その一

横島は
刹那とアスナとネギと合流した


「マズイ駅へ逃げ込むぞ!」

カモが叫んだ


「敵の式神は着ぐるみなのか? 変わってるな~」

横島はつぶやく


「おそらく関西呪術協会の呪符使いです。 ただの着ぐるみではないので気をつけて!」

刹那が説明した


横島達は改札を乗り越えて敵を追って列車に乗った


「でも敵もアホだな~ 普通逃走に使うのは車だろ? 列車なら逃げるのがわかりやすい」

横島は冷静に敵のことを言った

「横島さん詳しいわね…」

アスナが言った


「逃げるのは得意だからな。 ある意味戦うより難しいよ」
横島は得意げに言ったが、アスナにはよくわからなかった


「待てー!」

横島達は敵を追って前の車両に走った


着ぐるみを着た敵はお札をもち

「2枚目のお札ちゃんいきますえ」

「お札さん お札さん うちを逃がしておくれやす」

敵がお札を投げると車両に水があふれる

ネギは呪文を詠唱しようとするが出来ず

アスナは浴衣を抑えて

刹那は剣を振るえなかった


バーン!

横島が霊波砲で車両に穴を開けて水が流れていく

「みんな大丈夫か!」

横島は後ろを見て叫んだ

「大丈夫です!」

刹那が叫んで
ネギ達も大丈夫みたいだった


そのまま駅に着き
敵は横島に話してきた

「あんたやりますな~ 役に立たん魔法使いだけじゃなかったんですな~」


横島も笑いながら言った

「お姉さんそろそろ追いかけっこやめないか?」


「嫌どすえ~」

敵は逃げていった…

横島達も駅の中を追いかけていく


駅を出ると敵は着ぐるみを脱いでいた


「よーここまで追ってこれましたな」

敵なニヤリとしながら言った


「綺麗なお姉さんが敵だとはついてないな~」

横島は敵に話した

「うちもあんさんが敵で残念どすえ~」

敵も話してきた

「横島さん!! そんなこと言ってる場合ですか!」

刹那はなぜか怒りが沸き起こり怒っていた


「三枚目のお札ちゃん いかせてもらいます」

「お札さん お札さん うちを逃がしておくれやす」

敵はお札を投げた


「喰らいなはれ 三枚符術 京都大文字焼き!!」


駅前の階段が大文字の炎で燃え盛る


「刹那ちゃん下がれ!」

横島がは叫んだ


「並の術者ではその炎は超えられまへん。 ほなさいなら」

敵は勝ちを確信して話した


「ラス・テルマ・スキル・マギステル 吹け一陣の風」


「風花 風塵乱舞!!」


ネギの魔法で炎が消えた


「ナイスタイミング! やるじゃないかネギ!」

横島はネギを話した

「逃がしませんよ! このかさんは僕の生徒で… 大事な友達です。」

ネギは戦闘体制をとる

アスナの仮契約カードを持ち
「契約執行 180秒間!! ネギの従者 神楽坂明日菜」

アスナが光に包まれる

「あー ネギにアスナちゃん… あの木乃香ちゃんは偽物だよ… って言わなかったっけ?」

横島は場の緊張感をぶち壊しした

パチン!

横島が指を鳴らすと木乃香は消え去った

「あっ… あんさん何をしたんや!! ただの身代わりじゃあらへんかったどすえ!!」

敵は混乱していた

「ちょっと横島さん! そう言うのは早く言ってよね!! 私達このかがさらわれて必死だったのよ!」

アスナは怒ってきた

「すまんな~ 言うの忘れてた。 とりあえずあの敵を捕まえたら終わりだよ。 さあ行くよ!」


横島は神剣を出した
ネギも気を取り直して敵に向かう

「アスナさん武器を受け取って下さい! 能力発動 神楽坂明日菜!!」

「ハマノツルギ!」

明日菜にはハリセンが現れた


「何これ! ただのハリセンじゃないの! 」


「ええーい 行っちまえ 姐さん!」

カモが叫んだ


「もう しょうがないわねっ!!」

アスナと刹那は巨大なぬいぐるみに斬りかかった

ガシン!

刹那の攻撃は受け止められ


ボン!

アスナのハリセンは敵を消し去った

「すげーハリセンだな~」

横島は思わずつぶやいた


「刹那ちゃん!ぬいぐるみは私にまかせて!」

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