その一
かつての未来では、おキヌが大量の霊団に追われた時に偶然記憶が戻って、ネクロマンサーの笛を使いこなした
だが、今回は横島達の配慮によりおキヌは最初から令子に預けられた為、霊団には狙われなかった
その為、ネクロマンサーの才能があるのを令子もおキヌも知らないのだ…
横島も魔鈴もおキヌが普通に生きるなら、知らせるつもりは無かった…
だが、おキヌが自分からGSの道を目指している
ならば、ネクロマンサーの才能を伝えてやるのがいいだろうと考えたのだ…
令子は横島と魔鈴がおキヌにプレゼントをと、箱を出したのに驚いていた
「中身は何なの?」
令子は不思議そうに横島達に聞いた
「中身はネクロマンサーの笛です。 おキヌちゃんは300年幽霊をやってました。 そのおキヌちゃんなら、誰よりも幽霊の気持ちを理解しているので、もしかしたらネクロマンサーの才能があると思ったんです」
魔鈴は令子に中身とその理由を説明した
「ネクロマンサーか… 確かに可能性は高いわね… ネクロマンサーは霊の悲しみを理解して、心の底から思いやる心が無ければならないって言うしね…」
令子は魔鈴の話に考え込んでいた…
300年も幽霊だったおキヌには幽霊の気持ちがよくわかるだろう…
そして、優しいおキヌなら可能性は高いと思った
「笛はなんとか手に入れたので、後は使ってみて下さい」
横島は考え込む令子にそう話した
「わかったわ… おキヌちゃんには渡しておくわ。」
令子は横島の話に考えるのを止めて箱を受け取った
横島と魔鈴はそのまま帰った
二人が帰った後、令子は再び考え出した…
おキヌの性格を考えれば、前衛で戦うよりも、後衛で戦う方がいいだろう
どちらかと言えば、エミに近い
だが、黒魔術と言うタイプでもない
令子は霊体ボーガンや破魔札を中心に考えていたが…
ネクロマンサーの笛を使えるならそれが一番いいだろう
ちょうど、もうすぐ六道女学院のクラス対抗戦がある
もしネクロマンサーの笛を使えるなら、クラス対抗戦やその後GSとして、おキヌの大きな力になるだろう…
令子はそう考えて、ネクロマンサーを教えることが出来る人物を呼ぶことにした
自分もおキヌの将来の為に出来るしてやりたかった
その日の夜
おキヌは横島と魔鈴にもらったネクロマンサーの笛を、嬉しそうに受け取った
「正式なネクロマンサーは、今世界に3人しか居ないわ。 一週間後、ネクロマンサーマスターの先生を呼んだわ。 おキヌちゃんはそれまで練習してみて」
令子はおキヌにネクロマンサーの説明などをしていた
「私に使えるでしょうか…?」
おキヌはプレゼントは嬉しかったが、世界に3人しか使えない能力だと聞き不安になっていた
「ネクロマンサーは、霊の悲しみを理解して、心の底から思いやる心が必要なのよ… おキヌちゃんは誰よりも霊の気持ちがわかるはずでしょ? その気持ちを素直に現せばいいのよ」
令子は笑顔でおキヌを励ます
「ダメだったら、普通のGSの武器を用意するわ。 まあ、チャレンジするだけでも価値はあるわよ」
おキヌは令子の話に頷いた
「はい… 頑張ってみます」
おキヌは決意したように呟いて笛を握りしめた
そして、静かに笛に口をつけた
(霊の気持ち…)
おキヌは昔を思い出していた
ずっと一人で毎日、時が過ぎるのをただ待っていた
成仏も出来ずにずっと…
そんな中で出会った仲間…
令子や横島…
楽しかった…
自分が幽霊なのを忘れそうになるくらい…
もしも生きて体があれば……
何度そう考えたかわからなかった
そんな私が今生きてる…
令子や横島や魔鈴やカオスやマリア…
みんなが生き返らせてくれた…
おキヌは幽霊の時の気持ちと…
生きている人の気持ちを笛に込めた
ピリリリッ…
ピリュリュリュ…
