その一
横島の話にカオスは表情を変えずに答える
「おぬし達はワシが反対しても行くのだろう…? ならマリアを連れていけ。 文珠単独よりは時間移動の成功確率があがる…」
カオスは諦めたように話した
カオスは横島と魔鈴をよく理解していた
そして、いろいろ理由は付けているが、過去の自分とマリア姫の為に行くことも気が付いていた…
まあ、カオスもそんな二人だからこそ、協力しているのだが……
「カオス、ありがとう。 後、タマモのことなんだが…」
横島はもう一つの懸案事項を話した
「復活がいつかわからないからな… どちらにしろ、もうすぐ復活するのだろう? こちらからエネルギーを与えて、復活を早めてはどうだ? その後、殺生石を偽装すれば復活がバレることはないだろう…」
カオスは少し考えて話した
妖弧復活には大量のエネルギーが必要だが、歴史通りならもうほとんどエネルギーはたまっているはず……
それならばこちらから復活させて、保護した方がタマモは安全なのだ…
「そうか… すまないが準備を頼んでいいか?」横島もカオスの考えに乗った
「あまり時間はかからんよ… 殺生石を偽装する準備が少し必要だがな。 おぬし達が過去から戻るまでには終わるだろう…」
カオスは少し考えて答えた
「じゃあ、よろしくお願いしますね。 私達は準備が出来次第マリアと、中世に飛びます。」
魔鈴は笑顔でカオスに頭を下げた
「うむ、それがよいじゃろ…」
こうして、横島達の話し合いはおわり…
中世行きとタマモの復活が決まった
数日後…
横島、魔鈴、マリアは中世に時間移動をした
到着した場所は深夜の森だった
「マリア、場所と時間の確認してくれ…」
「イエス・横島さん 現在地・および・時刻測定・します」
マリアは星空を見上げて時刻測定に入った
「横島… 村が壊滅してるぞ!」
心眼が開いて話しかけてきた
心眼の話に横島と魔鈴の表情が一変した
「本当か? やはり少しずれたか…」
横島は過去に来たときを思い出しながら考えていた
「マリア姫は無事でしょうか…」
魔鈴は不安そうに話した
「場所はスイス・イタリア国境付近! 時刻は0時48分34秒 11月3日 西暦1242年」
マリアの調べた結果時間が前回よりずれていた
「しまった! 遅かった… マリア姫やカオスや村人は無事か?」
横島はこの先の展開を考えながら話した
「忠夫さん、とりあえず村に向かいましょう」
魔鈴の話に横島達は急いで村に向かった…
村では壊滅した建物が散乱していた
だが村人は怪我も少なく無事なようだった
深夜の旅人に村人は警戒して、横島達を取り囲んだ
「すいません、私はドクターカオスの友人で会いに来たのですか…」
横島は前回の歴史を踏まえて、先にカオスの名前を出した
村人はカオスの名前に少し安心したのか、緊張した空気が和らいだ
村人の中から老人が現れて横島達に話した
「カオス様は城に連れていかれた… 城には邪悪な錬金術師がおる… つい先ほど、姫様がさらわれたのじゃ… 危機にカオス様は戻られたが、姫様を人質にとられてはどうしようもなく… 連行されたのじゃ…」
老人は悔しさをにじませながら話した
そして、横島達を見極めるように見て話した
「旅のお方… カオス様の友人なら助けてはくれまいか… 邪悪な錬金術師はモンスターを連れておるゆえ、我々では無力だ…」
村人達は横島達にすがるような視線を向けていた
横島は魔鈴とマリアと見合わせた
「わかりました。 少し時間を下さい。 なんとか姫様とカオスを救出してみましょう」
横島の言葉に村人達は頭を下げてお願いした
横島達は村外れでこの先の行動を話し合うことにした
「カオスまで捕まってるとはな…」
横島は困ったように話した
「マリア姫を人質にされたら、いくらカオスさんでも手が出せませんからね…」
