甚三紅の想紅
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歩いていた道の端の方へ
左腕で手を引かれた。
…とん、
「あ、あああのっ」
その拍子に、頭が杏寿郎さんの胸元にぶつかる。
手を握られているだけではあるが
抱擁されているかのような距離感に慌てる。
「見てしまうと、……、をしたくなってしまうからだ。」
「!?…っな、なにを…っ//////」
ぼそりと耳元で囁かれた、
その息の近さと
内容に
瞬時に顔が火照るのが分かる。
「本当なら、あまり多くの人に見せたくもないがな!そこは女将に気概を見せよと言われたので我慢しよう!」
「っ…//////」
そう言って、繋いだ手を引きながら
歩き出した杏寿郎さんの横で、
私の顔はしばらく
紅の色にも負けないくらい紅かっただろう。
甚三紅の想紅