その一
その話に横島と魔鈴の表情も変わる
過去なのに歴史に深く関与し始めてる令子に呆れた表情になる…
「住職… 俺達は…」
横島は真剣な顔に戻り住職に話しかけようとした
「わかっております。 未来からいらしたのでしょう? 美神殿から聞いております。 美神殿は未来に帰る手段を探す為、妙神山に行きたいとおっしゃっておりました…」
住職は横島の言いたいことを理解して先に話した
横島と魔鈴は驚き住職を見た
「住職は妙神山を知ってるのですか?」
「ああ、昔一度だけ行ったことがある…」
横島が住職に聞くと住職は懐かしそうに話した
やはり退魔師か…
横島と魔鈴は住職がかなりの実力なのを納得した
「それで住職、光秀様が戦う敵とは…?」
横島達は敵が何か想像も出来なかった
「敵は魔族じゃ… なんでも遥か西より来る者と聞く… その魔族は信長様にすり替わり、この国を狙っておる… 光秀様はワシの最後の教え子でな… それで信長さまの正体を見抜いたのじゃ…」
住職はお茶を飲みながらゆっくり話した
「遥か西から… ヨーロッパか? 光秀は退魔師だったのか…」
横島は魔鈴を見て考えこむ
魔鈴は住職に魔族の手掛かりを聞こうと考えた
「住職、魔族の特徴を教えて頂けませんか?」
魔鈴は真剣な表情で住職に聞いた
「奴の名は… 乃蘇腐衣羅闘 人の血を吸い、血を吸った相手を化け物に帰る魔族じゃ」
「ノスフェラトゥですって!!」
魔鈴は驚いて叫んだ
「めぐみ、ノスフェラトゥって… まさか…」
横島も驚いて声が出なかった
「どうやら知っておるようじゃの… 美神殿も知っておったしの」
住職の話に魔鈴が答える
「ノスフェラトゥは吸血鬼を超える吸血鬼… 吸血鬼より古代から生きていたはず… 16世紀中頃、バチカンによって追放されてます。 そしてその後どこかで、滅ぼされたはずですが…」
魔鈴はそう言って考え出した
そんな中、横島がある仮説をたてた
「俺達の時代ではノスフェラトゥは倒されてます。 倒された時代から考えて、おそらく… 光秀公が倒すのでしょう。 ただ、その先には……」
横島は言葉に詰まった
史実では光秀が信長を討ち取っている
頭のいい光秀が天下統一目前の信長を、あのタイミングで討ち取ったのが
ノスフェラトゥを倒す為だったとしたら…
全てが納得がいった…
だが光秀は…
横島はその先が言えなかった
過去は変えてはいけない
史実では光秀は信長を討ち取った後
羽柴秀吉に負けて死んだはずである…
それを言えば未来が変わるかもしれない……
横島の苦悩の表情を住職は静かに見ていた
「構わぬよ。 光秀様は覚悟の上じゃ… この国の為に、その身をかけて奴を倒す覚悟じゃ」
住職は優しく横島に話した
「住職…」
横島が呟いた
「横島さん、実は… 美神さんが、光秀様の行く先を話してしまったのです」
おキヌは申し訳なさそうに話した
「あの人は…」
魔鈴は呆れた表情になる
「時を超える能力は古文書にある… だが、その古文書にはこうも書いてある。 『決して時を変えてはならぬ』 その意味はわからなかったが、おそらくあるべき事を変えては帰れなくなるのだろう…」
住職は全てを理解していた
「忠夫さん… どうしますか?」
魔鈴はこの先を考えながら横島を見た
「行くしかないだろう… 美神さんを追って… 光秀公がノスフェラトゥを討つのは本能寺だ。 時間的に俺達も、本能寺に向かわなければならないだろう」
横島は険しい表情で話した
「ノスフェラトゥは16世紀のバチカンでも、追放しか出来なかった相手です。 光秀公がいかに優秀な退魔師でも難しいかもしれません。」
魔鈴も険しい表情で話した
横島はマリアを見た
「マリア、ノスフェラトゥの情報はあるか?」
「イエス・横島さん。 ノスフェラトゥは・ドクターカオスが・追放しました。 その身は心臓が2つあり・両方貫かねば死なない体です。 ドクターカオスも・それは出来なくて・追放しました」
マリアは横島の問いかけに答えた
