3か月目
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
最近、少しだけネジと距離が縮まったように思う。
私がネジの過去を見てしまった、あの日からだ。
彼のですます口調はなくなり、私がふざけたりなんかした時には"お前"なんて呼ばれることもあるくらいだ。
ネジが言っていたように、これじゃどっちが年上か分からない。
今も2人で食料品の買い出しに行きながら雑談しているが、お互いに笑い合ったりしたがら歩いている。
そしてその時、私はふと既視感を覚えた。
この光景、どこかで……。
「……どうしたんだ?」
私がぼーっとしているのに気づきネジが声をかける。
「あ、いや、前にこんなこと、あった気がして。」
「そうか? 俺は記憶にないが。」
ネジの言葉を聴き流し、しばし無言で考える。
彼がこちらをじっと見ている事に、私は気づかない。
そしてパッと思いついた答えに私は大きな声を出した。
「ああ! 夢だ! 1か月くらい前かな? 夢で見た! 全く同じ光景! ネジの表情まで、全く同じだった…! もしかして、本当に未来予知だったのかな…?」
「……! 1カ月前…、まさか、あの時の…!」
ネジがやや大きな声で言い、私は聞き返す。
「え?」
「鳴海が眠りながらチャクラを練っている時が一度だけあった。その時じゃないか?」
「そんなことがあったの?」
「あぁ。この前のことと言い、だんだんと飛眼の能力が開花してきていると見て間違いなさそうだ。」
「じゃあ、やっぱりコンロールの訓練頑張んなきゃなぁ。」
「そうだな。読み書きは少しずつできるようになってきているし、そっちを減らして、眼のコントロール訓練の量を少し増やしてみるか。」
「うん!」
「過去だけでなく未来も見えるようになってきたならば、そう火影様にも報告しなければいけないな。」
私たちは今後の訓練などについて話しながら、ゆっくり家路に着くのだった。