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▼狐の夢・第2話の参

金髪美女を瞬時に捉えた横島は、すでに空中を飛んでいる。

ところが、慌てて三人がそれぞれの得物を構えいざ迎撃という直前、横島は空中で止まるという惰性の法則をまるっきり無視した動きで見事に金髪美女の前に着地した。

「も、もしかしてタマモ……か?」

恐る恐る横島が問いかける。

「えぇ、そうよ。ふふっ、どぉ?」

タマモは妖艶な笑みを浮かべ、腕組みをしてワザと強調させそのB89の戦闘力を惜しげもなく横島に見せ付ける。

横島はどう返事をして良いのか分からず、その場で固まってしまった。
ただし、視線はとある部分に釘付けであったが…

その頃美神たちはというと、先ほどせっかく横島にはタマモのこの姿を隠そうと決めたにもかかわらず、そのわずか3分後にバレてしまったショックでがっくりと肩を落としている。

しかしいち早くショックから立ち直った美神がお決まりの行動に出た。

「こんのバカ横島ーーーーーーーっ!あんた今日はゆっくり休めって言ったでしょーがっ。
なにのこのこ出てきてんのよ!!
変なとこばっかり見てないでさっさと帰れーーーーーーーーっ!!」
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