初仕事
オルテガが闘気を発した頃
横島はもう一匹のドラゴンをと相対していた
「大人しく帰れって言っても無理っぽいな…」
横島はため息を吐き呟く
知性が無いドラゴンが相手では説得は不可能だと判断する
「世界は違えど、同じ竜族の端くれ… せめて苦しまぬようにしてやる」
横島は少し寂しそうにドラゴンを見る
横島の師でもあり、大切な仲間だった小竜姫は竜神族
無論、竜神と野生の竜では天と地ほども違いはあるが、元は同じ種族
横島は竜神族の小竜姫の力と意志を受け継ぎし者として、せめて苦しまぬようにと思う
横島を睨み、襲いかかるタイミングを計るドラゴンに向けて、神剣を構えて竜気を注ぎ込む
竜気は神剣を覆い尽くして、霊波刀の要領で竜気を物質化する
竜気は神剣を美しく光輝かせて完全に物質化した
「この剣は竜神剣… お前の鋼鉄の皮膚も一瞬で切り裂く」
それは小竜姫の剣術と竜気を元に横島が開発した技
竜気とは神力・神通力ともいい神の力である
小竜姫の力と剣術の集大成とも言えるその剣で、斬れないモノは無い
横島の言葉はドラゴンに通じてはいない
だが、ドラゴンはその剣に怯えを見せて、一気に横島に噛みつこうとする
ドラゴンは潜在的な力の質の違いを感じたんだろうか…?
それともただの未知の力への恐怖かはわからないが
本来怯えることなど無いドラゴンが、我を忘れて横島に噛みつこうとしている
足には横島やオルテガに攻撃されて出来た傷がある為、スピードは遅い
そして…
ザシュッ!!
ドラゴンは横島に噛みつこうと口を大きく開けたまま
首を一撃で斬り裂かれた
「すまんな… 知性無きモンスターまで救うのは無理なんだ」
横島は倒れたドラゴンにそう話しかけて神剣を消した
ドラゴンの表情は噛みつこうとした時のまま
恐らく、自分が斬られた感覚も無いまま、退治されたのだろう
横島は残る一匹のドラゴンと戦うオルテガを見るが、助太刀する必要は無いようだ
呪文と剣で上手くドラゴンと戦っている
横島に遅れりこと数分
オルテガもドラゴンを退治して、今回の任務は終了となる
「お疲れさまです」
横島はオルテガに歩み寄り声をかける
「横島殿も終わったようだな。 ドラゴンの中でも強くない方で良かった」
オルテガは無事に退治出来て安堵の表情を浮かべる
「ええ、無事に終わって何よりです」
横島もホッと一息ついて、2人は休憩をする
「ドラゴンが3匹とは豪華だな… かなり高く売れるぞ?」
オルテガは倒したドラゴンを見て話す
ドラゴンはその肉は食用から薬まで、多岐にわたり使われる
皮膚は武器や防具にも使う為、全身くまなく売れるのだ
しかも捕れる数が劇的に少ない為、かなりの高値で売りさばけた
「持って帰るの大変ですね…」
横島は自分の数倍もあるドラゴンを、アリアハンまでどうやって持って帰るかわからない
「そう言えば渡して無かったな… ギルドでは、魔法の道具袋を支給している。 この魔法の道具袋の中は、魔法空間になっているので、倒したモンスターや道具がいくらでも入る」
オルテガは説明すると、袋にドラゴンの一部を入れる
すると吸い込まれるようにドラゴンが中に入った
横島はもう一匹のドラゴンをと相対していた
「大人しく帰れって言っても無理っぽいな…」
横島はため息を吐き呟く
知性が無いドラゴンが相手では説得は不可能だと判断する
「世界は違えど、同じ竜族の端くれ… せめて苦しまぬようにしてやる」
横島は少し寂しそうにドラゴンを見る
横島の師でもあり、大切な仲間だった小竜姫は竜神族
無論、竜神と野生の竜では天と地ほども違いはあるが、元は同じ種族
横島は竜神族の小竜姫の力と意志を受け継ぎし者として、せめて苦しまぬようにと思う
横島を睨み、襲いかかるタイミングを計るドラゴンに向けて、神剣を構えて竜気を注ぎ込む
竜気は神剣を覆い尽くして、霊波刀の要領で竜気を物質化する
竜気は神剣を美しく光輝かせて完全に物質化した
「この剣は竜神剣… お前の鋼鉄の皮膚も一瞬で切り裂く」
それは小竜姫の剣術と竜気を元に横島が開発した技
竜気とは神力・神通力ともいい神の力である
小竜姫の力と剣術の集大成とも言えるその剣で、斬れないモノは無い
横島の言葉はドラゴンに通じてはいない
だが、ドラゴンはその剣に怯えを見せて、一気に横島に噛みつこうとする
ドラゴンは潜在的な力の質の違いを感じたんだろうか…?
それともただの未知の力への恐怖かはわからないが
本来怯えることなど無いドラゴンが、我を忘れて横島に噛みつこうとしている
足には横島やオルテガに攻撃されて出来た傷がある為、スピードは遅い
そして…
ザシュッ!!
ドラゴンは横島に噛みつこうと口を大きく開けたまま
首を一撃で斬り裂かれた
「すまんな… 知性無きモンスターまで救うのは無理なんだ」
横島は倒れたドラゴンにそう話しかけて神剣を消した
ドラゴンの表情は噛みつこうとした時のまま
恐らく、自分が斬られた感覚も無いまま、退治されたのだろう
横島は残る一匹のドラゴンと戦うオルテガを見るが、助太刀する必要は無いようだ
呪文と剣で上手くドラゴンと戦っている
横島に遅れりこと数分
オルテガもドラゴンを退治して、今回の任務は終了となる
「お疲れさまです」
横島はオルテガに歩み寄り声をかける
「横島殿も終わったようだな。 ドラゴンの中でも強くない方で良かった」
オルテガは無事に退治出来て安堵の表情を浮かべる
「ええ、無事に終わって何よりです」
横島もホッと一息ついて、2人は休憩をする
「ドラゴンが3匹とは豪華だな… かなり高く売れるぞ?」
オルテガは倒したドラゴンを見て話す
ドラゴンはその肉は食用から薬まで、多岐にわたり使われる
皮膚は武器や防具にも使う為、全身くまなく売れるのだ
しかも捕れる数が劇的に少ない為、かなりの高値で売りさばけた
「持って帰るの大変ですね…」
横島は自分の数倍もあるドラゴンを、アリアハンまでどうやって持って帰るかわからない
「そう言えば渡して無かったな… ギルドでは、魔法の道具袋を支給している。 この魔法の道具袋の中は、魔法空間になっているので、倒したモンスターや道具がいくらでも入る」
オルテガは説明すると、袋にドラゴンの一部を入れる
すると吸い込まれるようにドラゴンが中に入った