「ハッ！！」

令子は神通混でゾンビ達を破壊していく…


ビビビビー

マリアはロケットアームや霊波ビームで、おキヌに近寄るゾンビを破壊していた


「えい！」

おキヌは破魔札を使って令子を援護していた


光秀の兵達もゾンビを倒していたため


しばらくしてゾンビは全て倒された



そして、残るはノスフェラトゥただ一人


そのノスフェラトゥは横島との戦いを続けていた


横島は不利な中、スピードを生かしてなんとか戦っていた




本能寺は信長の兵の放った火で燃えて、横島達がいる場所にも炎が迫っていた



「皆の者、引け！ 奴は私が倒す！」

光秀は自分の兵を退避させた


このままでは炎で逃げ場が無くなる


残ったのは横島達と光秀とノスフェラトゥだけになった


「美神殿にそなた達も逃げよ！ このままでは危ない！」

光秀は令子や魔鈴、マリアにおキヌに話した


「あんな奴どうやって倒すの！？」

令子は光秀に問いただす


「私の命をかけて倒す。 今倒さねば、この国… いや、世界の終わりだ」

光秀は決意に満ちた目で令子に話した


「でも、力の差がありすぎるわ！ 横島クンでも押されてる敵よ！」


令子は険しい表情で言うが光秀の決意は変わらない


「美神殿、それにそなた達のおかげで助かった… そなた達が居なければ逃げられていた 本当に感謝している。」


光秀は一瞬微笑んだ

そして頭を下げて、ノスフェラトゥと横島の戦いに割り込もうとしていた


魔鈴は令子やマリアやおキヌを見た


「皆さんは先に脱出して下さい。 私は忠夫さんと残ります。」

魔鈴は令子達に微笑んだ


「でも、魔鈴さん！ 置いていくなんて…」

おキヌは必死に魔鈴に話すが


「私達は後で必ず脱出します。 信じて下さい。 マリア、二人を連れて脱出して下さい」


魔鈴は令子とおキヌを見て優しく話した

「イエス・ミス魔鈴。 ご無事を・祈ってます」


マリアは二人を抱えて飛んでいった


令子とおキヌは何か言っていたが、すでに魔鈴には聞こえなかった…
　
キン！キン！キン！……


横島とノスフェラトゥはお互い、傷つきながらも戦いを続けていた


「おりゃー！！」


その時、光秀がノスフェラトゥに攻撃する


「無駄だぎゃ！！」

ノスフェラトゥは光秀の攻撃をかわした


「風よ… 刃となれ！」


ズバッ！！


その隙に魔鈴の魔法がノスフェラトゥに当たる


だが、かすり傷しか出来なかった


「おみゃー達３人で何が出来る！」


ノスフェラトゥは怒り魔鈴に攻撃する


キーン！


横島が魔鈴をかばって、ノスフェラトゥの扇子を止める


「ノスフェラトゥ！ 覚悟！！」


光秀の槍が、ノスフェラトゥの右胸に突き刺さった


「おのれ… らっきょ頭が……」


ノスフェラトゥは苦しそうに光秀を睨む


「この槍は古代の秘術から作った精霊石の槍… これで終わりだ…」


光秀は槍に霊力を注ぎ、ノスフェラトゥを貫こうとする


「ふふふ… ハッハッハ……」


突然ノスフェラトゥは笑い出した
その時、ノスフェラトゥは魔力を上げた

「ぐおおおっ！」


パリーン！


精霊石の槍は砕け散った……


「そんな馬鹿な……」

光秀はショックに呆けていた


「光秀！ 避けろー！」

横島が叫ぶが…

光秀にノスフェラトゥの魔力波が当たる！

ドッカーン！！


「ぐっ…… なぜ……」

壁にたたきつけられた光秀はそう言って気を失った…


「「光秀ー！！」」

横島と魔鈴は叫ぶが、光秀に駆け寄る訳にはいかない


ノスフェラトゥが二人を睨んでいるのだから…


「所詮人間がワシに勝つなどありえぬのだ……」

ノスフェラトゥは勝ち誇った笑みを浮かべていた