過去へ

横島が目を覚ました
そこはまだ荷物が片づいてない
ボロアパートだった…

横島は体と霊力をチェックした
体は人魔だったが
霊力はかなり落ちていた
全盛期の50分の1しかなかった
それでも500マイトはあったが……


横島は魔鈴とタマモのことを考えた

魔鈴はイギリスなはずだ
帰ってくるまで少し時間がかかるだろう

タマモは殺生石だから迎えに行かないとな

横島は文殊で【転/移】をして殺生石に行った


「待ってたわよ 横島」

タマモが笑顔で歩いてきた

「さあ、行きましょう」

横島とタマモは再び【転/移】でアパートな帰った

タマモは部屋を見て
「相変わらず狭い部屋ね 魔鈴が来るまで大変ね」

「魔鈴さんはいつ来るか知ってるか?」
横島はタマモに聞く

「予定では二週間って話よ?」

「やっぱり前から計画たててたんだな」
横島はつぶやく

「当たり前でしょ 横島の考えなんてお見通しよ?」

タマモは横島に抱きついた

「タマモ… 今のお前だと俺はロリコンみたいだな…」

横島は苦笑いした

「あら、私は妖狐よ? 姿に大差ないわ」

「アハハ……とりあえず魔鈴さん来るまで修行してるか… 早く力をとり戻さないとな」

苦笑いしながら話を変えた


それから二週間
横島とタマモは霊力アップと魂と肉体の調整に力を入れて修行をした

ちなみに
二週間横島とタマモはカップうどん生活だった

「タマモ… 魔鈴さんのご飯食べたいな…」


「そうね カップうどんのお揚げより、魔鈴のお揚げがたべたいわ」


横島とタマモはすでに苦しい生活をしていた


そして
二週間後
横島とタマモは空港に魔鈴を迎えに行った


「横島さん! タマモちゃん! ただいま」

魔鈴は二人に抱きついて三人喜んでいた

「やっとまともなご飯が食べれるね 横島」

「う~ 苦労をかけてすまないな タマモ」

二人はいろんな意味で嬉しかった


空港からの帰り道
横島は聞いた

「そう言えば、魔鈴さんどこに住むんですか?」

「とりあえず横島さんの部屋に異界のゲートを繋げて そこに住みますよ」
魔鈴は笑顔だった

「なるほど… それならいいもんな~」

「近いうちに人工幽霊一号に接触して、あそこを事務所に除霊しましょう レストランの開業資金必要ですしね」

「なるほど… でもあそこは美神さんが入るはずだけどいいのかな?

「横島さんは優しいですね でも早い者勝ちです」

魔鈴は悪魔の笑みで言った

美神は嫌いだからどうでもいいタマモは頷いた


「まあいいか。」

横島も軽く流した


2/6ページ
スキ