母からの伝言
「私もうダメかもしれないわ。」
翌日小竜姫はまたもや令子からのSOSで横島を学校に送り出したすぐ後に美神事務所に来ていたが、小竜姫が見たものは慣れない子供の相手に疲労困憊の令子であった。
正直GSの仕事では小竜姫に過剰に頼ることを良しとしない令子であるが子守りだけは無理らしい。
「悪いけど後はお願いね。 仕事に関係ないから別に報酬出すから。」
昨日小竜姫達が帰ってから幼いれーこの相手をしていたようだが、慣れない場所に来たれーこが興奮したからかなかなか寝付けなかったようで夜遅くまで遊んだり絵本を読まさせられたりした上に朝も早くから置きて騒いでいたようである。
本来の歴史では横島が朝から来て面倒見るはずが、肝心の横島は学校に行ってるので必然的に小竜姫に子守りの役割が回って来てしまう。
どうやら令子は早くも我慢の限界が来たようで小竜姫に別途報酬を出すからとまで告げると、完全にれーこの世話を丸投げするつもりらしく小竜姫が来ると疲れた様子で二度寝してしまった。
「小竜姫様、実は昨夜に事務所に侵入しようとした人が居るみたいなんですよ。 そしてこれが事務所の結界の前に落ちてたんです。」
結局小竜姫はこの日も朝から子守りをすることになるが、そんな小竜姫におキヌと人工幽霊一号は昨夜に妖魔らしき何者かが事務所に侵入しようとしたと報告する。
「微かに魔族の気配を感じますね。」
「魔族!? やっぱりれーこちゃんを?」
「分かりません。 ただ偶然にしては出来すぎですしメドーサの気配でないことは確かです。 美神さんも本調子でないようですし今日も事務所で待機してる方がいいでしょう。」
その際におキヌは結界の近くに落ちていた鳥の羽根らしいものを見せると小竜姫は羽根から魔族の気配を感じ取り、これで相手がハーピーであることを改めて確信する。
人工幽霊は令子にも報告したが事務所内が安全ならばとりあえず現状維持で先に休息をしたいからと寝たらしい。
おキヌは小竜姫の助言を聞くとすぐに今日の仕事の延期をする為に依頼人に連絡するなどしていくが、小竜姫はハーピーの羽根を見ながら外の気配を探る。
「れーここれしってゆよ。 あいつのだよ!」
「大丈夫ですよ。 私が守ってあげますから。」
幼いれーこはハーピーの羽根を見たことがあるらしく少し怯えるように抱きつくも、小竜姫はれーこを抱き上げてやり大丈夫だからと安心させつつそう遠くない場所に居るハーピーの気配を見つけていた。
やはりそう強い魔族ではなくホッとする小竜姫であるが、雪之丞と横島には注意するように連絡せねばならない。
令子を引っ張り出す為に二人が狙われる可能性もゼロではないので、小竜姫は依頼人への連絡が終わったおキヌに雪之丞へも連絡するように告げると夕方までは事務所に来ないで横島と合流してから気を付けて来るようにと連絡をすることにする。
翌日小竜姫はまたもや令子からのSOSで横島を学校に送り出したすぐ後に美神事務所に来ていたが、小竜姫が見たものは慣れない子供の相手に疲労困憊の令子であった。
正直GSの仕事では小竜姫に過剰に頼ることを良しとしない令子であるが子守りだけは無理らしい。
「悪いけど後はお願いね。 仕事に関係ないから別に報酬出すから。」
昨日小竜姫達が帰ってから幼いれーこの相手をしていたようだが、慣れない場所に来たれーこが興奮したからかなかなか寝付けなかったようで夜遅くまで遊んだり絵本を読まさせられたりした上に朝も早くから置きて騒いでいたようである。
本来の歴史では横島が朝から来て面倒見るはずが、肝心の横島は学校に行ってるので必然的に小竜姫に子守りの役割が回って来てしまう。
どうやら令子は早くも我慢の限界が来たようで小竜姫に別途報酬を出すからとまで告げると、完全にれーこの世話を丸投げするつもりらしく小竜姫が来ると疲れた様子で二度寝してしまった。
「小竜姫様、実は昨夜に事務所に侵入しようとした人が居るみたいなんですよ。 そしてこれが事務所の結界の前に落ちてたんです。」
結局小竜姫はこの日も朝から子守りをすることになるが、そんな小竜姫におキヌと人工幽霊一号は昨夜に妖魔らしき何者かが事務所に侵入しようとしたと報告する。
「微かに魔族の気配を感じますね。」
「魔族!? やっぱりれーこちゃんを?」
「分かりません。 ただ偶然にしては出来すぎですしメドーサの気配でないことは確かです。 美神さんも本調子でないようですし今日も事務所で待機してる方がいいでしょう。」
その際におキヌは結界の近くに落ちていた鳥の羽根らしいものを見せると小竜姫は羽根から魔族の気配を感じ取り、これで相手がハーピーであることを改めて確信する。
人工幽霊は令子にも報告したが事務所内が安全ならばとりあえず現状維持で先に休息をしたいからと寝たらしい。
おキヌは小竜姫の助言を聞くとすぐに今日の仕事の延期をする為に依頼人に連絡するなどしていくが、小竜姫はハーピーの羽根を見ながら外の気配を探る。
「れーここれしってゆよ。 あいつのだよ!」
「大丈夫ですよ。 私が守ってあげますから。」
幼いれーこはハーピーの羽根を見たことがあるらしく少し怯えるように抱きつくも、小竜姫はれーこを抱き上げてやり大丈夫だからと安心させつつそう遠くない場所に居るハーピーの気配を見つけていた。
やはりそう強い魔族ではなくホッとする小竜姫であるが、雪之丞と横島には注意するように連絡せねばならない。
令子を引っ張り出す為に二人が狙われる可能性もゼロではないので、小竜姫は依頼人への連絡が終わったおキヌに雪之丞へも連絡するように告げると夕方までは事務所に来ないで横島と合流してから気を付けて来るようにと連絡をすることにする。