやって来るなんて」
(う…ぐぅかわ!!)
きょとんとした顔でこちらを見る、天使みたいに純粋な幼馴染に
胸がぎゅっと詰まった。
「澪?どうした?」
「っ!炭治郎、お誕生日おめでとう!」
今日は7月14日、優しくてあったかい大好きな幼馴染の誕生日だ。
裏の炭治郎の家から入ったら、
きっと大勢いる彼の弟妹たちに囲まれてしまうから。
澪姉ちゃん、澪姉ちゃんと懐いて慕ってくれるのは
本当に本当に嬉しいんだけど!!
六太くんのきゅるんとした目で見つめられたら離れられなくなっちゃうから!
今日は、
今日だけはまっすぐ炭治郎のところに行って
おめでとうを伝えなくちゃ!と思って、
いつもは使わないお店の方の入り口から訪ねたのだ。
「ありがとう!わざわざそれを言いに来てくれたのか?」
「うん、あとこれプレゼントっ。リビングに置いとくからあとで開けてね!」
「プレゼントまで…ありがとう!」
(うぅ…笑顔が眩しい…)
「澪?どうした?今日は何か変だぞ?」
「何でもないよっ!あ、えと!あと、親戚のおじちゃんから西瓜送られてきたからおすそ分け!これも一緒にリビングに置いておくね!」
「わぁ、立派な西瓜だ!ありがとう、六太たちも喜ぶよ!」
誕生日を祝われた時と同じくらい、
いやそれ以上の笑顔でそう言う炭治郎に
やっぱりなぁ…と思う。
自分のことよりも、弟や妹たちが喜ぶことや楽しめることを
いつも優先する炭治郎だ。
だから、実はおすそ分けというのは嘘で、
この西瓜も炭治郎へのプレゼントの1つなのだ。
「あとで皆で西瓜割りしたいね。」
「それは楽しそうだ!」
自分が炭治郎個人あてに用意したプレゼントより嬉しそうなのは
ちょっと寂しいけど、
それでもニコニコと嬉しそうに笑うその笑顔はプライスレスだから
ヨシとしよう!と、言い聞かせた。
炭治郎、HAPPY BIRTHDAY!
1/1ページ