このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

真の歴史へ

天龍は自分の為に戦う横島や小竜姫
それに自分を守っているタマモやルシオラを見て、自分の不甲斐なさを嘆き唇を噛み締めていた



一方小竜姫は神剣でビッグイーターを切り裂きつつメドーサからは目を離さない

「はっ!!」

「やあっ!!」

メドーサはビッグイーターに紛れて小竜姫を突き刺そうとする

小竜姫は無理をしないで後ろに避けながらビッグイーターに霊波砲を放つ

下からは横島が飛んできていた
小竜姫はそれに合わせて反撃に出てメドーサに斬りかかる!

キーン

キーン

キーン

小竜姫は神剣をメドーサは刺す又を互いに打ち合う

しかし
残りのビッグイーターが小竜姫の背後から噛みつこうとする

メドーサはニヤリと笑い小竜姫を斬りつけようとするが…

ザシュッ!!

小竜姫に噛みつこうとしたビッグイーターが斬り裂かれた


そこには小竜姫と背中合わせでビッグイーターを斬った横島がいた

小竜姫は笑顔になり
「私には仲間がいます。 私一人であなたを倒す必要は無いんですよ。」

そう話して再びメドーサに斬りかかる

「ちっ! なんで人間が空を飛んでるんだい!!」

メドーサは予期せぬ横島に驚き考えだした
小竜姫の剣は実戦を知らないただの剣術だと思っていたが違った

実際は剣術としての技術は予想通りある上、実戦慣れしており隙がなかった


それに後から来た人間もクズにしては強かった
人間なのに強力な霊波刀を使いビッグイーターを次々に斬り裂いている
剣筋が似ているから、恐らく小竜姫の弟子なのだろう

(ちっ なんで小竜姫がこんなに実戦慣れしているんだい!)

メドーサは一瞬焦ったが、実戦経験は自分の方が上だと言う自信とプロとしてのプライドですぐに落ち着き、小竜姫と斬り合っていた


実際には未来での経験で小竜姫の方が実戦経験も実力も上なのだが、メドーサも侮れる実力ではなかった

小竜姫は手堅く防御しながらメドーサの隙をついてカウンターを突いていた

メドーサの変則的な攻撃も小竜姫の防御は貫けなかった

そしてビッグイーターを片付けた横島がメドーサを挟むようにして斬りかかった

「メドーサ… 降伏しろ、 2対1ではお前に勝ち目はない」
メドーサは小竜姫と横島の両方を睨みながら動かなかった

うかつに動けば小竜姫か横島のどちらかに斬られる!
そう思って隙をさがしていた

「お前、人間にしてはやるな。 小竜姫の弟子だろ? 名前はなんだい?」

メドーサは横島を一瞬見て情報を得ようとした

「俺はGS横島忠夫だよ。」

「横島さんは私の弟子ですが、パートナーでもあります。」

小竜姫は幸せそうに微笑みメドーサに話した

小竜姫の表情を見てメドーサはニヤリとした

「へ~ そう言うことかい。 神族と人間がね~ あんたも小竜姫の小さな胸だと満足出来ないだろ?」

メドーサは小竜姫を挑発しようとして横島と小竜姫に話した

小竜姫は笑顔のまま一瞬ムカッとした

「人の心配より自分の心配してはいかがですか? 私達は十分幸せですよ」

「降伏しないなら遠慮はしないぞ」

小竜姫と横島は剣に力を込める

二人の霊力があがる中メドーサが消えた

一瞬で超加速に入ったのだ

「ここで超加速を使うとはな… だが天龍童子は殺す!」

メドーサが誰も聞いていないと知りながら呟き天龍の方に飛んでいく


ザシュッ!!


メドーサは突然後ろから斬られて背中に痛みが走った

「何者!!」

痛みをこらえながら後ろを向くと小竜姫がいた

「うかつでしたね。 メドーサ… 超加速はあなただけの技ではありません」

小竜姫の殺気のこもった言葉にメドーサは小竜姫を睨む


そしてメドーサはすぐさま天龍に向けてビッグイーターを放つ


10匹くらいのビッグイーターが天龍に向かっていく

「今日は引き分けにしといてやるよ! だが次に会えばお前もあの横島も殺す!! 覚えておけ!」

メドーサは痛みに耐えながらそう言って飛んでいった

小竜姫はそれを追わなかった

ここでメドーサを殺せば歴史が大きく変わる可能性がある

最初からメドーサが逃げるようにしようと言う横島との作戦だった

小竜姫が超加速を解くと横島が近づいてきた


「小竜姫、大丈夫か?」

横島は小竜姫を良く見て話した

「ええ、私は大丈夫です。 メドーサに私が超加速を使えるのがバレてしまいましたが予定通り逃げました」

22/100ページ
スキ