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その一

不安そうな西条にカオスは笑って答えた

「横島なら大丈夫じゃよ。 おぬしもいずれ解るじゃろ 何故このヨーロッパの魔王と言われる、ドクターカオスが奴と共におるのかがな… 私が認めた数少ない人間なのだからな…」

カオスの顔には不安は無かった

横島、魔鈴、マリア…

あの3人なら大丈夫だ


カオスは理屈とかではなく、信じていた

西条はカオスの揺るぎない信頼をみて驚いた


オカルト界の生きる伝説

現代の今もヨーロッパでの影響力は計り知れないくらいだった…

イギリスに留学して、オカルトGメンにいた西条はカオスの凄さをよく理解していた

そのカオスが横島と魔鈴に絶対の信頼を持っていた…


西条はその事実に、改めて横島の凄さを理解した

霊能力などではない…

人間の魅力

人を惹きつける横島の人柄に…


カオスは千年生きている

ただ霊能力が高いだけではこれほど信頼しないだろうと…



西条、カオスは静かに横島達の帰りを待っていた……



一方横島達は…

夜の山の中に現れた「マリア、現在位置と時間を確認してくれ…」

「イエス・横島さん 現在地・および・時刻測定・します!」

マリアは横島に言われて、空を見上げて星の位置などから現在地と時刻の測定に入った


「時間移動とは一瞬で移動するんですね」

魔鈴は初めて、自分で時間移動して驚いていた

「前は未来から魂だけ飛ばされてきたからな~」

横島は苦笑いしていた

「美神さん達はどこでしょうかね」

魔鈴は付近を見渡すが人どこれか人家も無かった

「詳しい時間の測定は出来なかったからな… まあ違っていて数週間だと思うんだが… 心眼、美神さんとおキヌちゃんを探してくれないか?」

横島は困ったように心眼に言った

「承知した。 だが私の遠視では時間がかかるぞ?」

「ああ、頼むよ。 とりあえず人が居る場所へ行って情報を集めないとな」

横島が魔鈴と心眼と話しているとマリアが測定を終えたようだった

「時間移動は・成功しています。 ミス美神達の・1ヶ月以内に来ました」

マリアが言うと横島達は移動を始めた

「それにしても、故この時代ナノでしょうね?」

魔鈴は不思議そうに言った

「あの人も本当にトラブルばっかりだからな~ また、お金に目がくらんで厄介なことになってなきゃいいけど…」


横島は過去の時間移動を思い出して、顔を引きつらせていた…


横島達は空が明るくなる頃には街道に出た


横島達は河原で休憩と朝ご飯にしていた…

この時代に来る前に西条が気を使って、オニギリとお茶を用意して持たせていた

「あの人も意外といい人だったんだな~」

逆行前は西条とは非常に仲が悪かった横島は、少し驚いていた

魔鈴は苦笑いして話を聞いていた

「忠夫さんと西条先輩は仲が悪かったですからね~ 本来は悪い人では無いんですよ? プライドが高すぎるのが少し問題ですが…」


そして
横島達は今後の相談を始めていた

「心眼、見つかりそうか?」

「うむ、今のところ見つかって無い。 千里眼はあまり得意ではないのでな…」

横島と魔鈴は心眼の答えに考えていた

「忠夫さん、とりあえず街に行きましょう。 美神さん達もまずは街を探すでしょうから…」

魔鈴は横島を見て話した

「そうだな~ マリア、街がどっちか分かるか?」

横島がマリアに聞くと、マリアは空に飛んで行き、空から街を探した


「イエス・西に35キロ先に・街らしき物を確認」

マリアは降りてくると横島に報告した


「35キロか~ まさか飛んでいく訳にいかないしな~ ゆっくり歩いて行くか…」

横島は面倒そうに言った

「まあまあ、旅行だと思ってゆっくり行きましょう。 美神さん達ならすぐに危ない状況ではないでしょうしね」

魔鈴は横島を元気づけるように笑顔で話した

横島も魔鈴も美神なら自力で何とか出来ると思っている

横島達は見つけて連れて帰ればいいだけなのだから

「そうだな~ こんな自然の中を歩くなんてめったにないからな… 今日の夜までに街につけばいいか」

そうして、横島と魔鈴とマリアは街に向かってゆっくり歩いて行った
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