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真の歴史へ

「バイパーはあっちね。」

ルシオラが指をさした

「やはり歴史通りだな さっさと退治に行くか… 今回は別な入り口から行くか。 前と同じだと避けるの難しいしな」

横島達はそう言うと従業員の通路から入った


前と同じ中に空洞があり、そこにはたくさんの風船があった

ガサ

何かが音がしたと思いみんな一斉に後ろを向いた


そこには金の針を持った巨大なネズミがいた!


「ちっ! なんで金の針を持ってるんだ! 美神さんは車から出たのか!」

横島がパイパーに話す

「あのガキなら近くに行ったらわざわざ車から出て逃げてくれたよ! おかげで力を取り戻した さあお前たちを子供にしてやるよ!!」


「ホーッホッホッホー!! 2、300人まとめて子供にしてやるよ!」


パイパーが高らかに勝ち誇る

小さなパイパーがたくさん現れた

小さなパイパーは一斉に笛を吹く

ちゅらちゅらちゅらちゃららーっ♪


「させません!」

小竜姫が結界を張る

すかさずタマモが、チビパイパーに幻術をかける
「うわー!! 猫だ!!」

チビパイパーは一目散に逃げた


「お前何をした!」

パイパーがタマモに叫ぶ

「別に~ 夢を見せてあげただけよ。 可愛い猫のね」

タマモは意地悪な笑みを浮かべて話した

「それよりあなたはもう終わりよ。」


タマモが言う

「何が終わりだ!! まだまだ金の針がある! 勝負はこれからだ」


パイパーがタマモと小竜姫に笛を吹こうとするが……


「あなたの相手は4人いるのよ? 忘れちゃダメよ?」

ルシオラがパイパーの目の前に現れた

「貴様から先に片付けてくれるわ!」

パイパーはルシオラに金の針で刺そうとした

ルシオラはスルリとかわした

パイパーの力量でルシオラを捕らえるのは無理だった


その隙に横島は霊波刀でパイパーを後ろから突き刺した

「だから、お前の相手は俺もいるんだよ」

横島はパイパーから離れながら話した


そして小竜姫が神剣でパイパーから金の針を奪い取った

キン!


「さて、金の針をを失ったネズミはどうするのかな?」横島は小竜姫とルシオラとタマモと合流して、パイパーに話す


「貴様らごときにやられてたまるかー!! 死ね」

パイパーは霊波砲で天井を打ち抜いて周りが崩れだした

「ちっ! 」

横島と小竜姫は瞬時に超加速を使った

周りがゆっくり流れる中二人は神剣と霊波刀でパイパーに止めをさした

そうして
横島と小竜姫は
ルシオラとタマモを抱え一旦外に飛び出した


超加速を解除したらパイパーの最後の叫び声が聞こえた


「ギャアアアアー」


「ありがとう、ヨコシマと小竜姫さん。 危うく逃げられるとこだったわ。」

ルシオラは言った

「そうね。 でも超加速って便利ね~」

タマモが話した

「あれはエネルギー消費が激しいですからなかなか使えないんですよ」

小竜姫がタマモに説明した


「とりあえずみんなの風船を割って帰るか」

「「「はい」」」


それから風船を全て割って車に戻ると、気まずそうな美神とおキヌがいた


「美神さんもおキヌちゃんも無事で良かったですね。 パイパーは無事退治しましたよ」

横島達は笑顔で話した

「ごめんなさいね。 横島クン 結局足手まといになっちゃったわね」

美神が珍しく素直だった

「横島さんごめんなさい」

おキヌも落ち込んでいる


「美神さんにおキヌさん、元気を出して下さい。 失敗は誰にでもあります 今回をいい勉強にして下さい」

小竜姫は武神らしく話した



そうしてパイパー事件は終わった

この活躍により
横島心霊相談所が業界で注目を集め始めることになる……


ちなみに
美神はパイパーの懸賞金は全額横島に渡した

自分が何もしなかった為貰うのは、プライドが許さなかったらしい……


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