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私の秘密を打ち明けたあの日から、私たちは付き合うことになった。
といっても、ドレークの仲間達の目があるのでまだあまり恋人らしい事はしていない。
そんなこんなで私たちは今サクラ王国に来ていた。
私とドレークで、ドクトリーヌと共に暮らしているチョッパーを訪ねているのだ。
私たちが座っているテーブルにドクトリーヌが酒とグラスを出してくれる。
それに礼を言って、私は自分とドレークのグラスにお酒を注いでいく。
私の隣に座ってジュースを飲んでいるチョッパーが、私の方を見て思い出したように言った。
「そういえば、鳴海。お前がカレシ? を連れてくるとかってブルックが言ってたけど、カレシって何だ?」
「う〜ん、この人がその彼氏なんだけど。チョッパー風に言うなら、番ってところ?」
「ぶっ!!」
私がドレークを指差しながら言えば、ドレークはなぜか飲んでいたお酒を吹き出した。
「えぇ!? お前ら番なのか!?!? ってことは、交尾すんのか!?!?」
「なっ!! しないっ!!!」
あまりに勢いよく"しない"と断言したドレークに、私は驚く。
「えっ?」
「えっ、しないのか? 番なのに?」
チョッパーも頭に疑問符を浮かべている。
「そもそも、その……番という言い方が……イヤらしいからヤメロ。」
この男は何を言っているのだろう。
顔を赤くしながら言うドレークに、チョッパーも"よく分からない"と言った風に首を傾げた。
「???……そうか???」
その後お手洗いに行ったドレークの隙をついて、ドクトリーヌが私に話しかける。
「ヒッヒッヒっ、随分とウブな男と付き合っちまったもんだね。」
「本当。さっき、セックスしないとか断言してたけど、アレ本気なのかな……。」
そうぼやく私にドクトリーヌは笑いながら言う。
「そりゃ本人に聞きな。」
「私、しないっていう選択肢がないんだけど。」
「まぁ、普通はそうだろうね。」
"あたしにゃ関係ない話さね"と言いながら、彼女は部屋の奥へと消えて行った。
その後チョッパーと積もる話をして、私たちは船に戻るのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーー
その日の夜。
私は昼にドレークが言っていた"セックスしない"発言の真意を確かめるべく船長室に来ていた。
「それで話とは何だ?」
小さなテーブルを挟んで椅子に座る私たち。
ドレークはやや微笑みながら私に問いかける。
「うん、ちょっと気になる事があって……。」
「どうしたんだ?」
頬杖をついて私の言葉を待っているドレーク。
「その……、お昼にチョッパーが交尾するのか聞いたとき、しないって言い切ってたけど、本当にそのつもりなのか確かめたくて。」
「なっ……!! こ……!? ……い、いやその! あれはだな。」
ドレークは大袈裟に咳払いをした後、目を泳がせながら言葉を発する。
「つ、つまり、"交尾"というのは、動物がするものだろう。 俺たちがするのは、もっと感情を伴った行為、だ。」
彼は顔を赤くし、しどろもどろになりながら言った。
「えっと……つまり?」
言ってる事がよく分からない私は首を傾げる。
「セ……セックスし、しないとは、言っていない。……い、いずれは……ーー」
「なんだ、そっか。」
ドレークの声を遮り、私は安堵の声を上げた。
「そ、そうだ。」
「じゃあ、今からする?」
身を乗り出して言う私に彼は体をのけぞらせる。
「いま…!? いや、いずれは、と言っただろう!! もっとゆっくりとだな!!」
「そう? でも私たち、付き合ってるんだよね?」
「ゔ……それは、そうだが、それとこれとは話が違う……。」
私は違わないと思うけど……。
正直ドレークがここまで恥ずかしがり屋さんだとは思わなかった。
私はセックスは諦め代替案を出す。
「じゃあ、キスして?」
「………それは、今日じゃないとダメなのか……?」
「うん、ダメ。」
「ゔ……。」
「だって恋人らしい事全然出来てないんだもん。いいでしょ? ちょっとだけでいいから。」
"ね?"と微笑みながら、私は乗り出していた身をさらにドレークへと乗り出す。
そしてゆっくり瞳を閉じた。
そうして待つこと数十秒。
ようやく彼が動く気配がした。
そして、柔らかい感触が少しだけ唇に触れる。
パチリと目を開ければ、そこに顔を真っ赤にしたドレークがいた。
「はは、顔真っ赤。」
「勘弁してくれ。」
彼は自分の目を手のひらで抑えながら、その顔を隠すようにする。
「ありがとうドレーク。凄く嬉しい。」
「う、嬉しいのか?」
「もちろんだよ。ドレークは? 嬉しくなかった?」
「緊張しすぎてそれどころではない。」
「そっかぁ。じゃあ、少しずつ慣れてこうね。」
