「ああ、悪いが聞いたよ。 エヴァちゃんが戦う理由が知りたかったからな」

横島が少し複雑な表情で話した


「お前も似たようなことがあったみたいだな…」

エヴァは横島の表情で何かを感じていた

「まあな…… いつか教えてやるよ」

横島はエヴァと茶々丸に話した


横島はその後
エヴァと茶々丸と出かけた

カフェでコーヒーを飲もうとしたら
ネギとアスナに会った


「よっ！　アスナちゃんにネギ」

横島は軽く声をかけたが
エヴァは興味が無いみたいだった


ネギは１０年前に死んだ父親のサウザンドマスターと
６年前に会ったと話して
サウザンドマスターが生きている可能性を話した


「奴が生きてるのか いつか殴ってやる！ 私の気が済まん」

エヴァは少し興奮して話していた


「エヴァちゃんはなんでそんなにこだわるんだ？」

横島はアスナに聞いた

「エヴァちゃんはネギのお父さんが好きなんだって！」

そう話していたらエヴァが割り込んできた


「違う！！ 私が好きなのは……」

エヴァは横島を見て少し赤くなり黙ってしまった


「ん？ 他に好きなやついるのか？」

横島はわかってなかったが

「エヴァちゃん… まかさ横島さんが…」

アスナが言おうとしたらエヴァに口を塞がれた！


「うん？ アスナちゃんわかったんか？ 茶々丸ちゃんも知ってるのか？」


横島は茶々丸に聞いたが

「横島さん以外わかっていると思います」

茶々丸に冷静に言われた


「う～ん」

横島が本気で考えてると


「横島さんって鈍感なんですね」

アスナに突っ込まれた


「ともかく、奴の手がかりなら京都だな 京都には奴が一時期住んでいた家があるはずだ」


エヴァは話をすり替えた


「京都！ 困ったな～ どうやって行こう」

ネギが悩んでるとアスナと茶々丸が話してきた


「ちょうどよかったじゃん ネギ」

「はい、来週から修学旅行で京都です。」

茶々丸の答えに喜んだのは
ネギとエヴァだった

「本当ですか？ いや～嬉しいです ありがとうございます。」

ネギはアスナの手を握り話していた


「本当か！ 茶々丸！」

エヴァは茶々丸に詰め寄った

「はい、マスター」

茶々丸の答えにエヴァは喜んでいた


「封印も無いし、今回は私も行ける！ うむ、横島！ お前のおかげだ誉めてやろう」

エヴァは機嫌がよくなった

「茶々丸ちゃん、エヴァちゃん急に機嫌が良くなったな～」

横島はエヴァを不思議そうにみた


「マスターは日本文化が好きなのです。 特に京都にはずっと行きたかったみたいですので…」

茶々丸は横島に説明した

「そっか～　良かったな～ 茶々丸ちゃんも行けるんだろ？ 楽しんできなよ」

横島は茶々丸と笑顔で話していた


「横島！ 茶々丸！ 私を無視して何しているんだ！」

エヴァが二人の間に割り込んだ


横島はエヴァの頭を撫でたり
それで横島がエヴァに子供扱いをするなー！と怒られたりした


「エヴァちゃんも、茶々丸ちゃんも楽しそうだね～」

アスナは横島達をみて呟いた


「本当ですね。 とても元賞金首には見えませんね」



そして次の日
横島は学園長に呼ばれた


「修学旅行中の木乃香ちゃんの護衛ですか…」

横島は話を聞き考えていた


「うむ、ネギ君には西の魔法協会への親書を頼んだ。 相手は親書と木乃香を狙ってくる恐れがある。 木乃香には刹那君がいるが一人では多少不安でな…」


学園長は横島に木乃香の父親が西の魔法協会の長なことや、東西の魔法協会の対立など話した


「またややこしいこと企みましたね～ 英雄の息子を使って、修行と不穏分子のあぶり出しに東西の融和ですか…」


横島は嫌な顔をしながら話した


「うむ、その通りなんじゃが… そんな言い方せんでも… わしが悪人みたいではないか…」


学園長は苦笑いしていた


「悪人でしょう？ １０才の子供ですよ？ みんな英雄の息子っていう十字架に括りつけて… 俺はどうなっても知りませんよ？ 木乃香ちゃんは友達ですから護衛は受けますが… ネギの方は責任持ちませんよ。 後は俺は目立ちたくないんで、フォローをお願いしますね。」


学園長は京都でのネギのフォローなども頼みたかったんだが…、横島はしっかり逃げていた