横島と魔鈴はマリアの情報を聞いて考えていた
過去なのに歴史に深く関与し始めてる令子に呆れた表情になる…
「住職… 俺達は…」
横島は真剣な顔に戻り住職に話しかけようとした
「わかっております。 未来からいらしたのでしょう? 美神殿から聞いております。 美神殿は未来に帰る手段を探す為、妙神山に行きたいとおっしゃっておりました…」
住職は横島の言いたいことを理解して先に話した
横島と魔鈴は驚き住職を見た
「住職は妙神山を知ってるのですか?」
「ああ、昔一度だけ行ったことがある…」
横島が住職に聞くと住職は懐かしそうに話した
やはり退魔師か…
横島と魔鈴は住職がかなりの実力なのを納得した
「それで住職、光秀様が戦う敵とは…?」
横島達は敵が何か想像も出来なかった
「敵は魔族じゃ… なんでも遥か西より来る者と聞く… その魔族は信長様にすり替わり、この国を狙っておる… 光秀様はワシの最後の教え子でな… それで信長さまの正体を見抜いたのじゃ…」
住職はお茶を飲みながらゆっくり話した
「遥か西から… ヨーロッパか? 光秀は退魔師だったのか…」
横島は魔鈴を見て考えこむ
魔鈴は住職に魔族の手掛かりを聞こうと考えた
「住職、魔族の特徴を教えて頂けませんか?」
魔鈴は真剣な表情で住職に聞いた
「奴の名は… 乃蘇腐衣羅闘 人の血を吸い、血を吸った相手を化け物に帰る魔族じゃ」
「ノスフェラトゥですって!!」
魔鈴は驚いて叫んだ
「めぐみ、ノスフェラトゥって… まさか…」
横島も驚いて声が出なかった
「どうやら知っておるようじゃの… 美神殿も知っておったしの」
住職の話に魔鈴が答える
「ノスフェラトゥは吸血鬼を超える吸血鬼… 吸血鬼より古代から生きていたはず… 16世紀中頃、バチカンによって追放されてます。 そしてその後どこかで、滅ぼされたはずですが…」
魔鈴はそう言って考え出した
そんな中、横島がある仮説をたてた
「俺達の時代ではノスフェラトゥは倒されてます。 倒された時代から考えて、おそらく… 光秀公が倒すのでしょう。 ただ、その先には……」
横島は言葉に詰まった
史実では光秀が信長を討ち取っている
頭のいい光秀が天下統一目前の信長を、あのタイミングで討ち取ったのが
ノスフェラトゥを倒す為だったとしたら…
全てが納得がいった…
だが光秀は…
横島はその先が言えなかった
過去は変えてはいけない
史実では光秀は信長を討ち取った後
羽柴秀吉に負けて死んだはずである…
それを言えば未来が変わるかもしれない……
横島の苦悩の表情を住職は静かに見ていた
「構わぬよ。 光秀様は覚悟の上じゃ… この国の為に、その身をかけて奴を倒す覚悟じゃ」
住職は優しく横島に話した
「住職…」
横島が呟いた
「横島さん、実は… 美神さんが、光秀様の行く先を話してしまったのです」
おキヌは申し訳なさそうに話した
「あの人は…」
魔鈴は呆れた表情になる
「時を超える能力は古文書にある… だが、その古文書にはこうも書いてある。 『決して時を変えてはならぬ』 その意味はわからなかったが、おそらくあるべき事を変えては帰れなくなるのだろう…」
住職は全てを理解していた
「忠夫さん… どうしますか?」
魔鈴はこの先を考えながら横島を見た
「行くしかないだろう… 美神さんを追って… 光秀公がノスフェラトゥを討つのは本能寺だ。 時間的に俺達も、本能寺に向かわなければならないだろう」
横島は険しい表情で話した
「ノスフェラトゥは16世紀のバチカンでも、追放しか出来なかった相手です。 光秀公がいかに優秀な退魔師でも難しいかもしれません。」
魔鈴も険しい表情で話した
横島はマリアを見た
「マリア、ノスフェラトゥの情報はあるか?」
「イエス・横島さん。 ノスフェラトゥは・ドクターカオスが・追放しました。 その身は心臓が2つあり・両方貫かねば死なない体です。 ドクターカオスも・それは出来なくて・追放しました」
マリアは横島の問いかけに答えた
横島と魔鈴はマリアの情報を聞いて考えていた