その一

だがネギとアスナは関西呪術協会に行かなければならない

途中で二人で抜けなければ…

ネギはそう考えて抜けるタイミングを探していた


一行はプリクラを撮りにゲームセンターに来ていた


みんな何回もプリクラを撮っていた

横島は木乃香や刹那やエヴァや茶々丸や夕映と1対1で撮ったり何人かで撮ったりして何回もプリクラを撮っていた


途中でハルナがネギとのどかをくっつけようといろいろ画策しているみたいだった

そんな中ハルナは横島達を見て呟いた

「横島先生も人気者ね~ ネギ君に負けてないわ」

隣にいたのどかはそんなハルナの話を聞いて笑顔で見ていた

「横島先生も不思議な魅力があるからね… あの優しい笑顔にみんな惹かれてるんだよ」

意外にのどかは横島達をよくみていたようだった

「のどかがそんなこと言うなんて珍しいわね~ ネギ君の次は横島先生狙う!?」

「もう~ハルナ! からかわないでよ… 私はネギ先生の方が……」

ハルナのからかうような突っ込みに、のどかは顔を赤くして否定していた

「どうかしたのですか?」

プリクラを撮り終えた夕映が不思議そうな顔で来た

「う ううん。 なんでもないわ! あっちでゲームしよ! 関西限定のレアカードゲットしないと」

ハルナは話を誤魔化して夕映とのどかを連れてゲームに行く


一方
横島は木乃香達を連れてUFOキャッチャーに来ていた


「なんか欲しいのあれば取ってやるぞ!」

「本当に!? ウチはあれが欲しいな~」

「横島さん、私はも欲しいです」

「横島! 私にも一つとってくれ」

「横島先生 私にもお願いします」


結局横島は
木乃香、刹那、エヴァ、茶々丸に一つずつぬいぐるみを取ってあげた


「横島さんって器用やな~」

「本当ですね」

素直に感心する木乃香と刹那

「なんて言うか意外だな… 遊びも得意だとは…」

「……」

エヴァは普段の横島の異常な力を知るだけに、人間らしい遊びが得意な横島が不思議だった


「昔はゲーセンによく行ったんだ。 UFOキャッチャーは得意なんだよ」


横島がエヴァに説明して
横島達は他のメンバを探しにいった


ネギはハルナ達とカードを使うゲームをしていた

ネギの隣には学生服を着た男の子が同じゲームで対戦していた


横島はふと止まり、木乃香達がネギ達に近寄るのを止める

木乃香と刹那が不思議な顔をする中

エヴァは横島に近づきそっと話しかけてきた

「横島気がついたみたいだな…」

「ああ、奴は人間じゃないな。 人浪かなんかのハーフか?」

「おそらくは狗族だな」

その話を聞いて驚いたのが刹那だった
自分は気がつかなかったのだから…

そんな時、隣の木乃香が刹那に聞いた

「せっちゃん、狗族って何なん?」

「狗族は狐や狼の変化、つまり妖怪のことですよ。」

刹那が木乃香に説明する

「横島さん、敵でしょうか…?」

刹那が横島に話しかけた

「多分な… 別に殺気もないし、今狙っては居ないが…」

「偶然にしては出来過ぎだ。 坊やの隣にいるなら狙いは親書か」

横島が話してエヴァが続けて予想した


「とりあえず卷族で監視するか…」

横島は蜂と蝶の卷族を一匹ずつ出した
卷族は静かに飛び立ち
学生服の男の子を遠くから監視はじめた

「お前の卷族は便利だな…」

エヴァが関心したように話した

「エヴァちゃんもコウモリで同じこと出来るだろ?」

「ああ、だが街中ではコウモリは目立つからな…」


エヴァの話に横島は苦笑いしていた


「刹那ちゃん、ネギに式神をつけてやってよ 卷族はこちらから話せないからさ」

「わかりました。」

横島が話すと刹那は式神をネギの近くに放つ


そんなことをしている間に学生服の男の子はゲームを終えて店から出ていった

横島は店内に敵が居ないのを確認してネギ達の元に行った

ネギがゲームを終えてハルナや夕映がゲームを始めた

木乃香や刹那がそれを見ていた

ネギとアスナは今のうちに別行動をとることなしたようだった

「横島先生、木乃香さんをお願いします。 僕は親書を届けて来ます」

ネギは横島にそっと話した

「ネギ、さっきお前がゲームで対戦していた学生服の男の子は妖怪のハーフだろう…。 おそらく敵だ。 多分途中で妨害があるだろう。 気をつけて行け」
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