おキヌのネクロマンサーの笛から少しずつ音が流れ出した…
だが、今回は横島達の配慮によりおキヌは最初から令子に預けられた為、霊団には狙われなかった
その為、ネクロマンサーの才能があるのを令子もおキヌも知らないのだ…
横島も魔鈴もおキヌが普通に生きるなら、知らせるつもりは無かった…
だが、おキヌが自分からGSの道を目指している
ならば、ネクロマンサーの才能を伝えてやるのがいいだろうと考えたのだ…
令子は横島と魔鈴がおキヌにプレゼントをと、箱を出したのに驚いていた
「中身は何なの?」
令子は不思議そうに横島達に聞いた
「中身はネクロマンサーの笛です。 おキヌちゃんは300年幽霊をやってました。 そのおキヌちゃんなら、誰よりも幽霊の気持ちを理解しているので、もしかしたらネクロマンサーの才能があると思ったんです」
魔鈴は令子に中身とその理由を説明した
「ネクロマンサーか… 確かに可能性は高いわね… ネクロマンサーは霊の悲しみを理解して、心の底から思いやる心が無ければならないって言うしね…」
令子は魔鈴の話に考え込んでいた…
300年も幽霊だったおキヌには幽霊の気持ちがよくわかるだろう…
そして、優しいおキヌなら可能性は高いと思った
「笛はなんとか手に入れたので、後は使ってみて下さい」
横島は考え込む令子にそう話した
「わかったわ… おキヌちゃんには渡しておくわ。」
令子は横島の話に考えるのを止めて箱を受け取った
横島と魔鈴はそのまま帰った
二人が帰った後、令子は再び考え出した…
おキヌの性格を考えれば、前衛で戦うよりも、後衛で戦う方がいいだろう
どちらかと言えば、エミに近い
だが、黒魔術と言うタイプでもない
令子は霊体ボーガンや破魔札を中心に考えていたが…
ネクロマンサーの笛を使えるならそれが一番いいだろう
ちょうど、もうすぐ六道女学院のクラス対抗戦がある
もしネクロマンサーの笛を使えるなら、クラス対抗戦やその後GSとして、おキヌの大きな力になるだろう…
令子はそう考えて、ネクロマンサーを教えることが出来る人物を呼ぶことにした
自分もおキヌの将来の為に出来るしてやりたかった
その日の夜
おキヌは横島と魔鈴にもらったネクロマンサーの笛を、嬉しそうに受け取った
「正式なネクロマンサーは、今世界に3人しか居ないわ。 一週間後、ネクロマンサーマスターの先生を呼んだわ。 おキヌちゃんはそれまで練習してみて」
令子はおキヌにネクロマンサーの説明などをしていた
「私に使えるでしょうか…?」
おキヌはプレゼントは嬉しかったが、世界に3人しか使えない能力だと聞き不安になっていた
「ネクロマンサーは、霊の悲しみを理解して、心の底から思いやる心が必要なのよ… おキヌちゃんは誰よりも霊の気持ちがわかるはずでしょ? その気持ちを素直に現せばいいのよ」
令子は笑顔でおキヌを励ます
「ダメだったら、普通のGSの武器を用意するわ。 まあ、チャレンジするだけでも価値はあるわよ」
おキヌは令子の話に頷いた
「はい… 頑張ってみます」
おキヌは決意したように呟いて笛を握りしめた
そして、静かに笛に口をつけた
(霊の気持ち…)
おキヌは昔を思い出していた
ずっと一人で毎日、時が過ぎるのをただ待っていた
成仏も出来ずにずっと…
そんな中で出会った仲間…
令子や横島…
楽しかった…
自分が幽霊なのを忘れそうになるくらい…
もしも生きて体があれば……
何度そう考えたかわからなかった
そんな私が今生きてる…
令子や横島や魔鈴やカオスやマリア…
みんなが生き返らせてくれた…
おキヌは幽霊の時の気持ちと…
生きている人の気持ちを笛に込めた
ピリリリッ…
ピリュリュリュ…
おキヌのネクロマンサーの笛から少しずつ音が流れ出した…