烏羽の絆
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烏羽の絆_2
【無〇列車前】
カァーカァー…
と遠くから烏の鳴く声が聞こえ、
庭で鍛錬をしていた千寿郎がこちらを向く。
私は千寿郎を見守りながら、
縁側で繕い物をしている最中だ。
「義姉上!兄上の烏でしょうかっ?」
「あの声は要じゃないですね。」
「!?あ、義姉上は要の声を聞き分けられるんですか?」
「聞き分けられるというか…要の声はもう少し高めですね。」
カー…
「そう、こんな感じの。…要、ご苦労様。」
「キョウジュロ任務完了!帰ル!一刻後ニ帰ル!」
「兄上がお戻りですか!」
「杏寿郎さん、お怪我はない?」
「キョウジュロ隠シテルケド、チョット右腕切ッテル!」
「まぁ…それなら手当の準備をしなければね。」
「では、僕が湯の準備をしてきましょう!」
「ありがとう、千寿郎。湯の準備が終わったら、貴方も杏寿郎さんと一緒に汗を流すと良いわ。」
「ただいま戻ったぞ!」
「お帰りなさいませ、杏寿郎さん。はい、そこに座って右腕出して下さい。」
「!?よもや…君か、要!」
「報告、報告!オ館様ニ任務ノ報告!シュッターツ!」
「はいはい、要はお仕事ですって。良いから座って下さいな。手当させて頂けたらこの後の鍛錬までお止めしませんから。」
「むぅ…」
*******************************
【無〇列車後】
「要、あなた新しい隊士には付かず引退すると言ったそうね?」
「余生ユックリスルノダ!」
「余生って…あなたがまだ若いことは知っているのよ?こんなに早く引退しなくたって…杏寿郎さん亡き後も鬼殺隊のために力を尽くしてくれればきっと杏寿郎さんも喜ぶわ。」
「歳ノセイカ、ヨク聞コエナカッタ!」
「もう…」
「サッサト家ヲ出タ澪ニ言ワレル筋合イハナイナ!」
「聞こえてるじゃないの!!」
「文ダ!文ダ!澪ニ文ダ!」
「…ありがとう、要。あなたすっかり煉獄家の烏になってしまったわね(苦笑)」
「センジュロ烏遣イ荒イ!大変!」
「ふふっ、あの子は本当に筆まめだものね。」
「必ズ返事運ベト言ワレタ。澪早ク返事書ケ!」
「あらまぁ…そんなことを?本当に烏遣いが荒いわねぇ。要も引退しない方が忙しくなかったわよ、きっと(笑)」
【無〇列車前】
カァーカァー…
と遠くから烏の鳴く声が聞こえ、
庭で鍛錬をしていた千寿郎がこちらを向く。
私は千寿郎を見守りながら、
縁側で繕い物をしている最中だ。
「義姉上!兄上の烏でしょうかっ?」
「あの声は要じゃないですね。」
「!?あ、義姉上は要の声を聞き分けられるんですか?」
「聞き分けられるというか…要の声はもう少し高めですね。」
カー…
「そう、こんな感じの。…要、ご苦労様。」
「キョウジュロ任務完了!帰ル!一刻後ニ帰ル!」
「兄上がお戻りですか!」
「杏寿郎さん、お怪我はない?」
「キョウジュロ隠シテルケド、チョット右腕切ッテル!」
「まぁ…それなら手当の準備をしなければね。」
「では、僕が湯の準備をしてきましょう!」
「ありがとう、千寿郎。湯の準備が終わったら、貴方も杏寿郎さんと一緒に汗を流すと良いわ。」
「ただいま戻ったぞ!」
「お帰りなさいませ、杏寿郎さん。はい、そこに座って右腕出して下さい。」
「!?よもや…君か、要!」
「報告、報告!オ館様ニ任務ノ報告!シュッターツ!」
「はいはい、要はお仕事ですって。良いから座って下さいな。手当させて頂けたらこの後の鍛錬までお止めしませんから。」
「むぅ…」
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【無〇列車後】
「要、あなた新しい隊士には付かず引退すると言ったそうね?」
「余生ユックリスルノダ!」
「余生って…あなたがまだ若いことは知っているのよ?こんなに早く引退しなくたって…杏寿郎さん亡き後も鬼殺隊のために力を尽くしてくれればきっと杏寿郎さんも喜ぶわ。」
「歳ノセイカ、ヨク聞コエナカッタ!」
「もう…」
「サッサト家ヲ出タ澪ニ言ワレル筋合イハナイナ!」
「聞こえてるじゃないの!!」
「文ダ!文ダ!澪ニ文ダ!」
「…ありがとう、要。あなたすっかり煉獄家の烏になってしまったわね(苦笑)」
「センジュロ烏遣イ荒イ!大変!」
「ふふっ、あの子は本当に筆まめだものね。」
「必ズ返事運ベト言ワレタ。澪早ク返事書ケ!」
「あらまぁ…そんなことを?本当に烏遣いが荒いわねぇ。要も引退しない方が忙しくなかったわよ、きっと(笑)」