魔鈴心霊相談事務所始動!
「それと横島君、ピート君が今度君の学校に通う事になった。 よろしく頼むよ」
お祝いのついでに唐巣は、ピートの編入の件を横島に話す
これに関しては歴史通りピートが現時点ではオカルトGメンを目指してる事が影響しており、愛子という前例がある横島のクラスへと編入出来るように唐巣が動いた結果である
「お前学校に来るのか?」
「ええ、オカルトGメンに入りたくて」
オカルトGメンに入りたいというピートに横島は僅かに複雑な表情を見せた
(あの人が現れなきゃそれもアリなんだろうけどな)
横島は未来でオカルトGメンを仕切っていた美神美智恵を思い出し、複雑な感情を蘇らせていく
美智恵の優秀さと功績は横島もよく理解している
しかし横島としては美智恵と共に戦う事だけは、何があってもないだろうと思う
「しかし、四人は少し多いね。 大丈夫かい?」
「ええ、ドクターカオスは研究を中心に資金稼ぎ程度でいいそうですし、私と忠夫さんと雪之丞さんでしばらくは協会斡旋の依頼でも受けて資金を貯めるつもりです」
横島とピートが話す傍らで唐巣は魔鈴の事務所経営を心配するが、こちらは利益の薄いGS協会斡旋の依頼でも十分利益が出る横島と魔鈴なだけに問題が無かった
何より市販の霊能アイテムを買わなくていい事がやはり大きい
そのまま横島・魔鈴・カオス・マリア・雪之丞に、唐巣とピートを加えてささやかなお祝いをするのだが……
魔鈴のささやかなレベルは、唐巣やピートや雪之丞にとってはごちそうだった事は言わなくてもわかるだろう
この日、魔鈴宅では夜遅くまで賑やかな笑い声が絶えなかった
「雪之丞、お前に言わなきゃならない事がある。 俺達四人は未来から来たんだ」
唐巣達が帰った後、突然横島が真剣な表情で雪之丞に秘密を明かし始めていた
「はぁ……?」
「ちょっとした事故があってな。 それで俺はこれから起きるある未来を変えたいと思ってる。 詳しく聞きたいか?」
突然の横島の言葉に雪之丞はくだらない冗談だと笑ってしまうが、横島と魔鈴は真剣そのものなのである
「やめとくよ。 お前の話が本当だとしたらGS試験の時に俺がお前の誘いに乗らなかったら、おそらく俺はGS協会に追われてたんだろう。 今回の結果以上の結果があるとも思えんし、お前がここで秘密を明かそうとするって事は未来の俺はお前とそれだけ親しいんだろ? ならそれでいい」
雪之丞の答えに横島と魔鈴は思わず見つめ合い苦笑いを浮かべた
それはやはり雪之丞らしい答えだったのだから
「俺は強くなりたいんだ。 いつかお前を越えたら全て聞かせてもらう」
雪之丞にとっては正直未来の話の真偽はどっちでもよかった
横島の強さに惹かれそれを越えたいという気持ちが強い
雪之丞が横島達の誘いに乗り魔鈴の弟子になったのも、そんな気持ちからである
「わかった。 じゃそれでいいよ。 これからも頼むな」
未来とは違った形で仲間となった雪之丞だが、やはり根本的なものは変わらないらしい
横島としては同じ事務所で居る以上いつまでも未来の秘密を隠せないため、最初に話そうと考えたのだがやはり雪之丞は何も聞かなかった
それは未来においての横島と雪之丞の関係と同じだった事をこの時代の雪之丞は知らない
お祝いのついでに唐巣は、ピートの編入の件を横島に話す
これに関しては歴史通りピートが現時点ではオカルトGメンを目指してる事が影響しており、愛子という前例がある横島のクラスへと編入出来るように唐巣が動いた結果である
「お前学校に来るのか?」
「ええ、オカルトGメンに入りたくて」
オカルトGメンに入りたいというピートに横島は僅かに複雑な表情を見せた
(あの人が現れなきゃそれもアリなんだろうけどな)
横島は未来でオカルトGメンを仕切っていた美神美智恵を思い出し、複雑な感情を蘇らせていく
美智恵の優秀さと功績は横島もよく理解している
しかし横島としては美智恵と共に戦う事だけは、何があってもないだろうと思う
「しかし、四人は少し多いね。 大丈夫かい?」
「ええ、ドクターカオスは研究を中心に資金稼ぎ程度でいいそうですし、私と忠夫さんと雪之丞さんでしばらくは協会斡旋の依頼でも受けて資金を貯めるつもりです」
横島とピートが話す傍らで唐巣は魔鈴の事務所経営を心配するが、こちらは利益の薄いGS協会斡旋の依頼でも十分利益が出る横島と魔鈴なだけに問題が無かった
何より市販の霊能アイテムを買わなくていい事がやはり大きい
そのまま横島・魔鈴・カオス・マリア・雪之丞に、唐巣とピートを加えてささやかなお祝いをするのだが……
魔鈴のささやかなレベルは、唐巣やピートや雪之丞にとってはごちそうだった事は言わなくてもわかるだろう
この日、魔鈴宅では夜遅くまで賑やかな笑い声が絶えなかった
「雪之丞、お前に言わなきゃならない事がある。 俺達四人は未来から来たんだ」
唐巣達が帰った後、突然横島が真剣な表情で雪之丞に秘密を明かし始めていた
「はぁ……?」
「ちょっとした事故があってな。 それで俺はこれから起きるある未来を変えたいと思ってる。 詳しく聞きたいか?」
突然の横島の言葉に雪之丞はくだらない冗談だと笑ってしまうが、横島と魔鈴は真剣そのものなのである
「やめとくよ。 お前の話が本当だとしたらGS試験の時に俺がお前の誘いに乗らなかったら、おそらく俺はGS協会に追われてたんだろう。 今回の結果以上の結果があるとも思えんし、お前がここで秘密を明かそうとするって事は未来の俺はお前とそれだけ親しいんだろ? ならそれでいい」
雪之丞の答えに横島と魔鈴は思わず見つめ合い苦笑いを浮かべた
それはやはり雪之丞らしい答えだったのだから
「俺は強くなりたいんだ。 いつかお前を越えたら全て聞かせてもらう」
雪之丞にとっては正直未来の話の真偽はどっちでもよかった
横島の強さに惹かれそれを越えたいという気持ちが強い
雪之丞が横島達の誘いに乗り魔鈴の弟子になったのも、そんな気持ちからである
「わかった。 じゃそれでいいよ。 これからも頼むな」
未来とは違った形で仲間となった雪之丞だが、やはり根本的なものは変わらないらしい
横島としては同じ事務所で居る以上いつまでも未来の秘密を隠せないため、最初に話そうと考えたのだがやはり雪之丞は何も聞かなかった
それは未来においての横島と雪之丞の関係と同じだった事をこの時代の雪之丞は知らない