GS試験再び!?
「そんな馬鹿な!!」
「残念だが君達と同門だった伊達雪之丞選手は、こちら側が派遣して潜入捜査をしていたのだよ。 彼の証言により全ては明らかだ」
GS協会役員を勘九朗とメドーサは信じられないような表情で見入ってしまう
「雪之丞がスパイだなんて、そんな馬鹿なっ!!」
雪之丞がスパイなどは有り得ないというのは、勘九朗が一番理解している
下手な正義感など持ってないし、あの雪之丞にスパイなど勤まるはずがない
しかし勘九朗はそれを主張しても無駄な事もうっすらと理解している
誰かが雪之丞を上手く乗せて裏切らせたのは明らかだった
「その言葉も証拠に使えるのう。 おぬしが潔白ならそんな言葉は出て来まい?」
「クッ……」
言葉の揚げ足を取るカオスを睨みつけた勘九朗は、そのまま試合を見ていたミカ・レイを睨みつける
(美神令子! 謀ったわね!!)
ミカ・レイの正体に気付いていた勘九朗は、全て令子の仕業と考えているようだった
「どうやら証拠は掴んだようですね。 貴女の企みもこれまでです」
「所詮クズはクズか……」
一方小竜姫とメドーサの方だが、こちらは小竜姫が険しい表情でメドーサと対峙していた
「勘九朗! みな殺しにしておやり!!」
メドーサのキツイ声が会場全体に響き渡る
「残念だけど試合は終わりのようね」
メドーサの声に勘九朗は霊力を高め魔装術を展開するが、その完成された姿はかつて妙神山で修業の際に令子が見たシャドーと近い雰囲気であり、肌から感じる強さも尋常ではない
「とりおさえろ!」
反抗の意志を示した勘九朗をGS協会の役員達がとりおさえにかかるが、勘九朗に軽くあしらわれてしまう
「望み通り決着をつけてやろうじゃないか……、小竜姫。 私を追い詰めた以上、こうなるのはわかってたんだろ? お優しい神様はどうするんだろうねぇ」
完全に戦う意志を示すメドーサに小竜姫は動けないでいた
戦うのは簡単だが、ここで戦えば会場に居る多くの人間が死ぬだろう
小竜姫は最後までメドーサの罠に踊らされた自分に、悔やんでも悔やみきれなかった
「もう遠慮は要らないようね。 このGS美神令子が、極楽へ行かせてあげるわ!!」
役員が吹き飛ばされた姿を見た令子は変装を解き勘九朗の居る試合場に乱入していく
そんな令子に先を越されまいとエミ・冥子・唐巣・タイガーが続々と参戦していった
しかし魔装術を完璧に操り霊能者相手の対人戦を重視して修業を積んだ勘九朗が相手では、令子でさえ防戦一方だしエミや冥子や唐巣も真正面からではとても戦えない
「クッ……こいつらGSを倒す修業を積んでるGSバスターなのね」
現在のメンバーで勘九朗と至近距離で戦えるのは令子一人である
エミや唐巣は遠距離主体だし、そもそも令子以外のGSはあまり対人戦が得意ではない
令子は冥子のプッツンを利用しようとも言うが、冥子は最初の攻撃でダウンしており使えなかった
状況は圧倒的にGS達に不利に傾いていく
「おのれ……、こうなれば私が……」
「お待ち、勘九朗の邪魔をするならこの会場の人間を殺すわよ」
あまりの勘九朗の強さに小竜姫は思わず立ち上がるが、当然メドーサがそれを許すはずがなかった
会場の人間を助けたくば小竜姫に殺されろと言うが、当然小竜姫はそれに答える事が出来ない
「残念だが君達と同門だった伊達雪之丞選手は、こちら側が派遣して潜入捜査をしていたのだよ。 彼の証言により全ては明らかだ」
GS協会役員を勘九朗とメドーサは信じられないような表情で見入ってしまう
「雪之丞がスパイだなんて、そんな馬鹿なっ!!」
雪之丞がスパイなどは有り得ないというのは、勘九朗が一番理解している
下手な正義感など持ってないし、あの雪之丞にスパイなど勤まるはずがない
しかし勘九朗はそれを主張しても無駄な事もうっすらと理解している
誰かが雪之丞を上手く乗せて裏切らせたのは明らかだった
「その言葉も証拠に使えるのう。 おぬしが潔白ならそんな言葉は出て来まい?」
「クッ……」
言葉の揚げ足を取るカオスを睨みつけた勘九朗は、そのまま試合を見ていたミカ・レイを睨みつける
(美神令子! 謀ったわね!!)
ミカ・レイの正体に気付いていた勘九朗は、全て令子の仕業と考えているようだった
「どうやら証拠は掴んだようですね。 貴女の企みもこれまでです」
「所詮クズはクズか……」
一方小竜姫とメドーサの方だが、こちらは小竜姫が険しい表情でメドーサと対峙していた
「勘九朗! みな殺しにしておやり!!」
メドーサのキツイ声が会場全体に響き渡る
「残念だけど試合は終わりのようね」
メドーサの声に勘九朗は霊力を高め魔装術を展開するが、その完成された姿はかつて妙神山で修業の際に令子が見たシャドーと近い雰囲気であり、肌から感じる強さも尋常ではない
「とりおさえろ!」
反抗の意志を示した勘九朗をGS協会の役員達がとりおさえにかかるが、勘九朗に軽くあしらわれてしまう
「望み通り決着をつけてやろうじゃないか……、小竜姫。 私を追い詰めた以上、こうなるのはわかってたんだろ? お優しい神様はどうするんだろうねぇ」
完全に戦う意志を示すメドーサに小竜姫は動けないでいた
戦うのは簡単だが、ここで戦えば会場に居る多くの人間が死ぬだろう
小竜姫は最後までメドーサの罠に踊らされた自分に、悔やんでも悔やみきれなかった
「もう遠慮は要らないようね。 このGS美神令子が、極楽へ行かせてあげるわ!!」
役員が吹き飛ばされた姿を見た令子は変装を解き勘九朗の居る試合場に乱入していく
そんな令子に先を越されまいとエミ・冥子・唐巣・タイガーが続々と参戦していった
しかし魔装術を完璧に操り霊能者相手の対人戦を重視して修業を積んだ勘九朗が相手では、令子でさえ防戦一方だしエミや冥子や唐巣も真正面からではとても戦えない
「クッ……こいつらGSを倒す修業を積んでるGSバスターなのね」
現在のメンバーで勘九朗と至近距離で戦えるのは令子一人である
エミや唐巣は遠距離主体だし、そもそも令子以外のGSはあまり対人戦が得意ではない
令子は冥子のプッツンを利用しようとも言うが、冥子は最初の攻撃でダウンしており使えなかった
状況は圧倒的にGS達に不利に傾いていく
「おのれ……、こうなれば私が……」
「お待ち、勘九朗の邪魔をするならこの会場の人間を殺すわよ」
あまりの勘九朗の強さに小竜姫は思わず立ち上がるが、当然メドーサがそれを許すはずがなかった
会場の人間を助けたくば小竜姫に殺されろと言うが、当然小竜姫はそれに答える事が出来ない