魔鈴心霊相談事務所始動!
「申し訳ありませんが、皆さんは音楽室から離れて頂けますか? 万が一危険があれば困りますので」
音楽室に到着した魔鈴はさっそくやじ馬の見物人達に音楽室から離れるように頼み、教師陣が彼らを一定の距離離して行く
そんな音楽の前には横島達に魔鈴と唐巣が集まるが、相変わらずピアノは勝手に音を奏でている
「さて今回の依頼ですが、勝手に音が鳴るピアノの原因を調べ止める事です。 ピアノ本体及び音楽室への被害は出来るだけないようにする事も必要です」
さっそく除霊を始める事になった一同だが、魔鈴は契約した内容から除霊に関して説明を始めた
今回のポイントは、原因の究明から解決まで魔鈴に一任されてる点である
学校側が求めたのは除霊ではなく、勝手に鳴るピアノを止める事だった
これは魔鈴が学校側に除霊とピアノを止める事のどちらを優先させるか、わざわざ確認した結果である
まあ一般人である校長はその意味をあまり理解出来なく、ボランティアとして出向いた魔鈴に完全に一任したため、魔鈴がピアノを止める事で契約を交わしたのだ
(噂では魔法の研究者だと聞いたが、予想以上に慣れてるね)
一方魔鈴が横島達に説明する姿を静かに見守っていた唐巣は、噂以上に魔鈴が除霊に慣れてる事に少し驚きだった
実は唐巣と魔鈴は校長室に向かう前に音楽室を見に来て、音を鳴らす犯人に気付いているのである
「せっかくですから、皆さんで解決してみてはどうですか?」
さっそく除霊を始める事になったが、魔鈴は横島達で除霊するように勧める
ピートとタイガーは若干不安そうな表情を隠せないが、それでも反対する者もいなく横島達で解決する事になった
「まあ相手は危険な奴じゃねえしな」
「横島さん、分かるんですか!?」
「まあな。 俺には小竜姫様から貰った心眼があるからさ」
不安そうな二人を見て横島は自分から音楽室に入るが、ピートとタイガーはいつになく積極的な横島に若干驚いている
「そこのピアノ弾いてるお前、話し合う気があるなら姿を現してくれねえか?」
なかなか積極的になれないピート達と対称的に、横島は無人のまま音を奏でるピアノに突然話し掛けてしまう
「あっ!!」
「久しぶりだね愛子君」
横島の言葉に反応するようにピアノの前にはキザな笑みを浮かべたメゾピアノが現れるが、その姿に愛子は驚きながら顔が引き攣っていた
「こいつはメゾピアノ、私と同じ学校の妖怪なの。 夜中に学校に入り込んで、ピアノを弾くだけのただそれだけの妖怪なの」
正直あまり関わりたいタイプではないが、それでも愛子の苦手そうな表情は珍しいものだった
そのまま苦笑いを浮かべながらも渋々とメゾピアノの説明をしていく愛子だが、相手が同じ学校の妖怪だとは気付かなかったようである
「横島サンよく解りましたノー」
「心眼は霊視とか得意みたいなんだわ」
横島がメゾピアノを見えていた事実に改めて驚くタイガーやピートに、横島は心眼のおかげだとごまかしておく
実際はそのくらいの霊視なら横島でも出来るのだが、ここでそれをばらす必要はない訳だし
「単刀直入に言うけど、日中にピアノを弾くのを辞めてくれないか?」
「やだね」
ごくごく普通に説得を試みる横島だが、やはりメゾピアノは応じる気配がない
「僕はね、僕より美しくない奴の命令なんか絶対聞きかない!!」
横島やピート達を挑発するように高笑いをするメゾピアノにタイガーとピートはムッとしており、横島ですらも嫌そうな顔をする
分かっていたとはいえ、やはり関わりたい相手ではない
今回は横島が交渉してるゆえにピートは一応キレてないが、こんな馬鹿に負けたと言われるのは大人しいピートでも嫌なのは当然だろうと、横島は未来を思い出して苦笑いを浮かべてしまう
