躑躅の純真
お名前の設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「あの…澪さん。カクシって何ですか…?」
「あぁそうですね…」
先ほどの女性が、澪に説明を…と言っていたので
蜜璃は隠とは何なのかを澪に尋ねる。
どこから説明しようか…と澪が思いを巡らせていると、
ッスパーーーーーンッ!!!
「澪!!無事か!!!」
障子を思い切り開け放して、男性が入って来た。
その音の大きさに蜜璃は肩をびくつかせる。
(なになになになにっ!?びっくりしたわ!というかこの男性は一体誰なのっ!?すごく派手な髪をしているわ!!)
「…杏寿郎さん。(怒)」
「む?」
「女性の部屋の障子をいきなり開け放すだなんて一体どういう了見ですかっ!」
「…よもや!これはすまない!!」
「着替え中だったらどうするのです!」
「君が澪を助けてくれた少女か!ありがとう、礼を言う!俺は鬼殺隊の煉獄杏寿郎だ!!」
「杏寿郎さん、話聞いていますか!?」
「き、きさつたい…?」
「あぁ、鬼を滅し、人を鬼から守る組織のことだ!」
「人を守る組織…。…あのっその話、詳しく聞かせてくれませんかっ?」
「うん?あぁ構わないぞ!」
「…本当にもぅ…。」
そうして、蜜璃は鬼殺隊とは何か、
隊士とは、隠とは何かを教えてもらった。
そして、ここが藤の花紋の屋敷という、
鬼殺隊士を支援する家だと言うことも。
「そうだったんですね…。」
「藤の花紋の家は、かつて隊士に命を救われた恩がある方々がその恩返しとして善意で提供して下さっているんです。」
「うむ!まこと頭が下がる!俺も任務の際によく世話になるんだ!」
「…鬼狩り様方。お食事の支度が整いました。」
「かたじけない!頂こう!」
「ありがとうございます。…蜜璃さん、移動できますか?こちらへお運びしましょうか?」
「!いえ、大丈夫です!私も移動します!」