横島の言葉にネギは杖に乗って逃げていった

横島は茶々丸をみて

「茶々丸ちゃん、帰ったらエヴァちゃんに話すんだ。 相手は戦う覚悟も資格もないガキだってな」

横島は茶々丸に困ったような笑顔で話した

「ありがとうございました」

茶々丸はそう言って飛んでいった


横島は残ったアスナと歩きながら静かに話した

「アスナちゃんも無事でよかった」

横島はアスナに笑顔で話した

アスナは戸惑いながら話した

「私知らなくて… ネギがまさかそんな攻撃をするなんて…」


アスナはおこじょのカモが作戦を立ててそのまま戦ったことなどを話した


横島は苦笑いしながら

「今回はみんな無事で良かったよ。 でもわかったろ？ 戦うということは自分の命をかけ、相手の命を奪う可能性があるということが、奪った命は自分に永久にのしかかる。」


「はい…」

アスナはうなだれる

「アスナちゃんがもしこれからもネギと戦うなら、覚悟した方がいい。 自分も相手も傷つけ傷つくことにね 何かを守る為には戦いは必要だよ。 その時に後悔しないように戦う前に努力しないとな。 話し合いとか修行とかな」


「横島さん… 私はどうしたら…」

アスナは混乱しといた

「アスナちゃんはとりあえずゆっくり考えてみなよ。 迷い困ったら俺に話してよ。 力になるからさ」

横島の優しいけど厳しい言葉がアスナの心に突き刺さる

「はい、ありがとうございました。 また来ます」


アスナは走って帰っていった



次の日

横島はエヴァの家へ行った


「横島さん。いっらっしゃいませ」

茶々丸が玄関で出迎えた

「エヴァちゃんいるか？ 話があるんだが…」


はいマスターは中ですどうぞ…


中に入るとエヴァが不機嫌な顔をした

「横島忠夫… 昨日は茶々丸がせわになったな」

多少嫌そうながら礼を言った

「あ～ 気にするな。 俺は自分で好きでやったんだからな」

横島は軽く話した


「で話はなんだ？」

エヴァは本題に切り出す


「エヴァちゃんの呪いを解いてあげようか？」

横島は普通に言ったがエヴァと茶々丸は驚いた


「貴様！！ 私の呪いが解けるのか！！ 嘘だったらただじゃおかんぞ！！」

エヴァは興奮しながら横島に詰め寄った

「ああ、解けるよ。 まあ条件があるがな」

横島の話にエヴァは顔をしかめる

「条件とは？」


「ネギ以外には怪我をさせるな。 ネギは多少ならいいからさ」

横島の話にエヴァは
「貴様何を企んでいる？」

横島は苦笑いしながら


「少しお節介なだけだよ。 ネギの周りに多少縁があってな… あのガキは戦いの現実を知らない。 それを教えてやればいい」


「うむ、本当に解けるんだろうな…」

「ああ、まかせとけ！」

横島の笑顔にエヴァは

「わかった」

納得したようだ



横島はそのまま学園長に会いに行った


横島は昨日の話を学園長に話した

「うむ、困った事になったの～ ネギ君がそこまでするとは…　そこまですればエヴァも黙っておらんだろうし…」

学園長は困った様子でいた


「エヴァは説得しました。 ネギに戦いの現実を教えてやれと、ただしエヴァの呪いは俺が解きます。」


横島の発言に学園長は驚いて言った


「それはマズい！ 今エヴァが解放されては問題が起きる！」


「元は学園長がしたことでしょう？ それに彼女は呪いを解いても問題はありませんよ。 元々数年で解くはずの呪いで彼女を縛るのは間違ってますよ」

横島は学園長を責め学園長は困っていた

「うーん 困ったのう…」


「今のうちから根回しやらしたら間に合うでしょ？ いいだけこき使ったんだからそろそろ解放したげましょうよ」

横島の話に学園長は言葉が詰まる


「わかった… ただしネギ君の戦いはしっかり頼むぞ」


とうとう学園長が折れた