その一
2月に入り
もうすぐバレンタイン
横島はふと思い出す
「そう言えば、今年じゃなかったか? 俺がバレンタインチョコで自作自演を疑われたのは……」
横島が顔をひきつりながら話した
「そんかことあったんですか?」
魔鈴は自分の知らない時期の横島の話に興味があった
「めぐみが西条にあげたチョコ食べて、女の子に毛虫のごとく嫌われたこともあったしな~ 本当にいい思い出ないな」
横島はいつの間にかへこんでいた
「あれはすいませんでした… でも私は良かったですよ。 忠夫さんがこの頃からモテてたら、私にチャンスが無かったじゃないですか…」
魔鈴は複雑な顔で言った
もっとも横島に好意をよせていた女の子は、何人かいたんだが、横島は未だに気がついてない
「うーん。 そうなんだよな~ そう考えたら歴史を変えるって難しいよな~ でも今回も疑われるのは嫌だな~」
横島は腕をくみ考えていた
「何かあれば呼んで下さいね。 私が行きますから」
魔鈴の優しい笑顔に横島は心を落ち着かせていく……
そうして
バレンタインデー当日…
横島はげた箱を開けると……
やはり名前無しのチョコがあった
横島がチョコを見て呟いた
「誰だ名前がないな~」
前回はここでつるし上げられたが今回は違った…
「横島くん、恥ずかしくて名乗れない人もいるわよ わかってあげなさいよ」
などと普通の反応だった
(あれ? みんなの反応が違うぞ??)
横島は理解してないが
前回と違い未来から逆行の後、横島は急に大人びており、セクハラや奇行が無い為隠れた場所では人気があった
最初こそ怪しまれていたが
次第に周りが慣れ、大人な雰囲気に優しい笑顔に密かに横島に想いをよせる女の子は多かった
お昼になり
横島は弁当を忘れたことに気がついた
「やばいな~ 俺弁当忘れたよ たまにはパンでも買ってくるよ」
横島が
ピートや愛子などに話していると、廊下が騒がしかった
「なんか廊下が騒がしいわね」
愛子が様子を見に行った
「横島くん! 綺麗な女の人が横島くんを探してるわよ!!」
愛子が机をかついで走って戻ってきた
すると教室のドアが明き
「忠夫さん? お弁当忘れましたよ?」
来たのは魔鈴だった
「魔鈴さん? わざわざすいません ありがとうございます」
横島と魔鈴は笑顔で話していた
教室の中は静まり返っていた
事情を知るピートとタイガーは無言で黙っている
動いたのは愛子だった……
「横島くん? そちらはどなた?」
愛子の言葉で教室の中や廊下にいた人が、みんな横島を見た
「彼女は魔鈴めぐみさんだよ。 一応俺の今の雇い主だな」
横島はあまり注目を集めたくない為
彼女とは言わなかった
未だに前回のようにつるし上げられるのでは?
と思った為だが
それに面白くないのが魔鈴だった
横島に悪い虫が付かないように、わざわざ弁当を教室まで持ってきて、周りに見せつけようと思ったのに……
魔鈴はほっぺを多少膨らましていたが
そこで愛子が突っ込む
「魔鈴さんって横島くんの彼女って噂の……?」
「ええ、そうですよ。 私達は一緒に住んでますしね」
魔鈴は満面の笑みで爆弾を落とした!!