音楽室に到着した魔鈴はさっそくやじ馬の見物人達に音楽室から離れるように頼み、教師陣が彼らを一定の距離離して行く
そんな音楽の前には横島達に魔鈴と唐巣が集まるが、相変わらずピアノは勝手に音を奏でている
「さて今回の依頼ですが、勝手に音が鳴るピアノの原因を調べ止める事です。 ピアノ本体及び音楽室への被害は出来るだけないようにする事も必要です」
さっそく除霊を始める事になった一同だが、魔鈴は契約した内容から除霊に関して説明を始めた
今回のポイントは、原因の究明から解決まで魔鈴に一任されてる点である
学校側が求めたのは除霊ではなく、勝手に鳴るピアノを止める事だった
これは魔鈴が学校側に除霊とピアノを止める事のどちらを優先させるか、わざわざ確認した結果である
まあ一般人である校長はその意味をあまり理解出来なく、ボランティアとして出向いた魔鈴に完全に一任したため、魔鈴がピアノを止める事で契約を交わしたのだ
(噂では魔法の研究者だと聞いたが、予想以上に慣れてるね)
一方魔鈴が横島達に説明する姿を静かに見守っていた唐巣は、噂以上に魔鈴が除霊に慣れてる事に少し驚きだった
実は唐巣と魔鈴は校長室に向かう前に音楽室を見に来て、音を鳴らす犯人に気付いているのである
「せっかくですから、皆さんで解決してみてはどうですか?」
さっそく除霊を始める事になったが、魔鈴は横島達で除霊するように勧める
ピートとタイガーは若干不安そうな表情を隠せないが、それでも反対する者もいなく横島達で解決する事になった
「まあ相手は危険な奴じゃねえしな」
「横島さん、分かるんですか!?」
「まあな。 俺には小竜姫様から貰った心眼があるからさ」
不安そうな二人を見て横島は自分から音楽室に入るが、ピートとタイガーはいつになく積極的な横島に若干驚いている
「そこのピアノ弾いてるお前、話し合う気があるなら姿を現してくれねえか?」
なかなか積極的になれないピート達と対称的に、横島は無人のまま音を奏でるピアノに突然話し掛けてしまう
「あっ!!」
「久しぶりだね愛子君」
横島の言葉に反応するようにピアノの前にはキザな笑みを浮かべたメゾピアノが現れるが、その姿に愛子は驚きながら顔が引き攣っていた
「こいつはメゾピアノ、私と同じ学校の妖怪なの。 夜中に学校に入り込んで、ピアノを弾くだけのただそれだけの妖怪なの」
正直あまり関わりたいタイプではないが、それでも愛子の苦手そうな表情は珍しいものだった
そのまま苦笑いを浮かべながらも渋々とメゾピアノの説明をしていく愛子だが、相手が同じ学校の妖怪だとは気付かなかったようである
「横島サンよく解りましたノー」
「心眼は霊視とか得意みたいなんだわ」
横島がメゾピアノを見えていた事実に改めて驚くタイガーやピートに、横島は心眼のおかげだとごまかしておく
実際はそのくらいの霊視なら横島でも出来るのだが、ここでそれをばらす必要はない訳だし
「単刀直入に言うけど、日中にピアノを弾くのを辞めてくれないか?」
「やだね」
ごくごく普通に説得を試みる横島だが、やはりメゾピアノは応じる気配がない
「僕はね、僕より美しくない奴の命令なんか絶対聞きかない!!」
横島やピート達を挑発するように高笑いをするメゾピアノにタイガーとピートはムッとしており、横島ですらも嫌そうな顔をする
分かっていたとはいえ、やはり関わりたい相手ではない
今回は横島が交渉してるゆえにピートは一応キレてないが、こんな馬鹿に負けたと言われるのは大人しいピートでも嫌なのは当然だろうと、横島は未来を思い出して苦笑いを浮かべてしまう