4カ月目
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ネジと組み手をしている時、玄関のベルが鳴った。
「誰だろう?」
組み手が中断され、私は呟く。
「行ってくる。」
そう言ってネジは玄関へと向かう。
しばらくして戻ってきたネジはテンテンを連れていた。
「この前ぶりね〜、鳴海!」
テンテンとは月に一回くらい会っていて、仲良くさせてもらっている。
ほぼ毎日この日向家で過ごしている私にとって数少ない友人である。
「テンテン!今日はどうしたの?」
「美味しい団子屋があったから、鳴海と一緒に行こうかと思って!」
「嬉しいけど、今日はまだ目のコントロール訓練が残ってて……。」
言いながらネジの方を見れば、彼は仕方なさそうに笑って言う。
「ま、たまには良いんじゃないか? 護衛と監視のため俺も同行するがな。」
「え〜、女子2人水入らずで話したかったのに〜!」
「我儘を言うな、テンテン。」
駄々をこねるテンテンをネジが嗜める。
「いっつもネジが居るんじゃ、女子会にならないじゃなあい!!」
「………そこまで言うなら、俺は店の外で待っている。それでどうだ?」
「え、悪いよそんなーー」
私の言葉をテンテンが遮る。
「決まりね! よし! 行きましょ鳴海!」
そう言って私を引っ張る彼女に私は待ったをかける。
「あぁちょっ、テンテン! メイク直しだけさせて!」
「あぁ、そっか、いいわよ。私も中で待たせてもらうわネジ。」
「……はぁ。もう好きにしろ。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
それから1時間後、私たちは団子屋で話に花を咲かせていた。
するとテンテンが唐突に私に問う。
「それで? ネジとなんかあったんでしょ? 最近。」
「なんか……って、何が?」
私はきょとんとして彼女をみる。
「何がじゃなくて!! あのネジが任務対象である鳴海に砕けた話し方するなんて、ありえない…! ってことは、2人の間に何かあったに違いないじゃない…!」
テンテンは外にいるネジに聞こえないよう身を乗り出して小声で話す。
「あぁ、喋り方ね。」
テンテンの言わんとしていることを理解した私はそのまま説明し出す。
「前に私が飛眼の暴走でネジの過去を見ちゃったことがあって。それについて話してたら、まぁ、少しは距離が縮まったかなぁ。」
「なんだ…それだけ?」
テンテンが拍子抜けしたように言った。
「それだけだよ。逆に何だと思ったの?」
「もっとときめく話が聞きたかったのにぃ。」
「そんなこと言ったって、私はネジの監視対象でもあるんだし、ないない。だいたい私、向こうの世界では29歳だったんだよ? ありえないでしょ。」
「そうかなぁ。なぁんか、私の勘が騒ぐのよねぇ。あんた達は何か起きそうって。」
「何それ。ほんとに何もないよ。テンテンこそいないの? 良い人。」
「それを聞くなぁ〜!」
そう言って団子を頬張る彼女に、私は思わず笑う。
ふと外で待っているネジの方を見れば、バチっと視線と視線が合う。
彼は何事もなかったかのように目を逸らした。
「誰だろう?」
組み手が中断され、私は呟く。
「行ってくる。」
そう言ってネジは玄関へと向かう。
しばらくして戻ってきたネジはテンテンを連れていた。
「この前ぶりね〜、鳴海!」
テンテンとは月に一回くらい会っていて、仲良くさせてもらっている。
ほぼ毎日この日向家で過ごしている私にとって数少ない友人である。
「テンテン!今日はどうしたの?」
「美味しい団子屋があったから、鳴海と一緒に行こうかと思って!」
「嬉しいけど、今日はまだ目のコントロール訓練が残ってて……。」
言いながらネジの方を見れば、彼は仕方なさそうに笑って言う。
「ま、たまには良いんじゃないか? 護衛と監視のため俺も同行するがな。」
「え〜、女子2人水入らずで話したかったのに〜!」
「我儘を言うな、テンテン。」
駄々をこねるテンテンをネジが嗜める。
「いっつもネジが居るんじゃ、女子会にならないじゃなあい!!」
「………そこまで言うなら、俺は店の外で待っている。それでどうだ?」
「え、悪いよそんなーー」
私の言葉をテンテンが遮る。
「決まりね! よし! 行きましょ鳴海!」
そう言って私を引っ張る彼女に私は待ったをかける。
「あぁちょっ、テンテン! メイク直しだけさせて!」
「あぁ、そっか、いいわよ。私も中で待たせてもらうわネジ。」
「……はぁ。もう好きにしろ。」
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それから1時間後、私たちは団子屋で話に花を咲かせていた。
するとテンテンが唐突に私に問う。
「それで? ネジとなんかあったんでしょ? 最近。」
「なんか……って、何が?」
私はきょとんとして彼女をみる。
「何がじゃなくて!! あのネジが任務対象である鳴海に砕けた話し方するなんて、ありえない…! ってことは、2人の間に何かあったに違いないじゃない…!」
テンテンは外にいるネジに聞こえないよう身を乗り出して小声で話す。
「あぁ、喋り方ね。」
テンテンの言わんとしていることを理解した私はそのまま説明し出す。
「前に私が飛眼の暴走でネジの過去を見ちゃったことがあって。それについて話してたら、まぁ、少しは距離が縮まったかなぁ。」
「なんだ…それだけ?」
テンテンが拍子抜けしたように言った。
「それだけだよ。逆に何だと思ったの?」
「もっとときめく話が聞きたかったのにぃ。」
「そんなこと言ったって、私はネジの監視対象でもあるんだし、ないない。だいたい私、向こうの世界では29歳だったんだよ? ありえないでしょ。」
「そうかなぁ。なぁんか、私の勘が騒ぐのよねぇ。あんた達は何か起きそうって。」
「何それ。ほんとに何もないよ。テンテンこそいないの? 良い人。」
「それを聞くなぁ〜!」
そう言って団子を頬張る彼女に、私は思わず笑う。
ふと外で待っているネジの方を見れば、バチっと視線と視線が合う。
彼は何事もなかったかのように目を逸らした。