横島がビックリしているが否定も出来ない為、開き直る
「まあな~」
照れながら話した
「そうなんだ~ いいわね~ 青春してるんじゃない!」
愛子は横島を突っ込むが、内心少しショックだった
魔鈴が横島を思う気持ちが伝わったから……
一方教室内のクラスメートや廊下に集まる生徒はざわめく
横島を羨ましがる者
魔鈴を羨ましがる者
横島が年上美女と同棲している事実に、ショックを受ける者
横島がここ何ヶ月かで変わったのは彼女の為だと思う者
思いは様々だった
「はい、お弁当ですよ。 じゃあ皆さんお騒がせしました」
魔鈴は自分の存在をアピール出来て、満足な顔で帰っていった……
その後
横島がクラスメートから質問責めだったが
前回に比べればマシだろう
もうすぐバレンタイン
横島はふと思い出す
「そう言えば、今年じゃなかったか? 俺がバレンタインチョコで自作自演を疑われたのは……」
横島が顔をひきつりながら話した
「そんかことあったんですか?」
魔鈴は自分の知らない時期の横島の話に興味があった
「めぐみが西条にあげたチョコ食べて、女の子に毛虫のごとく嫌われたこともあったしな~ 本当にいい思い出ないな」
横島はいつの間にかへこんでいた
「あれはすいませんでした… でも私は良かったですよ。 忠夫さんがこの頃からモテてたら、私にチャンスが無かったじゃないですか…」
魔鈴は複雑な顔で言った
もっとも横島に好意をよせていた女の子は、何人かいたんだが、横島は未だに気がついてない
「うーん。 そうなんだよな~ そう考えたら歴史を変えるって難しいよな~ でも今回も疑われるのは嫌だな~」
横島は腕をくみ考えていた
「何かあれば呼んで下さいね。 私が行きますから」
魔鈴の優しい笑顔に横島は心を落ち着かせていく……
そうして
バレンタインデー当日…
横島はげた箱を開けると……
やはり名前無しのチョコがあった
横島がチョコを見て呟いた
「誰だ名前がないな~」
前回はここでつるし上げられたが今回は違った…
「横島くん、恥ずかしくて名乗れない人もいるわよ わかってあげなさいよ」
などと普通の反応だった
(あれ? みんなの反応が違うぞ??)
横島は理解してないが
前回と違い未来から逆行の後、横島は急に大人びており、セクハラや奇行が無い為隠れた場所では人気があった
最初こそ怪しまれていたが
次第に周りが慣れ、大人な雰囲気に優しい笑顔に密かに横島に想いをよせる女の子は多かった
お昼になり
横島は弁当を忘れたことに気がついた
「やばいな~ 俺弁当忘れたよ たまにはパンでも買ってくるよ」
横島が
ピートや愛子などに話していると、廊下が騒がしかった
「なんか廊下が騒がしいわね」
愛子が様子を見に行った
「横島くん! 綺麗な女の人が横島くんを探してるわよ!!」
愛子が机をかついで走って戻ってきた
すると教室のドアが明き
「忠夫さん? お弁当忘れましたよ?」
来たのは魔鈴だった
「魔鈴さん? わざわざすいません ありがとうございます」
横島と魔鈴は笑顔で話していた
教室の中は静まり返っていた
事情を知るピートとタイガーは無言で黙っている
動いたのは愛子だった……
「横島くん? そちらはどなた?」
愛子の言葉で教室の中や廊下にいた人が、みんな横島を見た
「彼女は魔鈴めぐみさんだよ。 一応俺の今の雇い主だな」
横島はあまり注目を集めたくない為
彼女とは言わなかった
未だに前回のようにつるし上げられるのでは?
と思った為だが
それに面白くないのが魔鈴だった
横島に悪い虫が付かないように、わざわざ弁当を教室まで持ってきて、周りに見せつけようと思ったのに……
魔鈴はほっぺを多少膨らましていたが
そこで愛子が突っ込む
「魔鈴さんって横島くんの彼女って噂の……?」
「ええ、そうですよ。 私達は一緒に住んでますしね」
魔鈴は満面の笑みで爆弾を落とした!!
横島がビックリしているが否定も出来ない為、開き直る
「まあな~」
照れながら話した
「そうなんだ~ いいわね~ 青春してるんじゃない!」
愛子は横島を突っ込むが、内心少しショックだった
魔鈴が横島を思う気持ちが伝わったから……
一方教室内のクラスメートや廊下に集まる生徒はざわめく
横島を羨ましがる者
魔鈴を羨ましがる者
横島が年上美女と同棲している事実に、ショックを受ける者
横島がここ何ヶ月かで変わったのは彼女の為だと思う者
思いは様々だった
「はい、お弁当ですよ。 じゃあ皆さんお騒がせしました」
魔鈴は自分の存在をアピール出来て、満足な顔で帰っていった……
その後
横島がクラスメートから質問責めだったが
前回に比べればマシだろう