初夏の訪れは女子高生と共に……
さてGS組の方は、エミと遅れて来た冥子を中心に確実に悪霊達を海に押し返していた
冥子はどうやら熟睡していたらしく、エミや魔鈴達GS組より5分遅れて到着している
本人はまだ少し眠そうではあるが、式神達は主戦力としてしっかり活躍していく
以前にも説明したが、冥子の実力は味方の数と信頼度によって激変する
令子は居ないがエミ・唐巣・魔鈴など信頼出来る味方が多い現状ではかなりの戦力になっていた
そんな冥子の到着よ更に5分後、大量の霊能アイテムと共に六道女学院の生徒が海岸に到着する
この時すでに第一陣はほぼ除霊を完了していたが、初動の遅れから第ニ陣の悪霊も到着しておりそれの除霊を行っていた
「なっ……!?」
生徒達は海岸の状況に思わず足が止まってしまう
一年以外はすでに経験済みのこの除霊だが、悪霊の数が全く違っている
例年ではゆっくりと散発的にやってくる悪霊を除霊するだけだが、目の前の悪霊達は明らかに悪意があるのだ
その光景にコスモプロセッサーの時の大霊障を思い出してしまう者も多い
「何やってるんや!! 結界工作班はすぐにGS達が確保した場所に結界を張るんや! 霊体ボーガン班は援護を!」
除霊現場にのまれてしまった生徒達に鬼道の怒鳴り声が響く
(いくらなんでもアレじゃGS達が持たんわ)
生徒達に激を飛ばす鬼道だが、内心焦りを感じている
悪霊は弱いが大量に集まれば、一流のGSと言えども簡単ではない
霊力には限りがあるし、そもそもGS達の仕事は本来は生徒のサポートなのだ
この悪霊を除霊するには、生徒達も参加してこちらも物量で対抗するしかない
「はい!」
鬼道の声に反応した生徒達はようやく動き出すが、その顔には恐怖が見える者も少なくなかった
結界工作班はGS組が確保した海岸中央部を少し手間取りながらも結界で確保する事に成功して、GS達はようやく一息つく事が出来る
本来ならば海岸全体に結界を張り除霊するはずだったが、流石に現役GS達でも大量にやってくる悪霊から海岸全体を防衛するのは不可能だった
六道女学院側は急遽作戦を変更して中央部の防衛を3年が主体の生徒達に任せて、GSと1・2年の生徒の混合で左右の海岸に広がっていく事になる
右側にはエミを中心に魔鈴・雪之丞・タイガー他数名のGSで、左側は冥子を中心に唐巣・ピート他数名のGSで構成された
生徒達は主に霊体ボーガンでの遠距離攻撃でGS達の背後から援護する事で、海岸全体を掌握していく事になる
まあ遠距離の霊体ボーガンは命中させるのが難しく、まして大量の悪霊が居るため目標も定めずにランダムに打ち続けるしかない
実際未熟な生徒達では命中率が低く、正直役に立ってるのか微妙である
しかしこの除霊が生徒達に経験を積ませる事が目的だとすれば、まあ一定の意味はあるだろう
そんな六道女学院側がようやく揃った頃、横島達や食事を終えて店を後にしていた
「まだ時間あるな、どっかで土産も探すか?」
時計をチラリと見た横島は時間的に余裕もありお土産を探そうかと尋ねるが、タマモとシロは真剣な様子で海岸の方を見つめている
冥子はどうやら熟睡していたらしく、エミや魔鈴達GS組より5分遅れて到着している
本人はまだ少し眠そうではあるが、式神達は主戦力としてしっかり活躍していく
以前にも説明したが、冥子の実力は味方の数と信頼度によって激変する
令子は居ないがエミ・唐巣・魔鈴など信頼出来る味方が多い現状ではかなりの戦力になっていた
そんな冥子の到着よ更に5分後、大量の霊能アイテムと共に六道女学院の生徒が海岸に到着する
この時すでに第一陣はほぼ除霊を完了していたが、初動の遅れから第ニ陣の悪霊も到着しておりそれの除霊を行っていた
「なっ……!?」
生徒達は海岸の状況に思わず足が止まってしまう
一年以外はすでに経験済みのこの除霊だが、悪霊の数が全く違っている
例年ではゆっくりと散発的にやってくる悪霊を除霊するだけだが、目の前の悪霊達は明らかに悪意があるのだ
その光景にコスモプロセッサーの時の大霊障を思い出してしまう者も多い
「何やってるんや!! 結界工作班はすぐにGS達が確保した場所に結界を張るんや! 霊体ボーガン班は援護を!」
除霊現場にのまれてしまった生徒達に鬼道の怒鳴り声が響く
(いくらなんでもアレじゃGS達が持たんわ)
生徒達に激を飛ばす鬼道だが、内心焦りを感じている
悪霊は弱いが大量に集まれば、一流のGSと言えども簡単ではない
霊力には限りがあるし、そもそもGS達の仕事は本来は生徒のサポートなのだ
この悪霊を除霊するには、生徒達も参加してこちらも物量で対抗するしかない
「はい!」
鬼道の声に反応した生徒達はようやく動き出すが、その顔には恐怖が見える者も少なくなかった
結界工作班はGS組が確保した海岸中央部を少し手間取りながらも結界で確保する事に成功して、GS達はようやく一息つく事が出来る
本来ならば海岸全体に結界を張り除霊するはずだったが、流石に現役GS達でも大量にやってくる悪霊から海岸全体を防衛するのは不可能だった
六道女学院側は急遽作戦を変更して中央部の防衛を3年が主体の生徒達に任せて、GSと1・2年の生徒の混合で左右の海岸に広がっていく事になる
右側にはエミを中心に魔鈴・雪之丞・タイガー他数名のGSで、左側は冥子を中心に唐巣・ピート他数名のGSで構成された
生徒達は主に霊体ボーガンでの遠距離攻撃でGS達の背後から援護する事で、海岸全体を掌握していく事になる
まあ遠距離の霊体ボーガンは命中させるのが難しく、まして大量の悪霊が居るため目標も定めずにランダムに打ち続けるしかない
実際未熟な生徒達では命中率が低く、正直役に立ってるのか微妙である
しかしこの除霊が生徒達に経験を積ませる事が目的だとすれば、まあ一定の意味はあるだろう
そんな六道女学院側がようやく揃った頃、横島達や食事を終えて店を後にしていた
「まだ時間あるな、どっかで土産も探すか?」
時計をチラリと見た横島は時間的に余裕もありお土産を探そうかと尋ねるが、タマモとシロは真剣な様子で海岸の方を見つめている