スリーピング・ビューティー!!
「まさか、あの呪いで生きてるの!?」
一方完全に死津喪比女を倒したと思っていた令子は、心眼の言葉に死津喪比女が生きてると知ると驚きを隠せないようだった
正直あれほどの呪いが効かないことが信じられないようだ
「貴様らぁぁーー!!」
横島達や令子達がそれぞれに戦闘態勢で待ち構えてる中で大きな地震と共に死津喪比女は現れるが、それはやはり花や葉虫ではなく球根ともいうべき本体だった
「あれは……」
「奴の本体だろう。 恐らく奴は力の全てを使って生き残ることに掛けたのだろう。 その結果、残されたのは本体だけだったのかもしれん」
現れた死津喪比女の本体の大きさにおキヌは驚き、道士の仮人格もまた複雑な表情を浮かべている
三百年前にあの本体を地上に引きずり出すことが出来たら、おキヌの犠牲は必要なかったのだ
道士は人知れずで己の無力を歎いていた
「野郎!」
「終わらせるか」
「僕も行きます」
そして怒りにより正気を失ったかのように叫び喚く死津喪比女を倒すべく、雪之丞と横島が魔法のほうきを手に持ちピートもそんな二人に続く
「よくもわしから全てを奪いおったなー!! 殺して……」
怒り狂い周囲を無差別に攻撃する死津喪比女に、横島達は近付くことすら出来ずに防戦を強いられるが……
その時何かが空を斬り裂くように飛んで来るのに気付き、横島はふと未来を思い出す
「雪之丞! ピート! 下がれ!!」
途端に顔色が青くなった横島は慌てて死津喪比女に取り付こうとする雪之丞とピートに離れるように言い放つ
雪之丞とピートの二人は横島の言葉の意味が分からないようだったが、雪之丞が反射的に離れるとピートも続いて離れていく
そんな二人と入れ違うように死津喪比女には、令子のコブラから放たれた対妖怪用ミサイルが見事に命中する
「おキヌちゃんの三百年の苦しみのお返しよ! クサレ妖怪!!」
死津喪比女にミサイルを撃たせたのはもちろん令子だった
未来の時のようにカオスフライヤーはあるはずがないが、対妖怪用ミサイルはすでに用意していたらしい
しかも続けて二発目が放たれると一発目のミサイルでダメージを受けた死津喪比女は、先程まで無差別に攻撃していた目の部分にミサイルが命中してしまう
「ちっ! 倒しきれなかったわ。 あんた達トドメを刺しなさい!!」
令子としては二発のミサイルで倒したかったようだったが、あいにく死津喪比女はダメージは受けたが生きている
令子は悔しそうな表情を見せるがすでに死津喪比女は大きなダメージを受けており、目をやられた為に攻撃も満足に出来なかった
奥の手のミサイルを出した令子に他に攻撃手段はなく、仕方なく横島達にトドメを刺すように告げる
ちなみにこの対妖怪用ミサイルは純銀製であり、弾頭部分には破魔札が詰まった特別製だった
厄珍に発注して手に入れた代物だが、値段は言わない方がいい代物である
一方完全に死津喪比女を倒したと思っていた令子は、心眼の言葉に死津喪比女が生きてると知ると驚きを隠せないようだった
正直あれほどの呪いが効かないことが信じられないようだ
「貴様らぁぁーー!!」
横島達や令子達がそれぞれに戦闘態勢で待ち構えてる中で大きな地震と共に死津喪比女は現れるが、それはやはり花や葉虫ではなく球根ともいうべき本体だった
「あれは……」
「奴の本体だろう。 恐らく奴は力の全てを使って生き残ることに掛けたのだろう。 その結果、残されたのは本体だけだったのかもしれん」
現れた死津喪比女の本体の大きさにおキヌは驚き、道士の仮人格もまた複雑な表情を浮かべている
三百年前にあの本体を地上に引きずり出すことが出来たら、おキヌの犠牲は必要なかったのだ
道士は人知れずで己の無力を歎いていた
「野郎!」
「終わらせるか」
「僕も行きます」
そして怒りにより正気を失ったかのように叫び喚く死津喪比女を倒すべく、雪之丞と横島が魔法のほうきを手に持ちピートもそんな二人に続く
「よくもわしから全てを奪いおったなー!! 殺して……」
怒り狂い周囲を無差別に攻撃する死津喪比女に、横島達は近付くことすら出来ずに防戦を強いられるが……
その時何かが空を斬り裂くように飛んで来るのに気付き、横島はふと未来を思い出す
「雪之丞! ピート! 下がれ!!」
途端に顔色が青くなった横島は慌てて死津喪比女に取り付こうとする雪之丞とピートに離れるように言い放つ
雪之丞とピートの二人は横島の言葉の意味が分からないようだったが、雪之丞が反射的に離れるとピートも続いて離れていく
そんな二人と入れ違うように死津喪比女には、令子のコブラから放たれた対妖怪用ミサイルが見事に命中する
「おキヌちゃんの三百年の苦しみのお返しよ! クサレ妖怪!!」
死津喪比女にミサイルを撃たせたのはもちろん令子だった
未来の時のようにカオスフライヤーはあるはずがないが、対妖怪用ミサイルはすでに用意していたらしい
しかも続けて二発目が放たれると一発目のミサイルでダメージを受けた死津喪比女は、先程まで無差別に攻撃していた目の部分にミサイルが命中してしまう
「ちっ! 倒しきれなかったわ。 あんた達トドメを刺しなさい!!」
令子としては二発のミサイルで倒したかったようだったが、あいにく死津喪比女はダメージは受けたが生きている
令子は悔しそうな表情を見せるがすでに死津喪比女は大きなダメージを受けており、目をやられた為に攻撃も満足に出来なかった
奥の手のミサイルを出した令子に他に攻撃手段はなく、仕方なく横島達にトドメを刺すように告げる
ちなみにこの対妖怪用ミサイルは純銀製であり、弾頭部分には破魔札が詰まった特別製だった
厄珍に発注して手に入れた代物だが、値段は言わない方がいい代物である