7ヶ月目
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「……え!……ば、……れる!!」
何?
「……は……れる!」
聞こえない。いったい誰だの?
ぼやけて見えないよ。
私、眠いの。寝かせてよーー。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今日もネジに眠りながらチャクラを練っていたと聞いた。
けれども予知夢を見た自覚がない。
最近は毎日こんな調子で、なんだかモヤモヤする。
確かに何かの夢を見た気はする。
それなのに、その内容は思い出せない。
まるでただの夢を見ていただけのように。
でもチャクラを練っていたということは、飛眼がらみの夢であることは恐らく間違いなさそうだ。
そんな不完全燃焼な毎日が続き、ここでの生活も8ヶ月目を迎えようとしていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ある日、飛眼の修行をしている時だった。
いつものように、向こうの世界に飛ばしたコップをこちらの世界に戻すイメージをしながら飛眼を発動する。
するとどうだろう。
コロンと何かが床に落ちた音がした。
「これは!」
ネジがやや驚いた声に、私は目を開けて音のした方をみる。
なんとそこには、以前私が飛ばしたコップが転がっているではないか。
「ネジ! これってもしかして!」
「あぁ。良くやったな。あとは慣らしていくだけだ。」
どうやら時空間忍術をマスターしつつあるらしい。
けれども、どれだけこの忍術をマスターしたところで私は帰れない。
ほんの少しの寂しさと虚しさを抱えて、喜んだフリをする。
ネジがこちらをじっと見ていることにも気付かずに。
その日の夜、私は以前シズネさんがもってきてくれた高槻一族の文献を読んでいた。
文字の読み書きはほとんど完璧と言ってもいい。
ようやく1人で本を読めるようになったのだ。
眠くなるまでの暇つぶしに読んでいると、どうやら飛眼にはいくつかの代表的な術があるらしいことがわかった。
一つは「飛飛万象 」。
物体を異空間もしくは異次元へ飛ばす術。
二つめが「時渡り 」。
これは過去や未来を見る術である。
そして三つめは「時戻し 」。
これは物体の時間を戻す術。ただし死人を生前のように戻すことはできない。
今のところ、「飛飛万象」と「時渡り」は発現している。ーーコントロールはまだまだだが。ーー
三つ目の「時戻し」。これはまだ使えたことがない。
しかしこれが使えたら重症の仲間を戦う前の体に戻すことや、壊れたものをすぐに直すことだってできる。
かなり強い能力ではないだろうか。
これが使えたら、この世界の未来を変える事にも役立つかもしれない。
いずれ使えるようにならなければ。
そんな事を思いながら、眠りにつく。
そして私は、今日もいつもの夢を見るのだった。
何?
「……は……れる!」
聞こえない。いったい誰だの?
ぼやけて見えないよ。
私、眠いの。寝かせてよーー。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今日もネジに眠りながらチャクラを練っていたと聞いた。
けれども予知夢を見た自覚がない。
最近は毎日こんな調子で、なんだかモヤモヤする。
確かに何かの夢を見た気はする。
それなのに、その内容は思い出せない。
まるでただの夢を見ていただけのように。
でもチャクラを練っていたということは、飛眼がらみの夢であることは恐らく間違いなさそうだ。
そんな不完全燃焼な毎日が続き、ここでの生活も8ヶ月目を迎えようとしていた。
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ある日、飛眼の修行をしている時だった。
いつものように、向こうの世界に飛ばしたコップをこちらの世界に戻すイメージをしながら飛眼を発動する。
するとどうだろう。
コロンと何かが床に落ちた音がした。
「これは!」
ネジがやや驚いた声に、私は目を開けて音のした方をみる。
なんとそこには、以前私が飛ばしたコップが転がっているではないか。
「ネジ! これってもしかして!」
「あぁ。良くやったな。あとは慣らしていくだけだ。」
どうやら時空間忍術をマスターしつつあるらしい。
けれども、どれだけこの忍術をマスターしたところで私は帰れない。
ほんの少しの寂しさと虚しさを抱えて、喜んだフリをする。
ネジがこちらをじっと見ていることにも気付かずに。
その日の夜、私は以前シズネさんがもってきてくれた高槻一族の文献を読んでいた。
文字の読み書きはほとんど完璧と言ってもいい。
ようやく1人で本を読めるようになったのだ。
眠くなるまでの暇つぶしに読んでいると、どうやら飛眼にはいくつかの代表的な術があるらしいことがわかった。
一つは「
物体を異空間もしくは異次元へ飛ばす術。
二つめが「
これは過去や未来を見る術である。
そして三つめは「
これは物体の時間を戻す術。ただし死人を生前のように戻すことはできない。
今のところ、「飛飛万象」と「時渡り」は発現している。ーーコントロールはまだまだだが。ーー
三つ目の「時戻し」。これはまだ使えたことがない。
しかしこれが使えたら重症の仲間を戦う前の体に戻すことや、壊れたものをすぐに直すことだってできる。
かなり強い能力ではないだろうか。
これが使えたら、この世界の未来を変える事にも役立つかもしれない。
いずれ使えるようにならなければ。
そんな事を思いながら、眠りにつく。
そして私は、今日もいつもの夢を見るのだった。