その一
横島達一行はその日の夕方には街に到着していた
あまり大きな街ではないが、活気があって賑わっていた
「とりあえず今夜はどうする?」
横島は魔鈴とマリアを見た
「砂金は限りありますし… どこかで野宿でもした方がいいのでは?」
魔鈴は少し考えて答えた
「俺は別にいいけど、めぐみとマリアは女の子だぞ?」
横島は驚いて言った
「横島さん・マリアは大丈夫です」
「私も大丈夫ですよ。 結界を張れば安全ですし、何かあっても忠夫さんが守ってくれるでしょ?」
魔鈴は満面の笑みで横島を見つめた
「めぐみ…」
横島は魔鈴の美しさに、一瞬我を忘れそうになるが、話を戻した
「じゃあ、近くの神社か寺でも行くか… 神社や寺の敷地内ならいくらか安全だろ?」
「そうですね…」
魔鈴とマリアが頷いて横島達は神社か寺を探した
しばらく歩くと町外れに小さな寺があった
横島達は寺に入り、住職に一晩敷地内に泊まる許可を求めることにした
「突然すいませんが、今夜泊まる場所が無いので一晩敷地内を貸して頂きたいのですが…」
横島はかぶり物をとり、老年の住職に頭を下げた
「それはお困りでしょう。 敷地と言わずに部屋をお使い下さい。」
住職は人の良さそうな人物で笑顔で横島達に話した
「本当ですか? ありがとうございます。 助かります」
横島は深く頭を下げて、魔鈴とマリアもかぶり物したままだが頭を深く下げた
横島達は住職の好意で一部屋借りることが出来た
「いい人で良かったな~」
横島はホッとしたように話した
「ええ、戦国時代ですから寺には孤児などがいるのでしょうね。 先ほど声がしましたから…」
魔鈴も落ち着いて休んでいた
「そう言えば、おキヌちゃんが生きてる時住んでたのも寺じゃなかったかな… 孤児達の世話してたはずだが…」
横島は死津藻比女の時見た記憶を思い出していた…
「あの二人は今どこにいるのでしょうね…」
魔鈴の声に心眼が反応した
「この辺りには居ないようだ… 我の千里眼はそれほど遠くは見えんから、今日はここまでだな」
「そうか… サンキューな心眼。 今日は休んでくれ、明日また頼むな!」
横島が笑顔で心眼をねぎらった
「うむ、横島達もしっかり休むのだぞ」
心眼はそう話して目を閉じた
横島はマリアを見た
「マリア、エネルギーは大丈夫か?」
「イエス・現在エネルギーは・85%です。 朝には地脈を利用して補充できます」
マリアは逆行してきてからかなり性能が上がっていた
マリアのエネルギーも現在は電力と地脈エネルギーの併用をしている
これにより電力の無い場所などでの活動時間が飛躍的に伸びていた
もっとも戦闘などをすればエネルギーを急激に消耗する為、電力を充電するかしばらく休んで地脈で補充する必要があるのだが…
例外では横島の文珠でもエネルギーを補充出来る
横島と魔鈴は一休みしたら住職の元に行った
「住職、最近この辺りで変わった姿の女性を見かけませんでしたか? 名前を美神令子と氷室キヌと言う二人なのですが…」
横島は境内を掃除していた住職に令子達のことを聞いてみた
「あ~! その二人なら一週間ほど前に泊まっていったぞ? 一人は巫女の姿だったが、一人は怪しげな姿じゃったな…」
住職は思い出して横島に話した
「本当ですか? 何処に行ったかわかりますか?」
横島はこの時代で始めて令子達の行方の手掛かりに、驚きと喜びの表情をしていた
「うむ、確か城下町まで行くと言っておったぞ… なんでもお金を稼いでなんとか山に行くとか行かないとか……」
住職は思い出しながらゆっくり話したが、詳しい地名まで覚えて無かった
横島と魔鈴はそれに顔を見合わせた
「ありがとうございます。 何かお手伝い出来ることがあれば言って下さい。 泊めてもらったお礼に働きますよ」
横島は笑顔で住職に話した
「そうか… なら薪割りでも頼めるかな?」
横島と魔鈴は住職にお願いされた、薪割りをすることになった
「忠夫さん、なんとか山はおそらく妙神山では無いでしょうか? 彼女達がこの時代で頼れる場所はあそこだけですし…」
魔鈴は薪割りをしている横島を、近くに座って見ながら話した
「おそらくはな… だが難しいだろうな… 小竜姫様でも時間移動は出来ない。 それに神族上層部が時間移動して助けるのはしないだろうしな…」
