その一

集まったクラスメート達は、いくつかのグループを作ってボーリングを初めていた…


ネギの周りには、古、あやか、まき絵、のどかが集まっていた…


古はパワーに物を言わせて、連続ストライクを出していた


あやか達はネギと古にヤキモチを焼いて殺気まで出していた


そして横島は…

明日菜、刹那、木乃香、夕映と一緒に普通にボーリングを始めていた

明日菜は結構上手くパワーもある為、なかなかだった

だが、木乃香と刹那と夕映は下手だった


刹那は始めてだし…

木乃香もあまり経験が無いようだった…

夕映は運動は得意ではなく…

一般的な女の子と変わらなかった…


それに引き換え、横島自身はかなり上手だった

元々器用な上、遊びは得意なのだ

しかも、今の横島の力があれば、ストライクが取れて当たり前だった…

「横島さん上手いですね~ 私は全然ダメです。 力加減がイマイチわからなくて…」

上手く出来ない刹那は苦笑いして投げ終えていた…

「投げ方と力加減を覚えれば大丈夫だよ。 ちょっと待ってな」横島は刹那の番になったら、一緒に前に出ていった


そして投げ方を見せて、刹那の体に合わせて投げ方を手取り足取り教えた


刹那はボーリングのやり方よりも…

横島が間近に居る中、腕を触れられていたことに顔が赤かった……


横島が教えた通り投げると…


刹那はすぐに上達した…

「おー! 上手い、上手い… やっぱり飲み込みが早いな~」

横島は刹那があまりに早く上達したのに驚いていた

「横島さんのおかげです。」

刹那は嬉しそうに笑った


横島は出会った頃に比べて、笑顔が増えて柔らかさが出てきた、刹那を見て嬉しく思って見ていた…



横島はその調子で木乃香や夕映にも、ボーリングを指導していた


木乃香は以外に運動神経がよく、刹那ほどではないが…

上手く投げれるようになっていた

夕映は力が無いため、つらいが…

それでも上達していた…


結果は…

横島が300

刹那が224

木乃香が148

夕映が96

明日菜が183

だった…


横島に優しく指導されて、夢見心地で顔が赤い刹那、木乃香、夕映に

苦笑いしている明日菜

そして何も気が付かないで

普通に笑顔な横島はかなり目立っていた…



「強烈なラブ臭が!!」

近くにいたハルナが騒いでいたが…

横島達には聞こえなかった


一方そんな横島達を見ていたあやか達は…


「あの人達は、人前であんなに甘い空間を作るなんて…」

あやかは自分もネギと一緒に…

と考えて羨ましそうに見ていた

「私もネギ先生と…」

のどかは想像しただけで顔が赤かった


「あ~!! いいな~ 私あっちに行けば良かったかな? うーん、ネギ君と横島先生… どっちもいいな~」

まき絵の頭の中では、横島とネギがまき絵の隣にいて、まき絵はどちらを選べばいいかで迷っていた…


そんな中

ネギをかけてあやかが古に勝負を挑む

そして巻き込まれる形で、のどかとまき絵も参加することになった…


そして、古やあやか達は必死にボーリングをしていた


いつの間にか

クラスメートの注目が、横島達からあやか達に移っていた


中には食券を賭けている人もいた


それに気が付いた横島達も面白そうに見ていた


「相変わらずネギはモテモテだな~ 美形は得だよな~」


横島は少し羨ましそうに言った

その瞬間…

周りの冷たい目線が横島に集まる


ビックリした横島は困ったように周りを見た

「俺なんかまずいこと言ったか?」

横島は本当にわからない顔で首を傾げていた


「横島さん… 本気で言ってるの?」

周りは呆れた視線を向ける中

明日菜が聞いた

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