甚三紅の想紅
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甚三紅の想紅
「澪!これはどうだ!?」
「まぁ、杏寿郎さんはさすがお目が高いですねぇ。こちらは京友禅の…」
…はぁ。
嬉々としてあれは、これは、と
際限なく散財しようとする杏寿郎さんと
同じく嬉々としてあれも、これもと
品を売ろうとする女将さんを前に
私は途方に暮れたようにため息を吐く。
一体、何故このような状況になったか…
「もう澪ちゃんも十五過ぎただろう?早いとこ杏ちゃんに花嫁さんにしてもらいな!おじさんは早く幸せな澪ちゃんが見たいなぁ!」
そう、原因はすべて、あの三河屋さんのひと言からだった。
「澪!これはどうだ!?」
「まぁ、杏寿郎さんはさすがお目が高いですねぇ。こちらは京友禅の…」
…はぁ。
嬉々としてあれは、これは、と
際限なく散財しようとする杏寿郎さんと
同じく嬉々としてあれも、これもと
品を売ろうとする女将さんを前に
私は途方に暮れたようにため息を吐く。
一体、何故このような状況になったか…
「もう澪ちゃんも十五過ぎただろう?早いとこ杏ちゃんに花嫁さんにしてもらいな!おじさんは早く幸せな澪ちゃんが見たいなぁ!」
そう、原因はすべて、あの三河屋さんのひと言からだった。