ただ今修行中!?
さてGS試験後のかおりと魔理だが……
GS試験で何かがふっ切れたかおりは、以前にも増して霊能の修行に力を入れている
六道女学院の生徒の中では一・二を争うほどの実力者だったかおりは、自分でも気付かぬうちに驕ってしまっていた
GS試験時の雪之丞の試合で現在の実力差を痛感したかおりは、その驕りが砕かれるほどショックだったのである
(何故これほど実力差が開いたの?)
元々雪之丞が格上だったのは理解しているかおりだったが、その差がさらに開いた事実はショック以外のなにものでもない
他のクラスメートが遊び歩く中、一人霊能の修行に打ち込んでいたかおりには認められない現実だった
距離が開き愛情が薄れてしまった現在でも、雪之丞に対してライバル意識だけは変わらない
そして実力が開いてしまった訳も見えぬまま、修行に打ち込んでいた
一方魔理の方は、GS試験後にタイガーと本音で話し合っている
GSについてやオカルト業界について、そして横島とおキヌの事まで語り今まで互いに抱えていた想いも全て語っていた
結局二人の話は長く続き答えも出ず悩みも解決しないまま平行線をたどったが、二人の距離は元に戻っていた
そこでタイガーと魔理が決めたのは、互いに遠慮しないで何でも話すと言うこと
ケンカになるような時もあるだろうが、互いに納得がいくまで話そうとだけ決めていた
次に魔理自身の事だが、こちらも少しだけ進展している
オカルト業界に対する悩みや疑問は解決せずに、横島と令子の争いも何が正しく何が間違ってるかさえわからない魔理
結局彼女は答えを見つけるためにも、今はGSを目指そうと決めている
まあタイガーがGS試験に合格した事も関係あるのだろうが、わからないまま逃げ出すのが嫌だったという性格面も大きいようだ
偶然アシュタロス戦の真実を知り、世界の真理の一部とも言える現実を垣間見てしまったかおりと魔理の二人だが
それは若い二人にはあまりに荷が重い真実であり現実だった
彼女達がこの短期間で見つけた答えは、今は前に進むしかないという最低限のことだけである
唐巣やエミですら何が正しく何が間違ってるかわからない現実を、かおりと魔理が理解して自分なりの答えを見つけるのはまだまだ時間がかかるだろう
互いに方向は違うが一歩踏み出せた分だけ、かおりと魔理はおキヌより進んだのかもしれない
まあ当事者であるおキヌとかおりや魔理の二人では、現実味が全く違うということではあるが
結局二人にとっては、全て聞いた話であり他人事だった
冷たいようではあるが、自分が経験しない真実はそんなもんだろう
世界中に溢れている悲劇の一つであり、悩み苦しむことはあっても自分は自分で生きるしかない
それよりもかおりと魔理にとって問題だったのは、彼女達三人の友人関係が全く修復してなかったことである
かおりと魔理はおキヌに謝りたい気持ちはあるが、横島の話題には触れられるわけがなく表向き変わらぬ友人でいるしかない
一方おキヌもまた、二人に自分の気持ちや真実を話すことが出来ずに時だけが過ぎている
こちらもまたいろいろな問題が絡まり、一筋縄ではいかないようだった
彼女達の苦悩はまだまだ続くようである
GS試験で何かがふっ切れたかおりは、以前にも増して霊能の修行に力を入れている
六道女学院の生徒の中では一・二を争うほどの実力者だったかおりは、自分でも気付かぬうちに驕ってしまっていた
GS試験時の雪之丞の試合で現在の実力差を痛感したかおりは、その驕りが砕かれるほどショックだったのである
(何故これほど実力差が開いたの?)
元々雪之丞が格上だったのは理解しているかおりだったが、その差がさらに開いた事実はショック以外のなにものでもない
他のクラスメートが遊び歩く中、一人霊能の修行に打ち込んでいたかおりには認められない現実だった
距離が開き愛情が薄れてしまった現在でも、雪之丞に対してライバル意識だけは変わらない
そして実力が開いてしまった訳も見えぬまま、修行に打ち込んでいた
一方魔理の方は、GS試験後にタイガーと本音で話し合っている
GSについてやオカルト業界について、そして横島とおキヌの事まで語り今まで互いに抱えていた想いも全て語っていた
結局二人の話は長く続き答えも出ず悩みも解決しないまま平行線をたどったが、二人の距離は元に戻っていた
そこでタイガーと魔理が決めたのは、互いに遠慮しないで何でも話すと言うこと
ケンカになるような時もあるだろうが、互いに納得がいくまで話そうとだけ決めていた
次に魔理自身の事だが、こちらも少しだけ進展している
オカルト業界に対する悩みや疑問は解決せずに、横島と令子の争いも何が正しく何が間違ってるかさえわからない魔理
結局彼女は答えを見つけるためにも、今はGSを目指そうと決めている
まあタイガーがGS試験に合格した事も関係あるのだろうが、わからないまま逃げ出すのが嫌だったという性格面も大きいようだ
偶然アシュタロス戦の真実を知り、世界の真理の一部とも言える現実を垣間見てしまったかおりと魔理の二人だが
それは若い二人にはあまりに荷が重い真実であり現実だった
彼女達がこの短期間で見つけた答えは、今は前に進むしかないという最低限のことだけである
唐巣やエミですら何が正しく何が間違ってるかわからない現実を、かおりと魔理が理解して自分なりの答えを見つけるのはまだまだ時間がかかるだろう
互いに方向は違うが一歩踏み出せた分だけ、かおりと魔理はおキヌより進んだのかもしれない
まあ当事者であるおキヌとかおりや魔理の二人では、現実味が全く違うということではあるが
結局二人にとっては、全て聞いた話であり他人事だった
冷たいようではあるが、自分が経験しない真実はそんなもんだろう
世界中に溢れている悲劇の一つであり、悩み苦しむことはあっても自分は自分で生きるしかない
それよりもかおりと魔理にとって問題だったのは、彼女達三人の友人関係が全く修復してなかったことである
かおりと魔理はおキヌに謝りたい気持ちはあるが、横島の話題には触れられるわけがなく表向き変わらぬ友人でいるしかない
一方おキヌもまた、二人に自分の気持ちや真実を話すことが出来ずに時だけが過ぎている
こちらもまたいろいろな問題が絡まり、一筋縄ではいかないようだった
彼女達の苦悩はまだまだ続くようである