あまり大きな街ではないが、活気があって賑わっていた
「とりあえず今夜はどうする?」
横島は魔鈴とマリアを見た
「砂金は限りありますし… どこかで野宿でもした方がいいのでは?」
魔鈴は少し考えて答えた
「俺は別にいいけど、めぐみとマリアは女の子だぞ?」
横島は驚いて言った
「横島さん・マリアは大丈夫です」
「私も大丈夫ですよ。 結界を張れば安全ですし、何かあっても忠夫さんが守ってくれるでしょ?」
魔鈴は満面の笑みで横島を見つめた
「めぐみ…」
横島は魔鈴の美しさに、一瞬我を忘れそうになるが、話を戻した
「じゃあ、近くの神社か寺でも行くか… 神社や寺の敷地内ならいくらか安全だろ?」
「そうですね…」
魔鈴とマリアが頷いて横島達は神社か寺を探した
しばらく歩くと町外れに小さな寺があった
横島達は寺に入り、住職に一晩敷地内に泊まる許可を求めることにした
「突然すいませんが、今夜泊まる場所が無いので一晩敷地内を貸して頂きたいのですが…」
横島はかぶり物をとり、老年の住職に頭を下げた
「それはお困りでしょう。 敷地と言わずに部屋をお使い下さい。」
住職は人の良さそうな人物で笑顔で横島達に話した
「本当ですか? ありがとうございます。 助かります」
横島は深く頭を下げて、魔鈴とマリアもかぶり物したままだが頭を深く下げた
横島達は住職の好意で一部屋借りることが出来た
「いい人で良かったな~」
横島はホッとしたように話した
「ええ、戦国時代ですから寺には孤児などがいるのでしょうね。 先ほど声がしましたから…」
魔鈴も落ち着いて休んでいた
「そう言えば、おキヌちゃんが生きてる時住んでたのも寺じゃなかったかな… 孤児達の世話してたはずだが…」
横島は死津藻比女の時見た記憶を思い出していた…
「あの二人は今どこにいるのでしょうね…」
魔鈴の声に心眼が反応した
「この辺りには居ないようだ… 我の千里眼はそれほど遠くは見えんから、今日はここまでだな」
「そうか… サンキューな心眼。 今日は休んでくれ、明日また頼むな!」
横島が笑顔で心眼をねぎらった
「うむ、横島達もしっかり休むのだぞ」
心眼はそう話して目を閉じた
横島はマリアを見た
「マリア、エネルギーは大丈夫か?」
「イエス・現在エネルギーは・85%です。 朝には地脈を利用して補充できます」
マリアは逆行してきてからかなり性能が上がっていた
マリアのエネルギーも現在は電力と地脈エネルギーの併用をしている
これにより電力の無い場所などでの活動時間が飛躍的に伸びていた
もっとも戦闘などをすればエネルギーを急激に消耗する為、電力を充電するかしばらく休んで地脈で補充する必要があるのだが…
例外では横島の文珠でもエネルギーを補充出来る
横島と魔鈴は一休みしたら住職の元に行った
「住職、最近この辺りで変わった姿の女性を見かけませんでしたか? 名前を美神令子と氷室キヌと言う二人なのですが…」
横島は境内を掃除していた住職に令子達のことを聞いてみた
「あ~! その二人なら一週間ほど前に泊まっていったぞ? 一人は巫女の姿だったが、一人は怪しげな姿じゃったな…」
住職は思い出して横島に話した
「本当ですか? 何処に行ったかわかりますか?」
横島はこの時代で始めて令子達の行方の手掛かりに、驚きと喜びの表情をしていた
「うむ、確か城下町まで行くと言っておったぞ… なんでもお金を稼いでなんとか山に行くとか行かないとか……」
住職は思い出しながらゆっくり話したが、詳しい地名まで覚えて無かった
横島と魔鈴はそれに顔を見合わせた
「ありがとうございます。 何かお手伝い出来ることがあれば言って下さい。 泊めてもらったお礼に働きますよ」
横島は笑顔で住職に話した
「そうか… なら薪割りでも頼めるかな?」
横島と魔鈴は住職にお願いされた、薪割りをすることになった
「忠夫さん、なんとか山はおそらく妙神山では無いでしょうか? 彼女達がこの時代で頼れる場所はあそこだけですし…」
魔鈴は薪割りをしている横島を、近くに座って見ながら話した
「おそらくはな… だが難しいだろうな… 小竜姫様でも時間移動は出来ない。 それに神族上層部が時間移動して助けるのはしないだろうしな…」