次の日

その日横島は久しぶりに

木乃香、刹那、明日菜、ネギと登校していた


すると途中で人だかりが出来ていた…

「あれ…？ あれは…」

ネギが止まったので、みんな止まって見たら…

人だかりの中に古が立っていた


古の周りには体育会系やら格闘系の人が集まって囲んでいた

「た… た… 大変！？ くーふぇさんが悪そうな人達にかこまれて…！？」

ネギはバタバタと暴れている


「大丈夫だろ～ 古ちゃんの実力ならな… そうだろ、楓ちゃん？」


横島は後ろをチラッと見て話した

「そうでごさるよ。 あれはいつものことでごさる。 しかし… 横島殿はよく拙者に気が付いていたでござるな～」

楓はいきなり現れて話した

横島に見つかって少し残念そうだ


「うわっ… 楓さん！？ いつの間に！！」

ネギは驚いて楓を見た

「ネギ～ 修行がたらんな…」

横島は驚いてるネギにダメだしをした


「せっちゃんは気がついてたん？」

木乃香は刹那を見た

「私もギリギリまでわかりませんでしたよ。 この人だかりの中で楓さんを見分けるのは難しいかと…」

刹那は少し困ったように話した

「刹那ちゃんには今度コツを教えるよ。」

横島はそんな刹那に優しく話した

「ありがとうございます」

刹那は嬉しそうに答えた

「刹那さんばかりズルいです…」

ネギは羨ましそうに言った

「拙者もぜひ教えて欲しいでござる」

楓もネギに便乗した

「アハハ… ネギは試験に受かったらな… 楓ちゃんは必要無いだろ？」


横島が苦笑いして話すとネギは残念そうにして、楓は意味ありげに横島を見ていた



「今日こそ勝たせてもらうぞ 中武研部長 古！！」

誰かが叫ぶと

周りの格闘系の人達が一斉に古に襲いかかる…


バキ、ドカ、ズガ……


古は中国拳法で次々に周りの人達をあしらっていく…


ネギ、明日菜、木乃香は、ぽかーんと見つめていた


「古は学園の格闘大会で優勝してるからな ああして毎日挑戦者が後を絶たないでござるよ」


楓は古が戦ってる間に横島やネギ達に説明していった


「やっぱり、かなりの実力だな… 才能もあるし、よく修行してる。　弱点は力の使い方をあまり知らないくらいだな～　まあ、一般人だしな…」

横島は感心したように呟いた


「そうですね。 一般人では最強の部類かもしれません。」

刹那も感心していた


「ほほ～、横島殿はやはりかなりの実力があるようでござるな… ぜひ一度手合わせを…」

楓は横島と戦ってみたいようだ


「アハハ… 俺はたいしたことないって…」

横島は笑ってごまかした


そしてわずか数分後…

「弱いアルネ もっと強い奴はいないアルか？」


古の完全勝利だった


「お ネギ坊主 ニーハオ！」

古はネギ達に気がついて歩いてきた

「おはようございます くーふぇさん」

ネギは挨拶するが……


「まだじゃあ古部長！！」


一昔前の不良のような姿をした人が、ネギの後ろから古を狙って殴りかかった！

「うひゃあ！？」

ネギは驚いて動けない

「ネギ君あぶなー！？」

木乃香が叫ぶ！


横島や楓や刹那は、古が気づいてるのがわかるため慌てなかった


古はするりとネギを寄せると敵に攻撃する…


「パオチユアン！！」


古は一撃で片づけていた


「だ 大丈夫 だたアルか？ ネギ坊主」

古は少し驚いてネギの頭を撫でながら話した

ネギは古の見頃な体術に驚いてみていた…


「強いですね くーふぇさん」

「ンニャハハ 楓や真名にはかなわんアルよ」

ネギは尊敬の眼差しで古に話してた

「私の得意は形意拳に八卦掌アル 後はミーハーで八極拳と心意六合拳をちょっとネ」

古は少し照れながら説明した


「へー 中国拳法もいろいろあるんですね」

ネギは少し考えながら話していた