それは、海上でコウモリに襲われ
横島が抜け駆け脱出をし、飛行していた時のこと

？？？『ふむ、たまには南極から抜け出して散歩するのもよいな、うるさいハニワ達も居らんし……！！むっ、人間の気配！少し様子を見てみるとするか』

横島とおキヌを見つめる一対の目が存在した

ー幕間真祖の吸血鬼（2.5）ー

「はう～おキヌちゃん、もう落ちるよ～疲れた～あかん力が～！み～か～み～さ～ん、たすけてー！」

「その美神さんは今頃もっと大変な状態なんじゃないですか（汗）」

その視線は、力が尽き掛け、落下しかけている二人の少女に向けられていた。

？？？『人間の娘か…そういえば我が娘たちもあの位の容姿であったな…しかし片方の幽霊の娘はともかく、もう一人の娘のヘタレ具合…涙を流す姿…あれが萌え要素ですね、分かります。通信鬼いでよ！』