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GS横島 運命と戦う者

横島達が加速空間に入って1ヶ月を経過した…


横島達は修行を終え、外に出ていた


横島達に加えて、ワルキューレ達も成長していた

横島達やワルキューレとジークは、ルシオラ達とほぼ同じだけ力をつけており


ルシオラ達姉妹は魔力は元々高い為、あまり上がらなかったが…

戦闘技術や知識や経験などは別人のようになっていた


ただその中で成長しなかったのは、老師と戦士でないヒャクメだけだった


最も…

ヒャクメは霊視を生かした戦闘補助などは格段に成長していた


横島達は無事レベルアップを完了して、この先は妙神山で静かに暮らす予定だった…



そんな頃の前後…


令子はGSとして復帰をしていた


あれからしばらくたつが、魔族は姿も現さない…


さすがに一生隠れてる訳にいかない為、令子が無理矢理GSとして復帰したのだ……


現在の神魔の緊張状態を知る美智恵は、GSとして復帰するのを反対したが、令子のワガママとお金を稼げないストレスに負けて渋々理解した……


美智恵はこの緊張状態で、GSとして目立つのは自殺行為だと考えていた


味方は居ない…


だが、アシュタロス戦後に自分と令子には敵がたくさんいた…

人間、魔族…

そして、人間が必要以上に強くなるのに警戒する過激派神族…


確認出来るだけでもかなりの勢力だった…

そして一番警戒される理由は、美智恵と令子の時間移動だった…


美智恵が時間移動で令子の命を守る為に、アシュタロス戦に参戦したのは時間移動を甘く見ていた神魔過激派を、大いに刺激していた


時間移動は大きな結果は変わらないが…

やり方次第では、人間でも望む結果に限りなく近づけることが可能だと、証明してしまったのだ…


そして本来決して人に知られてはいけない能力である時間移動を、神魔人界全てに知られてしまった……


結果…

今の美智恵と令子は危うい立場なのだ


だが…

令子はそれを理解してない…



そして……


この時の判断を美智恵は後に後悔することになる……



横島達が加速空間を出て一週間が過ぎていた…


その日妙神山にある人物が訪れていた


「お久しぶりです。 小竜姫様。 横島君達も元気そうで良かった」

彼の名は唐巣神父


唐巣は元気そうな横島君に安堵していた


「わざわざ様子を見に来てくれたんですか?」

横島は少し驚いて唐巣を見ていた


「いや…、実は今日は仕事で来たんだ… 世界GS協会から横島君への依頼だ。」

唐巣は険しい表情になり話した


「世界GS協会!? 俺はもうGSは辞めましたけど…」

横島は首を傾げて唐巣に話した


唐巣の話に一緒に居た妙神山のメンバーも驚いていた


「それは私も話したが… 向こうが君でなければダメだと言ってるみたいでね…」

唐巣は困ったように話していた


「唐巣さん、どのような仕事なのですか? 横島さんが妙神山に保護されてるのは、世界GS協会も承知のはずですが…」

小竜姫はいまいち理解出来ない話な為、唐巣に詳しく聞いた


「仕事と言っても、悪霊と戦う訳では無いのです… ヴァチカンに行って、ラプラスに会って今後100年の予知をさせるという仕事です…」

唐巣は申し訳無さそうに横島や小竜姫達に説明した


「ラプラスですって!?」

唐巣の話に驚いて声を上げたのはルシオラだった

他の神魔も驚きを隠せない様子でざわついていた


「ラプラスって誰?」

一人知らないのはタマモだった…

横島は加速空間で神魔は勉強した為知っていたが、タマモはヨーロッパの神魔はあまり知らないようだ…


「悪魔ラプラス… 別名、前知魔と言う。 奴は魔族の中でも特に変わった奴だ… 奴は他の神魔に無い能力を持っている。 全てを見通すと言われる予知の力を…」

ワルキューレは険しい表情でタマモに説明した
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