その一

冥子は証拠を持って唐巣達の元に行った。

横島が会場に戻ると

ミカ・レイ対鎌田勘九朗の試合が始まるとこだった

勘九朗の魔装術をミカ・レイが神通混でさばく

やがてミカ・レイが疲れを見せ始める


「鎌田選手! 術を解きたまえ 君をGS規約の違反により失格にする」

GS協会役員の男性とGS達が集まった

「証拠は手に入れたわ 残念だったわね」

エミが勝ち誇る


「証拠がどうしたって言うの 人間ごときがあたしに指図するんじゃないよ!」

勘九朗は魔装術で魔族化していた

GS達が一斉に勘九朗に飛びかかる


「やめさせなさいメドーサ!! 計画は失敗です無駄なはずです!」

小竜姫が叫ぶ


勘九朗はGS達を圧倒的に倒していく

ミカ・レイの変装をといた美神とエミと冥子達が攻撃をしかけるが効かない

「こいつ… 霊力強すぎない!?」

エミは驚いてた

「気をつけてこいつはGSを倒す為の修行をしてるわ GSバスターだわ!」

令子が叫ぶ


令子やエミが苦戦する中

おキヌは横島を見た
 
「横島さんは戦わないんですか? さっきは強かったのに?」


「俺はもう少し様子を見る……」

そう言って横島は気配を消しメドーサの後ろに向かう


メドーサと小竜姫は緊迫していた

両者共動けない

美神対勘九朗も美神が押されていた

横島は素早くサイキックソーサを2枚出して、メドーサと勘九朗に投げる


メドーサはとっさに避けるが勘九朗には当たった

「グアッー 誰だ!」

勘九朗は叫び周りを見る

「チャンス! くらえ!!」

このすきに美神が勘九朗の腕を切り落とした


一方メドーサには小竜姫が剣を突きつけていた

メドーサは後ろを見て

「貴様か! このガキが~!!」

メドーサは小竜姫の一瞬の隙をついて、横島を殺しに向かう…

その時メドーサに霊波砲が炸裂した

ドゥーン!!

「今度は誰だい!!」


「忠夫さん!!」

そこには魔女ルックの魔鈴がいた

「めぐみさん!!」

横島はとっさに魔鈴の元に移動して、魔鈴を庇うようにする


小竜姫がメドーサに切りかかる

「勘九朗引き上げるわよ!」

メドーサが叫ぶ

「わかりました。」
勘九朗は腕を押さえながら火角結界を出した

「決着つけられなくて残念ね 生きてたらまた会いましょう」

勘九朗は飛んで逃げていった

GS達はみな火角結界を霊波で遅らせようとしている

「人間の霊力ではあれは破れないわ。 今日は引き分けにしてあげるわ。」

メドーサが悔しそうに言う

「わかったわ」

小竜姫も悔しそうに剣を引く

メドーサは横島の方を見た

「横島とかいったわね? 後ろの魔女も次に会ったら殺してあげるわ。」

横島と魔鈴を睨みながら飛んで逃げて行った


火角結界は小竜姫の霊波で一時止まる

「美神さん結界の中央を壊して…「待つのじゃ。 ここはワシが止める」

現れたのはカオスだった

「カオス! わかるの?」

美神達の視線がカオスに集まる

「マリア! スキャンじゃ!」

「イエス・ドクターカオス」

数秒して

「解析終了・しました」

「やれ! マリア」

マリアは結界を壊して停止のコードを切った


次の日、美神事務所にメンバーは集まっていた

「GS協会は今回の試験を無効にしないそうだ。ピート君、横島君、ドクターカオス。 君達は合格だよ おめでとう」

「後… 雪之丞君だが私が保証人になるならGS免許を出すことに決まったよ。 しばらく私の教会で研修してくれないか?」

唐巣は雪之丞を見る
「本当にいいのか? 俺はメドーサの手下だったんだぞ?」
唐巣は微笑んだ

「かまわないよ。 今回メドーサの計画を暴けたのは君の証言が決め手だったからね」

「じゃあ、よろしく頼む。 後ピートは済まなかったな。」

こちらは話が終わるが、事務所はピリピリしている

原因は横島と隣に寄り添う魔鈴めぐみだった

美神は不機嫌そうに横島を見た

「で? 横島クン? 隣の女性は誰なの?」

横島にプレッシャーをかける

「はじめまして。 私は魔鈴めぐみといいます。 今度日本に帰国することになりました。 よろしくお願いしますね」

魔鈴は笑顔で美神に話す

「魔鈴? 現代の魔女のかい?」

唐巣は驚き問いかける

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