嵐を呼ぶかもしれない男
「思ってた以上に悪霊が多いな。 簡易結界を張って行くべきか?」
「あれ戦えないのよね。 適当に除霊しながら行きましょう。 厳しそうなら横島君の結界を頼むわ。」
さて会議も終わりGS達が除霊を開始する中、オカルトGメンチームと小竜姫達も行動開始することになるがこちらの目的は原因の調査であり除霊は二の次である。
比較的発生源に近い場所から地下に降りるも場所が場所だけに悪霊の数が多く西条は簡易結界での突入に切り替えようかと相談するも、あの電車ゴッコのような簡易結界は動きにくく除霊しにくい欠点があり令子はとりあえず除霊をしながら進んでダメそうならば横島の結界を張り進むことにした。
横島自身は相変わらず自分では結界を張れず心眼が術を行使して霊力源もほぼ小竜姫なのでほとんど小竜姫の結界と言っても過言ではないが、一応能力の元は横島であり小竜姫が横島の結界を使うことを反対しないので令子としては活用するらしい。
小竜姫としては横島の扱いに気を付けて過度に頼ることをしない限りは令子の作戦に口出しすることはまずない。
それに小竜姫もオカルトGメンが今回は失敗を許されない現状は理解してるので最悪加勢するつもりでいる。
相変わらず未来の時はどうだったのか気になるものの、他ならぬ小竜姫の動きによりいろいろと変わった現状では下手に考え過ぎない方がいいと臨機応変に対応するつもりだった。
「そう言えば小竜姫様この依頼いくらで受けたの?」
「一億ですよ。」
「安くない?」
「当初の依頼は依頼人の建物の中の除霊と原因の調査だったんですよ。」
そのままオカルトGメンチームは地下を除霊しながら進むが、久しぶりに小竜姫や横島達との除霊をすることになり令子の気持ちが幾分楽になっているようであった。
一行の形としては令子と西条と雪之丞が積極的に除霊をしていき横島と小竜姫が後ろを着いていく形になっていて、横島はオカルトGメンの荷物を持たされたが本人は積極的に除霊をしなくていいならと喜んでいる。
令子に至っては小竜姫と話をしながら除霊する余裕すらあったが、皮肉なことに日頃オカルトGメンとして除霊するよりも令子の動きは良かった。
「それにしても原因は何なんっすか?」
「それを調べるのが仕事よ。 自然発生か、もしくは人為的な可能性もあるのよ。 だから気を抜くんじゃないわよ。」
「人為的って……。」
それと横島は自分と小竜姫に近寄ってくる悪霊のみを除霊していたが得物は雪之丞共々神通棍を使っていて、今回は特に地下のため放出系の霊波砲は使えぬし竜装術と魔装術は現時点では修行の為にと小竜姫が使わせてない。
横島の場合は相変わらずへっぴり腰であったがそれでも神通棍は使えるようになっているし、小竜姫が基礎的な剣術の使い方を少々教えているので素人にしてはマシな動きになっている。
というか令子は少し前までの横島と比較して神通棍が使えるようになったので素直に驚いていたが。
「あくまでも可能性の話だ。 近年ではオカルトテロが世界では起きてるんだ。 日本とて他人事ではない。」
「まさかメドーサか?」
悪霊自体はさほど強さはなく数がうっとおしい程度だが横島は原因に人為的な可能性があると聞くと顔を強ばらせており、雪之丞はGS試験を思い出したのかメドーサの名前を口にした。
「その可能性もゼロではないが多分違うだろう。 メドーサの報告書は僕も読んだが手口が違うし目的が見えない。」
メドーサの名前に横島や令子の表情が険しくなるも、西条はその可能性もゼロではないといいつつ多分違うだろうと否定する。
「あれ戦えないのよね。 適当に除霊しながら行きましょう。 厳しそうなら横島君の結界を頼むわ。」
さて会議も終わりGS達が除霊を開始する中、オカルトGメンチームと小竜姫達も行動開始することになるがこちらの目的は原因の調査であり除霊は二の次である。
比較的発生源に近い場所から地下に降りるも場所が場所だけに悪霊の数が多く西条は簡易結界での突入に切り替えようかと相談するも、あの電車ゴッコのような簡易結界は動きにくく除霊しにくい欠点があり令子はとりあえず除霊をしながら進んでダメそうならば横島の結界を張り進むことにした。
横島自身は相変わらず自分では結界を張れず心眼が術を行使して霊力源もほぼ小竜姫なのでほとんど小竜姫の結界と言っても過言ではないが、一応能力の元は横島であり小竜姫が横島の結界を使うことを反対しないので令子としては活用するらしい。
小竜姫としては横島の扱いに気を付けて過度に頼ることをしない限りは令子の作戦に口出しすることはまずない。
それに小竜姫もオカルトGメンが今回は失敗を許されない現状は理解してるので最悪加勢するつもりでいる。
相変わらず未来の時はどうだったのか気になるものの、他ならぬ小竜姫の動きによりいろいろと変わった現状では下手に考え過ぎない方がいいと臨機応変に対応するつもりだった。
「そう言えば小竜姫様この依頼いくらで受けたの?」
「一億ですよ。」
「安くない?」
「当初の依頼は依頼人の建物の中の除霊と原因の調査だったんですよ。」
そのままオカルトGメンチームは地下を除霊しながら進むが、久しぶりに小竜姫や横島達との除霊をすることになり令子の気持ちが幾分楽になっているようであった。
一行の形としては令子と西条と雪之丞が積極的に除霊をしていき横島と小竜姫が後ろを着いていく形になっていて、横島はオカルトGメンの荷物を持たされたが本人は積極的に除霊をしなくていいならと喜んでいる。
令子に至っては小竜姫と話をしながら除霊する余裕すらあったが、皮肉なことに日頃オカルトGメンとして除霊するよりも令子の動きは良かった。
「それにしても原因は何なんっすか?」
「それを調べるのが仕事よ。 自然発生か、もしくは人為的な可能性もあるのよ。 だから気を抜くんじゃないわよ。」
「人為的って……。」
それと横島は自分と小竜姫に近寄ってくる悪霊のみを除霊していたが得物は雪之丞共々神通棍を使っていて、今回は特に地下のため放出系の霊波砲は使えぬし竜装術と魔装術は現時点では修行の為にと小竜姫が使わせてない。
横島の場合は相変わらずへっぴり腰であったがそれでも神通棍は使えるようになっているし、小竜姫が基礎的な剣術の使い方を少々教えているので素人にしてはマシな動きになっている。
というか令子は少し前までの横島と比較して神通棍が使えるようになったので素直に驚いていたが。
「あくまでも可能性の話だ。 近年ではオカルトテロが世界では起きてるんだ。 日本とて他人事ではない。」
「まさかメドーサか?」
悪霊自体はさほど強さはなく数がうっとおしい程度だが横島は原因に人為的な可能性があると聞くと顔を強ばらせており、雪之丞はGS試験を思い出したのかメドーサの名前を口にした。
「その可能性もゼロではないが多分違うだろう。 メドーサの報告書は僕も読んだが手口が違うし目的が見えない。」
メドーサの名前に横島や令子の表情が険しくなるも、西条はその可能性もゼロではないといいつつ多分違うだろうと否定する。