笑って言う私に、彼は"慣れる日など来るだろうか"とでも言うようにため息をついたのだった。
といっても、ドレークの仲間達の目があるのでまだあまり恋人らしい事はしていない。
そんなこんなで私たちは今サクラ王国に来ていた。
私とドレークで、ドクトリーヌと共に暮らしているチョッパーを訪ねているのだ。
私たちが座っているテーブルにドクトリーヌが酒とグラスを出してくれる。
それに礼を言って、私は自分とドレークのグラスにお酒を注いでいく。
私の隣に座ってジュースを飲んでいるチョッパーが、私の方を見て思い出したように言った。
「そういえば、鳴海。お前がカレシ? を連れてくるとかってブルックが言ってたけど、カレシって何だ?」
「う〜ん、この人がその彼氏なんだけど。チョッパー風に言うなら、番ってところ?」
「ぶっ!!」
私がドレークを指差しながら言えば、ドレークはなぜか飲んでいたお酒を吹き出した。
「えぇ!? お前ら番なのか!?!? ってことは、交尾すんのか!?!?」
「なっ!! しないっ!!!」
あまりに勢いよく"しない"と断言したドレークに、私は驚く。
「えっ?」
「えっ、しないのか? 番なのに?」
チョッパーも頭に疑問符を浮かべている。
「そもそも、その……番という言い方が……イヤらしいからヤメロ。」
この男は何を言っているのだろう。
顔を赤くしながら言うドレークに、チョッパーも"よく分からない"と言った風に首を傾げた。
「???……そうか???」
その後お手洗いに行ったドレークの隙をついて、ドクトリーヌが私に話しかける。
「ヒッヒッヒっ、随分とウブな男と付き合っちまったもんだね。」
「本当。さっき、セックスしないとか断言してたけど、アレ本気なのかな……。」
そうぼやく私にドクトリーヌは笑いながら言う。
「そりゃ本人に聞きな。」
「私、しないっていう選択肢がないんだけど。」
「まぁ、普通はそうだろうね。」
"あたしにゃ関係ない話さね"と言いながら、彼女は部屋の奥へと消えて行った。
その後チョッパーと積もる話をして、私たちは船に戻るのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーー
その日の夜。
私は昼にドレークが言っていた"セックスしない"発言の真意を確かめるべく船長室に来ていた。
「それで話とは何だ?」
小さなテーブルを挟んで椅子に座る私たち。
ドレークはやや微笑みながら私に問いかける。
「うん、ちょっと気になる事があって……。」
「どうしたんだ?」
頬杖をついて私の言葉を待っているドレーク。
「その……、お昼にチョッパーが交尾するのか聞いたとき、しないって言い切ってたけど、本当にそのつもりなのか確かめたくて。」
「なっ……!! こ……!? ……い、いやその! あれはだな。」
ドレークは大袈裟に咳払いをした後、目を泳がせながら言葉を発する。
「つ、つまり、"交尾"というのは、動物がするものだろう。 俺たちがするのは、もっと感情を伴った行為、だ。」
彼は顔を赤くし、しどろもどろになりながら言った。
「えっと……つまり?」
言ってる事がよく分からない私は首を傾げる。
「セ……セックスし、しないとは、言っていない。……い、いずれは……ーー」
「なんだ、そっか。」
ドレークの声を遮り、私は安堵の声を上げた。
「そ、そうだ。」
「じゃあ、今からする?」
身を乗り出して言う私に彼は体をのけぞらせる。
「いま…!? いや、いずれは、と言っただろう!! もっとゆっくりとだな!!」
「そう? でも私たち、付き合ってるんだよね?」
「ゔ……それは、そうだが、それとこれとは話が違う……。」
私は違わないと思うけど……。
正直ドレークがここまで恥ずかしがり屋さんだとは思わなかった。
私はセックスは諦め代替案を出す。
「じゃあ、キスして?」
「………それは、今日じゃないとダメなのか……?」
「うん、ダメ。」
「ゔ……。」
「だって恋人らしい事全然出来てないんだもん。いいでしょ? ちょっとだけでいいから。」
"ね?"と微笑みながら、私は乗り出していた身をさらにドレークへと乗り出す。
そしてゆっくり瞳を閉じた。
そうして待つこと数十秒。
ようやく彼が動く気配がした。
そして、柔らかい感触が少しだけ唇に触れる。
パチリと目を開ければ、そこに顔を真っ赤にしたドレークがいた。
「はは、顔真っ赤。」
「勘弁してくれ。」
彼は自分の目を手のひらで抑えながら、その顔を隠すようにする。
「ありがとうドレーク。凄く嬉しい。」
「う、嬉しいのか?」
「もちろんだよ。ドレークは? 嬉しくなかった?」
「緊張しすぎてそれどころではない。」
「そっかぁ。じゃあ、少しずつ慣れてこうね。」
笑って言う私に、彼は"慣れる日など来るだろうか"とでも言うようにため息をついたのだった。