GS試験再び!?
「十分です。 私は客席に行きメドーサの影で待機します」
カオスから受けとったアイテムを見えないように隠した魔鈴は、そのまま観客席のメドーサに近い場所に移動していく
「さて、どうなるかのう」
魔鈴の到着にホッとした表情を僅かに浮かべたカオスは、再びマリアを連れて試合場に戻って行った
「試合開始!」
一方横島と雪之丞の試合は、審判の掛け声と共に動き出していた
雪之丞は即座に魔装術を展開して横島から距離をとる
「貴様はどことなく俺に似ている。 楽しませてくれよ」
距離を開けた雪之丞はそのまま全力の霊波砲を横島に放つが、雪之丞の放った霊波砲は横島に当たる瞬間に軌道を斜めに変えて上空の結界に逸れてしまう
「なっ!?」
その瞬間、雪之丞や試合を見てる令子達は驚きの声を上げる
横島が六角形の光の盾を作り雪之丞の霊波砲を逸らしていたのだ
未来の歴史では横島が未熟だったために弾く事が精一杯だったが、今の横島ならば軌道を逸らす事が簡単に出来る
「エネルギーを一点集中して小さなバリアを作ったあるよ。 なんて器用な……」
「小さく絞りこめば、どんな攻撃もかわせるかたいバリアが出来る……。 でも逆に他の場所は普通人以下の防御力もなくなってしまうわ。 そんな作戦じゃ本当に死ぬわよ!!」
厄珍や会場が驚く中、令子はサイキックソーサーの弱点に即座に気付き危険だと声を上げる
しかしその間にも横島が防御に徹する作戦だと理解した雪之丞は、距離を詰めて攻撃しようとする
「待ちなさい、雪之丞! そいつの……」
距離を詰めた雪之丞に横島がサイキックソーサーで攻撃すると読んだ勘九朗は思わず声を上げるが、予想外の展開に途中で言葉が止まってしまう
「うっ……」
雪之丞が距離を詰めた瞬間、横島も距離を詰めていたのだ
予想外の展開に対応出来ない雪之丞の腹部に霊力が篭った横島の拳が炸裂していた
「防御に徹する方が楽なんだけど、お前納得しないだろ」
「貴様……!」
予想外の展開だが不意打ちでなく真正面からの攻撃に、雪之丞は驚き嬉しそうな表情を浮かべる
先程の一撃も威力を抑えてダメージがないように攻撃していた
雪之丞の最初の霊波砲に返した、挨拶代わりの攻撃だった
「いくぜ!」
横島の攻撃に答えるように雪之丞は接近戦に挑み、横島もまたそれに答える
二人の戦いはまるで格闘技のような近距離での打撃戦になっていた
「忠夫さん……」
同じ頃観客席の魔鈴は、横島の戦い方に微妙な表情を浮かべている
明らかにやり過ぎだし目立ちすぎなのだ
(仕方ないですかね。 雪之丞さんには嘘をついて戦いたくなかったのでしょう)
今後を考えれば横島の行動はマズイのだが、横島にとって雪之丞は特別なのだ
一番苦しい時に何も聞かずに支えてくれた雪之丞を、横島は誰よりも評価し信頼していた
きっと雪之丞の気持ちに答えたいと思ってしまったのだろうと理解している
「横島さん……」
一方横島の予想外の戦いは、小竜姫ですら予想出来ないものだった
特に雪之丞が飛び出して来た時、何故横島がサイキックソーサーを投げなかったのか疑問なのだ
そして疑問は令子も感じていた
明らかに横島の戦い方がおかしいのだ
あんな真正面から馬鹿正直に戦うなど横島らしくないと思う
カオスから受けとったアイテムを見えないように隠した魔鈴は、そのまま観客席のメドーサに近い場所に移動していく
「さて、どうなるかのう」
魔鈴の到着にホッとした表情を僅かに浮かべたカオスは、再びマリアを連れて試合場に戻って行った
「試合開始!」
一方横島と雪之丞の試合は、審判の掛け声と共に動き出していた
雪之丞は即座に魔装術を展開して横島から距離をとる
「貴様はどことなく俺に似ている。 楽しませてくれよ」
距離を開けた雪之丞はそのまま全力の霊波砲を横島に放つが、雪之丞の放った霊波砲は横島に当たる瞬間に軌道を斜めに変えて上空の結界に逸れてしまう
「なっ!?」
その瞬間、雪之丞や試合を見てる令子達は驚きの声を上げる
横島が六角形の光の盾を作り雪之丞の霊波砲を逸らしていたのだ
未来の歴史では横島が未熟だったために弾く事が精一杯だったが、今の横島ならば軌道を逸らす事が簡単に出来る
「エネルギーを一点集中して小さなバリアを作ったあるよ。 なんて器用な……」
「小さく絞りこめば、どんな攻撃もかわせるかたいバリアが出来る……。 でも逆に他の場所は普通人以下の防御力もなくなってしまうわ。 そんな作戦じゃ本当に死ぬわよ!!」
厄珍や会場が驚く中、令子はサイキックソーサーの弱点に即座に気付き危険だと声を上げる
しかしその間にも横島が防御に徹する作戦だと理解した雪之丞は、距離を詰めて攻撃しようとする
「待ちなさい、雪之丞! そいつの……」
距離を詰めた雪之丞に横島がサイキックソーサーで攻撃すると読んだ勘九朗は思わず声を上げるが、予想外の展開に途中で言葉が止まってしまう
「うっ……」
雪之丞が距離を詰めた瞬間、横島も距離を詰めていたのだ
予想外の展開に対応出来ない雪之丞の腹部に霊力が篭った横島の拳が炸裂していた
「防御に徹する方が楽なんだけど、お前納得しないだろ」
「貴様……!」
予想外の展開だが不意打ちでなく真正面からの攻撃に、雪之丞は驚き嬉しそうな表情を浮かべる
先程の一撃も威力を抑えてダメージがないように攻撃していた
雪之丞の最初の霊波砲に返した、挨拶代わりの攻撃だった
「いくぜ!」
横島の攻撃に答えるように雪之丞は接近戦に挑み、横島もまたそれに答える
二人の戦いはまるで格闘技のような近距離での打撃戦になっていた
「忠夫さん……」
同じ頃観客席の魔鈴は、横島の戦い方に微妙な表情を浮かべている
明らかにやり過ぎだし目立ちすぎなのだ
(仕方ないですかね。 雪之丞さんには嘘をついて戦いたくなかったのでしょう)
今後を考えれば横島の行動はマズイのだが、横島にとって雪之丞は特別なのだ
一番苦しい時に何も聞かずに支えてくれた雪之丞を、横島は誰よりも評価し信頼していた
きっと雪之丞の気持ちに答えたいと思ってしまったのだろうと理解している
「横島さん……」
一方横島の予想外の戦いは、小竜姫ですら予想出来ないものだった
特に雪之丞が飛び出して来た時、何故横島がサイキックソーサーを投げなかったのか疑問なのだ
そして疑問は令子も感じていた
明らかに横島の戦い方がおかしいのだ
あんな真正面から馬鹿正直に戦うなど横島らしくないと思う