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真の歴史へ

明日も試験がある為、唐巣とピートと雪之丞は自分の家に帰った

ヒャクメとジークは横島の事務所の空き部屋に泊まることにした

横島達4人とヒャクメとジークは夕食後に酒を飲んでいた

おキヌは幽霊で飲めない為、ぷよぷよと浮いていた


「さて、メドーサと勘九朗はどうするかだな…」

酒を飲みながら横島は呟いた

「明日倒すのは難しいわよ。 人が多い試験会場で戦ったらこちらが不利だわ」
ルシオラが現状を分析して話した


「そうですね… メドーサのやり口はよく知っています。 今後を考えたら原始風水盤はメドーサにやって欲しいですね…」

小竜姫はそれに続き自分の考えを話した

「原始風水盤が一番危ないわね… もっとうまく立ち回れば防ぐのが難しいわ…」

タマモは前世の記憶から原始風水盤をある程度知っていた

そしてその危険性なども理解している

「そうなんだよな… 原始風水盤は危険なんだよな もし魔界化したらどうなる?」

横島はジークに聞いた

「メドーサ達過激派はすぐに正規軍に鎮圧されるでしょう。 原始風水盤は一週間もしないで止めて、元の人間界に戻るでしょうが…」


「神魔のデタントは吹っ飛ぶのね~ 神魔戦争は避けられないから、ハルマゲドン一直線なのね~」

ジークが魔界の動きを予測して、ヒャクメがその後の展開を話した

「やっぱりメドーサに原始風水盤をやってもらうしかないな…」

横島は困ったように言った

「勘九朗はどうするの? 今回で改心させないとまた魔族化するわよ」

ほろ酔いになってきたルシオラが話した

「勘九朗は雪之丞さん次第ですね… 私達が戦って勝っても改心はしないでしょう」

勘九朗を知る小竜姫が答えた

「今の雪之丞なら大丈夫だと思うんだけどな… 過去のアシュタロス戦の時の実力くらいはつけたしな」

横島は過去を思い出しながら話した

「問題は経験不足なのよね… 戦闘力はともかく性格と経験がまだまだなのよね」

タマモは呆れたように話した

「でもタマモさんの修行のおかげで前回の試験時よりは随分成長してますよ」

小竜姫は苦笑いしていた


雪之丞は横島だけでなく小竜姫、ルシオラ、タマモとも修行を良くしていた


タマモの戦い方は頭脳戦が基本だった

雪之丞の力を出させないで惑わし、ほんろうして雪之丞を倒す

雪之丞にとって一番戦いにくい相手だった

タマモは徹底的に頭を使った戦い方を雪之丞に教えた


雪之丞自身はそんな戦い方は出来なくても、それに対応した戦い方を覚えなくてはならない


タマモの修行で過去よりは随分成長していた


「それでもまだまだよ 戦いを楽しむタイプだから難しいわ。 冷静な判断が出来なくてなるから…」

タマモは酷評だった

「頭使ってタマモに勝てる奴はいないよ~ 雪之丞はバトルマニアだしな まあ今回で経験を積めばいいさ」

横島は笑って話した

「そうなのね~ 横島さんとタマモちゃんを基準にしたら可哀想なのね~ 神魔を除けば間違いなく横島さんとタマモちゃんが最強なのね~ そのままでも中級神魔並の力はあるのね~」


ヒャクメは酔っ払って遠慮なく話していた

おキヌはその発言に驚いていた

「横島さんはそんなに強いんですか!?」

横島達はおキヌに聞かれて困った

おキヌは常に事務所に居るが横島達の秘密を知らない

小竜姫はヒャクメを睨みつけ、後でお仕置きを決めた


横島は困ったがおキヌにある程度話すことにした

「おキヌちゃん、俺は本当は人間じゃないんだ… 正確には元人間かな、人間を超えて神魔のような生命体になったんだ そしてもう一つ秘密を言うと、俺達4人は未来から時間を逆行して来たんだ…」


横島の真剣な話におキヌは驚きつつ、どう返事していいかわからなかった

「おキヌちゃん、私達はあなたを信じてるわ… 私達の秘密を知るのはここにいるメンバーだけなの だからこの話は誰にも秘密にしてね…」

ルシオラは優しくおキヌに語りかけた


「はい! 誰にも言いません! みんないい人ですから!」

おキヌは秘密の重要性よりも、横島達が秘密を教えてくれたことが嬉しかった


これで仲間になった気がして…


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