その二
「やっぱブランド物か?」
一方横島はかおりへのプレゼントをどうするか悩みに悩んでいた。
女の子と付き合うどころかプレゼントを贈ることすら幽霊時代のおキヌ以外にはしたことがない横島なだけに、何をプレゼントすればいいか全く分からない。
ただそれを言うならそもそもの問題としてかおりとの関係がどうなのかということから考えなくてはならないだろう。
「友達だとは思ってくれてるよな。 でもそれ以上はいまいち確信が持てん……。」
流石にかおりとの関係が普通の友達より近いのは横島も理解しているが、それが恋愛なのか親友のようなものなのかは全く分からない。
ぶっちゃけ横島には令子やおキヌに小鳩など恋愛のような感じはないが特別親しい女性は居るので、かおりに関してもそれと同じかと考えていた。
だが流石にクリスマスを二人で遊びに行くとなるといくら横島でも意識するなと言う方が無理だろう。
「なんかこう、風邪の時からなぁ。」
元々かおりには恋愛はないと言い切られていたので期待しないようにしていた横島であるが、風邪を引いて世話になった時からどうしても意識してしまう時がある。
幸いなことに最近は収入が安定したので資金はかなり余裕があることから、クリスマス特集をやってるデート雑誌に書いてあったブランド物のバックか財布でもプレゼントしようかと考えていた。
尤も横島が見てるのは本来は恋人に贈るプレゼントの特集であり友人へのプレゼントはもう少し良心的な値段の物が書いてあるが、そこは横島の男としての見栄ともしかすれば脈ありかもしれないという微かな期待からいい物をプレゼントしたいと考えてるらしい。
まあこの前の横浜でのデートなんかは普通に手を繋いで歩いたし週に二~三日は二人だけで会ってるので、端から見るとそれで友達はないだろうと普通に突っ込まれる関係だが。
「でもなぁ。 雪之丞が帰ってきたら普通に復縁しそうな気もするし。」
ちなみに横島がかおりに積極的になれない理由は一言で言えばへたれなだけだが、横島としてはまだ雪之丞とかおりの復縁の可能性があるんじゃないかと勝手に考えている。
ぶっちゃけお似合いだったし雪之丞が一言謝れば元サヤに収まり、かおりと二人で会うことがなくなるかもしれないと気持ち覚悟もしていた。
「まあそれならそれで仕方ないか。」
正直横島はかおりと雪之丞が復縁すると考えると不快でしかなく自分のモノにしたいとの想いも沸き上がるが、それを決めるのはかおり本人であり彼女がそれで幸せになるならそれがいいのかもしれないと考えるようにしている。
結局横島としては現状の幸せな関係が一日でも続くことを願いつつ、クリスマスの約束に向けてプレゼントを買いにいくことになる。
そしてかおりとの関係が友達だろうがそれ以上だろうが要はプレゼントしたい物をあげちゃおうと決めたらしく、見栄も張った結果かなり高価なバックを買ってしまう。
一方横島はかおりへのプレゼントをどうするか悩みに悩んでいた。
女の子と付き合うどころかプレゼントを贈ることすら幽霊時代のおキヌ以外にはしたことがない横島なだけに、何をプレゼントすればいいか全く分からない。
ただそれを言うならそもそもの問題としてかおりとの関係がどうなのかということから考えなくてはならないだろう。
「友達だとは思ってくれてるよな。 でもそれ以上はいまいち確信が持てん……。」
流石にかおりとの関係が普通の友達より近いのは横島も理解しているが、それが恋愛なのか親友のようなものなのかは全く分からない。
ぶっちゃけ横島には令子やおキヌに小鳩など恋愛のような感じはないが特別親しい女性は居るので、かおりに関してもそれと同じかと考えていた。
だが流石にクリスマスを二人で遊びに行くとなるといくら横島でも意識するなと言う方が無理だろう。
「なんかこう、風邪の時からなぁ。」
元々かおりには恋愛はないと言い切られていたので期待しないようにしていた横島であるが、風邪を引いて世話になった時からどうしても意識してしまう時がある。
幸いなことに最近は収入が安定したので資金はかなり余裕があることから、クリスマス特集をやってるデート雑誌に書いてあったブランド物のバックか財布でもプレゼントしようかと考えていた。
尤も横島が見てるのは本来は恋人に贈るプレゼントの特集であり友人へのプレゼントはもう少し良心的な値段の物が書いてあるが、そこは横島の男としての見栄ともしかすれば脈ありかもしれないという微かな期待からいい物をプレゼントしたいと考えてるらしい。
まあこの前の横浜でのデートなんかは普通に手を繋いで歩いたし週に二~三日は二人だけで会ってるので、端から見るとそれで友達はないだろうと普通に突っ込まれる関係だが。
「でもなぁ。 雪之丞が帰ってきたら普通に復縁しそうな気もするし。」
ちなみに横島がかおりに積極的になれない理由は一言で言えばへたれなだけだが、横島としてはまだ雪之丞とかおりの復縁の可能性があるんじゃないかと勝手に考えている。
ぶっちゃけお似合いだったし雪之丞が一言謝れば元サヤに収まり、かおりと二人で会うことがなくなるかもしれないと気持ち覚悟もしていた。
「まあそれならそれで仕方ないか。」
正直横島はかおりと雪之丞が復縁すると考えると不快でしかなく自分のモノにしたいとの想いも沸き上がるが、それを決めるのはかおり本人であり彼女がそれで幸せになるならそれがいいのかもしれないと考えるようにしている。
結局横島としては現状の幸せな関係が一日でも続くことを願いつつ、クリスマスの約束に向けてプレゼントを買いにいくことになる。
そしてかおりとの関係が友達だろうがそれ以上だろうが要はプレゼントしたい物をあげちゃおうと決めたらしく、見栄も張った結果かなり高価なバックを買ってしまう。