魔鈴も考えながら話した
「おぬし達はワシが反対しても行くのだろう…? ならマリアを連れていけ。 文珠単独よりは時間移動の成功確率があがる…」
カオスは諦めたように話した
カオスは横島と魔鈴をよく理解していた
そして、いろいろ理由は付けているが、過去の自分とマリア姫の為に行くことも気が付いていた…
まあ、カオスもそんな二人だからこそ、協力しているのだが……
「カオス、ありがとう。 後、タマモのことなんだが…」
横島はもう一つの懸案事項を話した
「復活がいつかわからないからな… どちらにしろ、もうすぐ復活するのだろう? こちらからエネルギーを与えて、復活を早めてはどうだ? その後、殺生石を偽装すれば復活がバレることはないだろう…」
カオスは少し考えて話した
妖弧復活には大量のエネルギーが必要だが、歴史通りならもうほとんどエネルギーはたまっているはず……
それならばこちらから復活させて、保護した方がタマモは安全なのだ…
「そうか… すまないが準備を頼んでいいか?」横島もカオスの考えに乗った
「あまり時間はかからんよ… 殺生石を偽装する準備が少し必要だがな。 おぬし達が過去から戻るまでには終わるだろう…」
カオスは少し考えて答えた
「じゃあ、よろしくお願いしますね。 私達は準備が出来次第マリアと、中世に飛びます。」
魔鈴は笑顔でカオスに頭を下げた
「うむ、それがよいじゃろ…」
こうして、横島達の話し合いはおわり…
中世行きとタマモの復活が決まった
数日後…
横島、魔鈴、マリアは中世に時間移動をした
到着した場所は深夜の森だった
「マリア、場所と時間の確認してくれ…」
「イエス・横島さん 現在地・および・時刻測定・します」
マリアは星空を見上げて時刻測定に入った
「横島… 村が壊滅してるぞ!」
心眼が開いて話しかけてきた
心眼の話に横島と魔鈴の表情が一変した
「本当か? やはり少しずれたか…」
横島は過去に来たときを思い出しながら考えていた
「マリア姫は無事でしょうか…」
魔鈴は不安そうに話した
「場所はスイス・イタリア国境付近! 時刻は0時48分34秒 11月3日 西暦1242年」
マリアの調べた結果時間が前回よりずれていた
「しまった! 遅かった… マリア姫やカオスや村人は無事か?」
横島はこの先の展開を考えながら話した
「忠夫さん、とりあえず村に向かいましょう」
魔鈴の話に横島達は急いで村に向かった…
村では壊滅した建物が散乱していた
だが村人は怪我も少なく無事なようだった
深夜の旅人に村人は警戒して、横島達を取り囲んだ
「すいません、私はドクターカオスの友人で会いに来たのですか…」
横島は前回の歴史を踏まえて、先にカオスの名前を出した
村人はカオスの名前に少し安心したのか、緊張した空気が和らいだ
村人の中から老人が現れて横島達に話した
「カオス様は城に連れていかれた… 城には邪悪な錬金術師がおる… つい先ほど、姫様がさらわれたのじゃ… 危機にカオス様は戻られたが、姫様を人質にとられてはどうしようもなく… 連行されたのじゃ…」
老人は悔しさをにじませながら話した
そして、横島達を見極めるように見て話した
「旅のお方… カオス様の友人なら助けてはくれまいか… 邪悪な錬金術師はモンスターを連れておるゆえ、我々では無力だ…」
村人達は横島達にすがるような視線を向けていた
横島は魔鈴とマリアと見合わせた
「わかりました。 少し時間を下さい。 なんとか姫様とカオスを救出してみましょう」
横島の言葉に村人達は頭を下げてお願いした
横島達は村外れでこの先の行動を話し合うことにした
「カオスまで捕まってるとはな…」
横島は困ったように話した
「マリア姫を人質にされたら、いくらカオスさんでも手が出せませんからね…」
魔鈴も考えながら話した