その一

ある日
横島は
ネギとアスナと木乃香と買い物に来ていた

ネギ達の修学旅行の買い物をしたいので、付き合ってほしいと頼まれた為である

「ネギ? なんだそのカードは?」

横島はネギが持っていたアスナの仮契約カードを見ていた


「兄さんしらないんですかい? これは仮契約カードだぜ! 仮契約ってのは……」

近くにいたカモがそっと仮契約の仕組みや特典を話してきた


「ふーん… アイテムや念話は魅力的だけどな~ パートナーってのはな……」

横島はふと自分のパートナーになりえた彼女を思い出した

もしルシオラが生きていたら……


「横島さん? この試着してき~」

木乃香が服を選んでくれたので横島は試着室に行った


一方
カモはネギに木乃香との仮契約を進めていた


「ネギ君 ウチのカードも作ってくれへんかなー? 欲しいなー」

木乃香はアスナのカードを見て羨ましがっていた

それを見てカモがネギをけしかける


「このかさん、このカードを作るのは条件があって… 僕とキッ キッスしないといけないんですけど……」


「キス? ネギ君と… ネギ君は嫌いやないけど… キッスするなら…」

木乃香はキスをすると考えたら
頭に浮かんだのはネギでく、なぜか横島だった

(うち… なんで横島さんが出てきたんやろ…)


この木乃香の様子にネギは安堵し
カモは何かを感じてネギをけしかけて言わせる

「横島さんでも出来ますよ?」

ネギはよくわからないが言われた通りにいった

「横島さん? 横島さんなら、ええかな~」

木乃香がそう話してると横島が様子を見に来た

「おーいネギ? 何かあったか?」


横島が更衣室を覗いてきた


「横島さん、ちょっと協力してな~」

木乃香は横島に近づき
ほっぺにキスをした

「仮契約ー!!」

カモが仮契約をした

木乃香にはスカカードが現れた

「あーん 何この へちゃむくれー アスナのとちがうやんーっ」

木乃香はガッカリしていて

横島は固まっていた……


「なっ なんで木乃香ちゃんが…… ちょっとドキドキしたって違うー!!」


横島は混乱していた

「やっぱりちゃんとキスしなきゃダメなんだ~」

ネギは呟き

木乃香のカードは消えた

「えっ! そうなん!? じゃあ、横島さんもう一回!」

木乃香は混乱している横島に抱きつこうとして… アスナに止められた


「コラコラ このか落ち着いてー」


「ちっ… ほっぺただったのかよ… またしくじったぜ… ちゃんとした仮契約カード一枚につき、オコジョ協会から仲介料が5万オコジョが入るってのによう」

カモは悔しがっていた


「なる程… やっぱりあんたの仕業ね」

アスナはカモにお仕置たが…

「アスナちゃん… 俺がお仕置きの仕方教えてあげるよ」

横島は満面の笑みでアスナに話した


「あっ 兄貴~ 助けて……」

ネギは横島の笑顔に青くなりガタガタ震えていた…


横島はカモを更衣室に連れて行き
出てきた時には普通に戻った横島と、顔が青いアスナと、トラウマにかかったカモがいた…

「カモとネギに言っとくな… 一般人を魔法使いの争いに巻き込むな! わかったな」

横島はカモとネギを睨んで言った


カモとネギは顔を青くして何回も頷いていた


ただ木乃香は…

「あーん カード うちも欲しいなー」

「横島さん… 今度2人っきりになったらちゃんとキスさせてな(ハート)」


木乃香は横島に囁いた


「いや~ 木乃香ちゃん… そう言うのは好きな相手とした方が…」

横島はオドオド話していた

「横島さんは、うちが嫌いなん?」

木乃香が上目使いで言ってきた


「うっ… それは嫌いじゃないけどさ… もう少し大人になったらな…」

横島は笑ってごまかした

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